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紙の本
精神分析における未構成の経験 解離から想像力へ
著者 D.B.スターン (著),一丸 藤太郎 (監訳),小松 貴弘 (監訳)
患者自身が意味付けられないぼんやりした体験を、患者と分析者が意味あるものに創造していく、患者理解と療法に関する理論書。転移−逆転移関係、解釈、抵抗といった現象について、臨...
精神分析における未構成の経験 解離から想像力へ
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商品説明
患者自身が意味付けられないぼんやりした体験を、患者と分析者が意味あるものに創造していく、患者理解と療法に関する理論書。転移−逆転移関係、解釈、抵抗といった現象について、臨床的に新しく有益な見方を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
D.B.スターン
- 略歴
- 〈スターン〉1949年オレゴン州ポートランド生まれ。ホワイト精神分析研究所の教育分析家。
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内容紹介
2003/06/27 19:29
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投稿者:誠信書房 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「未構成の経験」という概念は「それについてまだはっきりと考えたことのない経験」をさしている。本書は、対人関係学派の最先端に立つ著者が、解釈学を背景に、無意識を未構成の経験という視点から読み解きなおすこととで、転移-逆転移関係、解釈、抵抗といった現象について臨床的に新しく有益な見方を提示する刺激的な書である。
【目次】
第1部 構成された経験と未構成の経験
1 差し出されたものと作り上げたもの —構築主義の考え方—
2 未構成の経験 —序論—
3 慣れ親しんだ混沌 —防衛としての未構成の経験—
4 創造の源となる無秩序と自然に生じてくる知覚 —可能性としての未構成の経験—
第2部 自己欺瞞についての再検討 —解離の理論のために—
5 想像と創造的な語り —解離と構成についての考察—
6 詳細に思い浮かべないこと —強い意味での解離—
7 物語の硬直性 —弱い意味での解離—
8 私的な自己の問題 —未構成の経験と対人関係の場と多重性—
第3部 分析家の仕事における未構成の経験
9 解釈と主観性 —抵抗の現象学—
10 患者に関する分析家の未構成の経験
11 ガダマーの解釈学 —場に組み込まれている分析家のための哲学—
12 思いがけないものに寄り添うこと —臨床実践において自然に生じてくる知恵—
【著者】
Donnel B.Stern ホワイト精神分析研究所教育分析家。ニューヨークで開業中。
【監訳者】
いちまるとうたろう 神戸松蔭女子学院大学文学部心理学科教授
こまつたかひろ 大分大学教育福祉科学部助教授