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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.3
- 出版社: 新風舎
- サイズ:12×16cm/1冊
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7974-2503-2
紙の本
あかちゃんとわたし
著者 今村 よしこ (著)
あかちゃんができて、生れた子どもを優しく見つめる気持ちをそのまま表現した、心がほっとするような絵本。生れたときは、あかちゃんを中心に宇宙が回るのです。【「TRC MARC...
あかちゃんとわたし
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商品説明
あかちゃんができて、生れた子どもを優しく見つめる気持ちをそのまま表現した、心がほっとするような絵本。生れたときは、あかちゃんを中心に宇宙が回るのです。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
みんなみんな あかちゃんだった。
2010/02/12 23:54
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蒼空猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
手のひらにのるような ちっちゃな ちっちゃな絵本。
日記のようなつぶやきのような文章。
線だけの簡単なイラストのなかにある豊かな表情。
この本には あかちゃんが生まれたときの最初の純粋な愛や喜びやうれしさが綴られている。
あかちゃんがする小さな仕草ひとつひとつが愛しかったあのころ。小さくて小さくてこわごわ抱いて、くすぐったいような気持ちでおっぱいをあげていたあのころ。泣き止んでくれなくて途方にくれ、ようやく逢えた嬉しさにふいに涙が溢れたあのころ。
あかちゃんが「いる」ことは何よりも強さを与えてくれた。あかちゃんが「いる」輝石(きせき)に感謝した。
あかちゃんと多くの「はじめて」を共有する喜びは大きかった。
あかちゃんはほんの一年で小さな子どもになってしまった。初めてたっちしたときの喜びと、ほんの少しの寂しさはこれからもカタチを変えてであうのだろう。最後のページにこう綴られている。
「気がつくと
さよなら おっぱい
さよなら おしめ
あかちゃんの匂いが
消えてゆく」
あかちゃんの匂い、あの甘酸っぱいミルクのような優しい匂いがしなくなってしまったのはいつからだろう。
私もあの匂いが大好きだった。もし、匂いを残すことが出来たなら・・・やんちゃになりイタズラをしてイライラしている今の私に嗅がせるのにな、と思う。もしこの本に出会ったならそっと抱っこするように読んでほしい。
きっと 初めて抱いたときの気持ちを思い出すことが出来るだろう。