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商品説明
作家花村の実にいい加減なアドバイスを守って旅に出た僕。北へ南へ、さあ明日はどこへ。一人旅にも慣れて楽しむ僕が見つけたものは…。「神宿る風景」を素描し「私小説」を擬態した短編集。『小説すばる』掲載作を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
虹列車 | 7-52 | |
---|---|---|
金城米子さん | 53-92 | |
癈鶏の | 93-146 |
著者紹介
花村 萬月
- 略歴
- 〈花村万月〉1955年東京生まれ。89年「ゴッド・ブレイス物語」で小説すばる新人賞を受賞、作家デビュー。「皆月」で吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で芥川賞を受賞。
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紙の本
私小説より面白い「私小説」
2003/10/10 12:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:毛少子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この短編集は、いわゆる私小説の形を取っているが、実は作者の創作なのだという。しかし、読んでみると、まるで作者の体験そのもののように、読者を引き込むパワーを持っている。
それはたぶん、丹念な取材と、そしてやはり作者の才能によるものだろう。
文章にも工夫が凝らされ、ぐいぐい引きずり込まれるようなパワーを持っている。
読んだ本はできるだけ処分する主義だが、この本は、書棚に大事にしまっておこうと思う。私小説の形を取った創作に、みごとに「だまされ」、はまりこんでしまった感じだ。
花村萬月の他の作品も、読んでみたくなる。