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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.12
- 出版社: パロル舎
- サイズ:20cm/1冊
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89419-266-7
紙の本
そして僕は天使になった (Yoshikazu Ikeya’s fantasy)
著者 池谷 剛一 (文・画)
ある日僕はあたりまえのように死んでしまった。あの「犬」じゃなくなった僕はこれからどこへ行けばいいのだろう。街をさまよった末に辿り着いたのは…。感動のファンタジー。光琳社出...
そして僕は天使になった (Yoshikazu Ikeya’s fantasy)
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商品説明
ある日僕はあたりまえのように死んでしまった。あの「犬」じゃなくなった僕はこれからどこへ行けばいいのだろう。街をさまよった末に辿り着いたのは…。感動のファンタジー。光琳社出版1999年刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
池谷 剛一
- 略歴
- 〈池谷剛一〉1969年東京都生まれ。多摩美術大学美術学部絵画科卒業。各地で個展を行う。絵本に「椅子」などがある。
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紙の本
静かな感動を与えてくれる絵本
2005/03/25 07:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日あたりまえのように死んでしまった僕。もう「犬」じゃなくなった僕はどこへ行けばいいのだろう? 街をさ迷いながら、かつて犬だった”僕”がやがて天使になるまでのお話。新進画家、池谷剛一氏の絵本です。
タイトルと表紙の絵に惹かれて手に取りました。ざらざら感のある真っ白な表紙に、小さめに描かれた犬のような人間のような人物の絵。行儀よく両手を膝の上に乗せベンチにそっと腰掛け、目を閉じた横顔はなんだかとても淋しそうで、なぜか家に連れて帰ってあげたくなるような気持ちにさせられました。お話がというよりも、まとっている雰囲気が好きです。しんしんと音も無く降り積もる雪を、一人窓辺でじっと見つめている時の感じに似ているでしょうか。不思議な余韻が残ります。静かな感動を与えてくれる大人向けの絵本です。
作者が画家なだけに、絵にとても力があります。複数の画材を用いてると思われる一見マットな感じの絵ですが、透明感もあり、ページごとに微妙に違う雰囲気を見せてくれます。見る人によって与える印象を変えるような、ひとことで言うなら不思議な技法の絵です。
続編に当たる『そして僕も天使になった』とあわせて読むことをお薦めしたいです。きっと感動もひとしおです。本書では犬が主人公ですが、『そして僕も〜』の方はその犬の飼い主さんが主人公になっています。
親しい人へのプレゼントとして2冊一緒に贈るのも素敵だと思います。