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商品説明
文字とヴィジュアルの面からピアニスト・エヴァンスの魅力にスポットライトを当てる。エヴァンス・ディスコでは初の試みのフルカラーのジャケット写真を収録。豊富なデータとして資料性に優れた1冊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
杉田 宏樹
- 略歴
- 〈杉田宏樹〉1960年東京生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。音楽評論家。『スイング・ジャーナル』誌ディスク・レビューアー、ジャズ・ディスク大賞選考委員。
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紙の本
世界初!オール・フルカラーの全ディスコグラフィー集!
2003/01/21 15:35
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投稿者:安原顕 - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰も聴いていないPCM放送のジャズ番組『ギンギン・ニューディスク』の相方は中条省平、村井康司、杉田宏樹の三人である。六週に一度、三人各人とスタジオに四時間籠り、ジャズのCDをかけながらランダム・トークを楽しんでいる。他の二人には渾名はないが杉田宏樹には「ジャズ博士」と付けた。何でも知っているからだ。その一端を垣間見せたのが、世界でも唯一の労作『ヨーロッパのJAZZレーベル』(河出書房新社・二千円)である。彼はまたLP、CDのコレクターでもあり、自宅を見せてもらったことがあるが、それらのレコードは楽器別、アーティスト順に、きちんと並べられていた。几帳面な性格なのだ。その彼がビル・エヴァンスの「ディスコグラフィー」を出した。本書の最大の特色は世界でも初、ジャケット写真が「フル・カラー」ということだ。日本語解説の「英語版」を出せば、おそらく世界中のファンに読まれるだろう。以下に端折って、杉田宏樹の「コメント」を幾つか紹介しておくと——、ビル・エヴァンスのレコード中、最も人気の高い『ワルツ・フォー・デビー』については、「この日、エヴァンス・トリオは5セットの演奏を行なった。それらの中から6曲を厳選したレコード(オリジナルLPには『ポーギー』と、別テイクの3曲は入っていない)である。本作が愛されるもう一つの理由は、〈ライヴ〉の生々しい雰囲気がよく録られていることだろう」。『ポートレイト・イン・ジャズ』は、「紆余曲折を経たエヴァンスは59年秋、新しいトリオを結成した。初リーダー作以来、親密な関係にあったモチアンと新鋭ベーシスト、スコット・ラファロとの、後に『オリジナル・トリオ』と名づけられるベスト・メンバーである。『枯葉』から、これほど辛口のサウンドを生み出したジャズメンは、このトリオだけだろう」。ビデオやDVDの紹介もある。『イン・ヨーロッパ』は「エヴァンスの公式ビデオ作品が発売される以前の、91年制作のコレクターズ・アイテム。全8曲中、66年10月の6曲は、、正規作『枯葉』で無事登場。64年8月ストックホルムでの映像は、エヴァンス・トリオ初の欧州楽旅の模様。69年11月、コペンハーゲンでのライヴは北欧ツアー中のシューティングで、これら2曲は、『エミリー』(94年)(ムーン・レコーズ)でもディスク化されている」。