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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.3
- 出版社: 東洋経済新報社
- サイズ:20cm/319p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-492-21136-5
- 国内送料無料
紙の本
知識国家論序説 新たな政策過程のパラダイム (経済産業研究所・経済政策レビュー)
著者 野中 郁次郎 (編著),泉田 裕彦 (編著),永田 晃也 (編著)
知識経営ないしナレッジ・マネジメントの理論と方法が国家的な問題解決にも大きく貢献しうるとの観点に立って行った、21世紀型の政策形成のあり方および国家像についての共同研究の...
知識国家論序説 新たな政策過程のパラダイム (経済産業研究所・経済政策レビュー)
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商品説明
知識経営ないしナレッジ・マネジメントの理論と方法が国家的な問題解決にも大きく貢献しうるとの観点に立って行った、21世紀型の政策形成のあり方および国家像についての共同研究の成果をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
知識国家の構想 | 野中郁次郎 著 | 1-44 |
---|---|---|
政府の機能と情報化による知識創造の場の拡大 | 泉田裕彦 著 | 45-72 |
匿名掲示板の動向 | 渋川修一 著 | 73-96 |
著者紹介
野中 郁次郎
- 略歴
- 〈野中〉一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授、経済産業研究所ファカルティフェロー。
〈泉田〉経済産業研究所コンサルティングフェロー、国土交通省貨物流通システム高度化推進調整官。
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紙の本
新たな政策過程論
2003/04/25 23:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:照葉樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで経営学の分野で高い評価を得ていた「知識創造理論」であるが、これを政治、政策過程の領域に展開した新しい試みである。政策を知識として捉えるところに新鮮さと本質的な議論がある。その理論展開の根底には哲学的背景として認識論・現象学・弁証法などが取り入れられており、浅薄な政策形成過程の議論とは全く異質のものである。したがって、ここに日本政治の新たなビジョンを見出す可能性を秘めている。序論をさらに発展させた、本論に期待したい。
紙の本
政策研究における野心的試み
2003/08/13 15:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トミーとマツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、政策研究における非常に野心的試みである。
本書は、政策を、経営同様、「知識」で捕らえなおすという。この点が野心的試みなのである。なぜならば、我々が当然としてきた公的セクターと私的セクターという対立概念も、「知識」という断面では同じ様相ということになれば、両者の対立概念は所与のものではなくなるからである。
これまでにも、私企業の経営手法を公共セクターへ導入する研究は進められてきたし、現実の世界でも様々に試みられている。しかし、あくまでこれらは、「私」と「公」を対置させ、「私」の手法を「公」に使ってみる、ということに過ぎない。この点で本書は、「私」と「公」と対置する従来の政策研究とは大きく一線を画する。
題にあるいように本書は「序説」に過ぎないが、新しい試みの一里塚としては大きな仕事になっている。単なる野心的試みなのか革命的仮説であるかは歴史の判断を待つしかないが、10年後の政策研究でも、本書は間違いなく存在し続けるであろう。その意味で、少し値は張るが、決して高くない。具体的事例・政策を盛り込んだ次ぎの「本論」に大いに期待する。