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紙の本
日が暮れても恋してる (花丸ノベルズ)
著者 京橋 ナルミ (著)
幼い頃に自分と母親を捨てた父が亡くなったが、父を憎み遺産を相続する気になれない吉永朝。再三の誘いに負け、生前の父が世話になっていた高久家へ赴くが、朝に好意を示す高久家の長...
日が暮れても恋してる (花丸ノベルズ)
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商品説明
幼い頃に自分と母親を捨てた父が亡くなったが、父を憎み遺産を相続する気になれない吉永朝。再三の誘いに負け、生前の父が世話になっていた高久家へ赴くが、朝に好意を示す高久家の長男千穂の気持ちを素直に受け取れずに…。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
それぞれの、愛する人への物語
2003/03/12 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ceylon - この投稿者のレビュー一覧を見る
主題は自分探しならぬ「父親探し」。ミステリーではありませんが、ミステリアスな部分が。
このお話の登場人物たちは、何かしら心に「闇」を持っています。主人公・朝をはじめ、みんながそれぞれその「闇」に立ち向かっています。
そしていつも前向けに受けとめられることはない。迷ったり、悩んだり、落ち込んだりするのです。そしてその弱さが、とてもとてもいとしいのです。
読み終えて、読み手が「ああよかった」と思うのか、心の片隅にポツンと「傷」を感じるのかは解釈の分かれそうなところ。朝はすべてが解決しても、きっと過去の自分という事実と一生向き合うのだと思います。
そして朝は思うのです。自分の隣にいる、千穂こそが「光」だと——。
誰かの灯になれるってすごい。自分を希望の光だと言ってくれる「その人」のために、せめて朝とともに涙を贈りたい。
紙の本
「父親」の謎解きと恋愛
2003/02/17 13:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shana - この投稿者のレビュー一覧を見る
父親を憎むことで生きてきた朝と、父親と生前仲の良かったらしい千穂とのほのぼのとしたラブストーリー。
父親はどんな人だったか調べていくうちにだんだんいろいろな事が判明してきて、更に、いろいろな事実も判明してくる。
そして最後には、思いも寄らない真実が明らかとなります。
父親を憎む朝がだんだん、「父親」とはどんな人だったかを知って、父親への思いが変化していく。
それを時に導き、時に支える千穂。
全編にほんわかした空気が流れています。
主人公の周りの人々も主人公によい影響をうけて、少しずつ変わっていったりします。
ほのぼのとした話がお好きな人にお勧めします。