攻殻機動隊 ２ （ＫＣデラックス）

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投稿者：una　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　まず、絵が。画集レベルのクオリティで全編です。ちょっと圧倒されますね。さらっと読んじゃダメだなあ、と緊張させられます。

　ストーリーも、もちろんものすごいスピードで展開するので全然さらっと読めません。行間、じゃないやコマ間を読まないとダメです。そのうえ１巻に比べて注釈が少ないんですよ。「おまえこのくらい知っとけ」という著者の要求が聞こえそう。

　読むときに必要な知識は…そですね、格技、コンピュータ、バイオ、ナノテク、ミリタリ、脳生理学、その他たくさん。

　購入後のお得感、という点では何度も読み返さないといけない（じゃないとよくわかんない）のでお得といえますが、内容は万人向けではないです。あるいは絵がものすごいのでそれをとりあえず鑑賞、というのもありでしょうか。

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投稿者：花梨　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　アニメも好評だった「攻殻機動隊」の続編です。と言っても攻殻機動隊は出ません。前作のヒロイン草薙素子がまったく異なる形で登場します。雑誌連載時から大幅に加筆訂正がなされていて、お話もまるで違っています。ほとんどがカラーページというのにも驚きました。内容ははっきり言って難しいです。理解できる人、尊敬します。

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投稿者：fuyuki　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　ｂｋ１で発注したのだけど、書店でみかけてガマンできずに買ってしまいまいた。

　１と比べた場合、一言で言えば「ガッカリ」です。どのへんががっかりかといえば、あまりにも「電脳」よりの話が多すぎてバランスが悪くなってしまっているのです。１は「身体」と「電脳」のバランスが拮抗しておりそれが物語に厚みを与えていたと思うのですが。

　２は話が終始「電脳」空間ですすんでゆくために、意識するとしないにかかわらず、「夢おち」風になっているように思います。現実感がない物語展開になってしまったのが残念。

　カラーの量が多い割に価格設定が安くて、そこはお買い得です、ただオマケのマウスパッドはいらないと思いました。

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投稿者：かんけつ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

紙の本も持っているのだが、だいぶ前に買って読んで以来しまいっぱなしだったので内容はかなり忘れていた。なぜか覚えていたのが霊能局審霊官なる怪しげな役職の環の存在。草薙素子のコピーというか変異体というと、ＴＶアニメ版とか映画版もそうかもしれないな。
老眼も進んだせいか、２７インチモニタで読むとかなり読みやすい。欄外の書き込みのリンクもついて多少読者に親切になったかな。

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投稿者：はなぶさ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　完全に独自の世界観を創ってしまっている。そしてその世界観の緻密さと、難解さは読者を突き放しそうな勢いである。ここまでくると、世界観、絵柄ともにそれほど私の好みではないマンガだが脱帽してしまう。

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投稿者：ムギ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　待ちに待った続編なので、今食い入るように読んでいます。人物から背景にいたるまでのち密な描き込みは、やはりというかさすがというか。ストーリーも素子が義体をとっかえひっかえ、バリバリの情報（ハッキング？）戦を展開してくれます。この時の電脳空間の表現が素晴らしい。デジタルなんだけど、すごくアナログ的で。
　ページ下に展開される注釈文も、士郎作品の楽しみのひとつです。

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投稿者：yui　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　以前の巧殻機動隊と比べると、毛色が変わったと見受けられます。作者自身も題名を『巧殻起動体』にしようとしたぐらいですから、この変化はうなずけるものがあります。

　絵柄ですが、CGを多用しています。その分、情報量が多くなっており、読み応えは十分ではないかと思います。「フチコマ」が出てないのが残念ですね。

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投稿者：さば　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

禅だ。
とおもいましたね。
外人受けはめちゃいいんだろうな

１０年待たせて
これかと思うこともありますが

でただけでも万歳
次もまた十年と思うと気が重いですけど

とりあえず絵はきれいですね
また、映画化して
これに描かれてない部分を
穴埋めしてほしいですけど

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投稿者：tatata　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　相変わらずの絵の美しさと緻密さに、ため息。見てきた様な世界観も健在で、嬉しかったです。10年かかっても、仕方ないかも。まだ、1回しか読んでないので、20%ぐらいしか理解してません(つか、100%理解できる日なんてくるのか？）。まあ、1巻同様何度も読んで楽しめるから、それもまた幸せ。
　望遠鏡で遥かかなたの未来をチラと見たような、高速でクールで儚い世界の1シーンを感じました。ああ、時間はどこに流れて行くのか…。また、ため息（余談ですが、フチコマちゃんもラブリーでしたが、今回のお助けAI達も可愛いですにゃ）。

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投稿者：羅美唖　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

未来とはどうなるのか。流れるようなデザインの車が宙を舞い、歩道は全自動、ロボットがあちらこちらで人間の為に働いており、レーザービームがビュンビュン飛び交う世界。
若干の偏見があったが、多くの大人たちが子どもの頃に描いていた夢のような世界とはこのようなものだったのではなかろうか。

しかし今は２１世紀。昔、夢に描いていた世界には微塵も届かない。『２１世紀になったらもう少しかっこいい世の中になるのでは』などと言う甘い世界は無残にも打破されてしまっている。
明るみになっていく政府や警察の不正、アナーキスト（無政府主義者）によるテロ、若年化傾向の青少年の犯罪、国家のいがみ合いによる戦争。
日の当たらない影の部分を見ると、こんなにも汚れている。すこしもかっこよくないではないか。

無論、日の光のあたる場所、表面側の発展も目まぐるしい。
携帯電話の普及、ネットの拡大、医療技術の進歩、等と例を挙げたらきりがないぐらいに数多くのものを生み出してきた。
だが、これらの技術は大人たちの描いていた未来予想図には、あまり繋がってはいない。現実に造られているものと空想の産物は、あまりにも似て否になるものばかりである。これは未来の描き方を間違えてきたからではないだろうか。

そうゆうことを考えさせられるのがこの『攻殻機動隊』。士郎正宗氏によって描かれる情報がすべてを握る２０３０年の世界。これは、行き過ぎた夢を描くのではなく現実的に未来を考えろ、と言っているようでやまない。この作品に出会ったことで、現実の厳しさを痛切に思い知らされた。そんな作品だ。是非とも前の１巻と共に読んでみて、夢の描き方を考え直してはいかがだろうか。

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投稿者：anp　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

うん、私には難しかったよ。
ところどころわかんないけど、最後の落ちがとくにわからない。
一巻目でやめてても問題ないと思われる。
世界観を味わいたいなら買うべきですが。
映像作品から入ってきた人は受け付けないかもしれない。

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投稿者：AQUA　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　凄い。圧巻。まず１巻と違うのはカラーが大幅に増えていること。半分以上カラーで1500円は安い！（カラーページの）背景がCGで描かれていること。
　そして内容。ハッキング合戦が主。と言ってもコンピューターの前でカチャカチャキーボードを叩く絵は無い。電脳空間そのものを舞台にしている。
　CGを駆使したそのイメージは見なければ分からない。世界でも電脳空間をここまで完璧に視覚化した作品は（映画でも）無いのではないだろうか？
　もはや電脳絵巻と言っていい内容。必見。