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紙の本
アドバンス・オブ・Z〜ティターンズの旗のもとに〜 Vol.1 『機動戦士Zガンダム』の世界よりスピンオフしたオリジナルストーリー総集編 (電撃ムックシリーズ 電撃ホビーマガジンスペシャル)
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紙の本
ミッシングリンクのひとつ
2004/10/19 23:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:be-were - この投稿者のレビュー一覧を見る
UC0083に起きたデラーズ紛争はジオンの脅威を認識させ、地球連邦軍内に新たに精鋭部隊ティターンズが結成された。
憧れのティターンズへの入隊が許可されたエリアルド・ハンターは、ブラックオター小隊の仲間達とともにジオン残党との戦いに身を投じる。UC0085年7月、30バンチでの作戦行動に従事していた小隊は奇妙な光景を目撃する——。
さて、本書は『電撃ホビーマガジン』の連載を一つの別冊にまとめたものである。模型誌での連載という事になると、毎回立体となるメカを出さなければならない反面、ページ数が限られているために、魅力的な新メカを掘り下げが浅いまま使い捨てにしてしまったりと掲載メディアに由来する弱点がないわけではない。
本作もまた毎回のように新メカが登場するが、その裏付けがご都合主義ではなく、ハードなリアリズムに根差しており、連続したストーリーも楽しめる。EPISODE2,0では早くも主役ガンダム『ヘイズル』がフルアーマーモードにもかかわらず被弾し、一時とはいえ戦線を離れる事を余儀なくされている。毎回新メカが登場するのは、単にご都合主義からではなく、激しい戦闘が行われる『前線』だからであり、損耗したり、新しいミッションに対応するために新しい装備や機体が必要なのである。『伝説のガンダム』と呼ばれる主役機も例外ではないのだ。
イラストやメカデザインはこの当時、オフィシャルなガンダムにはコミットしていない藤岡建機氏である。『0083』と『Z』のミッシングリンクをつなぐMSたちの堅実なデザインと設定がなされている。遠慮なくMSを機械としてアプローチしている本作だが、登場するメカに華がないかといえばそうではない。独特な光沢や、カメラセンサーの発光を描き込んだイラストはバーチャロイドのような新しいMSの表現であるし、今までにないマーキング、色分けなども魅力だ。ガンダムファンやモデラーならばぜひ一度手にとって欲しい本である。