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自分もうまく即断できないので、参考になりました。「先送り」が主流の時代なので、いいカンフル剤になりますね。
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現代の若者を鋭くついた一冊。
でも決められない私自身としては、コレ読んでも、変われる気はしなかったな。
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若者がなぜ「決められないか」という疑問に直接答えるというよりも、働くということに関して様々な面から検討した本という面が強い。様々な面というのも、明治の文豪の小説や戦後の世相、著者自身の体験やフリーターにインタビューした結果までが収められているので、一貫して論理を積み上げていくタイプの展開ではない。そのため、読み終わってからタイトルに立ち戻ると、果たしてこのタイトルの答えは何だったのだろう、と思うことになるかもしれない。
しかし文豪の小説を使った働くことについての考察はなかなかユニーク。経済学者でも社会学者でも官庁の人間でもない視点から捉えた若者論、仕事論は、専門家の議論とは違った身近さを持っており取っ付きやすいと思う。
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フリーターという存在の、歴史や心理を分析する。結婚し、子どもを育てることを考えると、その後成長を支えるために何歳まで働かなくてはならないのか…という話は、現実的。
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これは私にとって目から鱗の理論がてんこ盛りでした!!今まで漠然と感じていたことを、この著者は論理的に、説明してくれました!!素晴らしい本。
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面白いと思いました。
特にゆとり教育について述べてるトコが面白かった。
強引に結論に結びつける傾向も若干あるけど。
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最近自分が将来の職を考え始めたせいか内容がそれについてになってしまった。この書では主に「フリーター」が取り上げられている。断っておくが私は断じて「フリーター」になるつもりはない。もし将来好きな事を仕事にした場合、「収入が主観的に満足いくものにはなりにくい」「気分転換にはならない」という悩みが噴出するらしい。自省しても、塾講師のバイトがそれにあたるなと感じた。そして改めて現代日本の労働はNot労使間But既得権益、新規参入希望層に労働対立があることを確認した。これでは数十年後の日本がどうなっているか心配ではある。余談ではあるが、「ドラえもん」に出てくるのび太のライフコースが印象に残った。79年に大学受験失敗、88年に就職失敗、会社を起こすも95年に会社がつぶれて借金取りに負われる毎日。そんなのび太を救うために未来から送られたのが何を隠そうドラえもんである。
ちなみにタイトルの【若者はなぜ「きめられない」か】には具体的には答えられてない気がした(笑)
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フリーターについての本。
後半の、働くことについての記述が興味深かったです。
「労働=金儲け」「生き甲斐=自分自身の楽しみ」
ここが分離されずに論じられている、というのに納得。
生きがいとして仕事をしたい、というのはもしかしたら根本的におかしいことなのかもしれない。
「生き甲斐」と仕事が結びつけば一番いいのだけれど。
「社会的存在意義の確認」のために働くというのは、なんとなく分かる気がしました。
これは、「生き甲斐」ではなく、人のために働いていることを自覚する という意味だと思います。
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タイトルの
「なぜ決められないのか」に対する
答えを記している本ではなかった。
職業理念に関する感想というか、なんというか。
真実でもあるし、彼の意見でもある。
でも読み終わっても特に何も考えない類の新書。
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[ 内容 ]
八〇年代以降、フリーターの数は増え続け、今や就業人口のなかで無視できない存在となった。
日本の近代史をふり返れば、たとえば「高等遊民」という現象のように、「決められない若者たち」は過去にも存在した。
けれども現代のフリーターは、先進国のなかでも特殊な今日的現象である。
なぜこうした現象が生じたのだろうか?
自らも「オタク」として職業選択に際し違和感を抱いた著者が、労働(仕事)観を切り口に、「決められない」若者たちの気分を探る。
[ 目次 ]
第1章 フリーターに対する社会の困惑
第2章 フリーターは告発する
第3章 決められない若者
第4章 決めつける若者
第5章 勤労を尊敬しない伝統
第6章 一億総サラリーマン社会としての戦後
第7章 フリーターへのささやかな提言
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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ちょっと硬い内容かな?と思いつつも、自分に当てはまる部分があるんではないかと、手に取ってみた。
心の中では前から分かってはいるんだけど、自分の今置かれている状況を真剣に考え直さないといけないと思った。
最近、自分でも思うことが、冷静に書いてあった。
オビにあったように、一方的にダメだというわけでなく、かといって擁護するわけでもない。
でも、そこがとても良かったんだと思う。
“親世代の普通の生活を普通過ぎると思う一方、そんな普通の生活を手にすることがいかに大変か。。。”
ちょっとまじめに、でも読みがいがあった本。
ちなみに夏目漱石の本についてもいろいろ書いてあって、それも面白かった。漱石を読みたくもなった。
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古本屋で購入した本。「わかもの合宿」のテーマの参考資料にならんかと思って読んでみた。途中ちょっと間延びした感はあったが、著者のメッセージは伝わった。
若者はなぜ決められないのか、また決めつけるのか?興味深い一冊。
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著者の主張は全体的にすこし悲観的な印象を受けましたが、共感するところも数多くありました。
少子化や社会が衰退をすることを理由に、その人の生き方が制限されるべきではないという見方に賛成です。したがって、著者はフリーターという生き方を否定していません。その一方で、フリーターであり続けることのリスクを示し、若者が自分の希望と向き合って生きてほしいと締めくくっています。
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現在の若者、特にフリーターに焦点を絞って、
将来を決められない若者と言ったお話し。
なぜフリーターがというと、フリーターは通過点であるという認識は
共通の認識のようだからです。
フリーターが正規雇用されずにフリーでいる理由は
決められないことと。決めつけていること。
によるものである。
ちょっと前に流行った「自分探し」と言う言葉。ありましたね。
自分らしい仕事探すという意味だと思うが、
表現としてはおかしい。今存在しているのが自分であり、
自分を探すという表現自体、自分ではない、
イメージ上の他者を探していることになる。
個人的には、そもそもこの言葉自体、当時の転職ブームを
後押しするために企業が作ったキャッチーなフレーズに過ぎないと思ってる。
それなのに自分に合った仕事が見つからないと言って、決めない。
いい解釈をすれば、真剣に仕事と向き合っているとも言える。
でもそれは本当に、定職に着かないということを認識してか?
まず「好きなことを仕事にする」ということはどういうことか?
「好きなことをし続けながら収入を得られる」という発想になってないか?
端的な例は「いい音楽」と「売れる音楽」は全然違うのである。
また社会的立場や収入を考えた上か?
自営業とサラーリマンじゃ、年金、保険、退職金。全然違う。
それはカードが作れる作れないとか低レベルな問題ではない。
逆に「決めるつける」発想。
サラリーマンは会社の歯車で嫌な人間関係に我慢しながら、
居酒屋で愚痴る人生。そして休日も仕事の事を考え会社に束縛される毎日。
そして退職したら、何も残らないつまらない人間。
う~ん、それは自分次第でもあると思うだがなぁ・・・
しかも会社だっていつ辞めたっていいんだ。バイトは辞めていいというのは、
大きな間違いだ。そもそもオンリーワン的な考えが違う。
社会的な役割の上で取り換えのきかない歯車(人間)なんていない。
途中夏目漱石の文学作品の登場人物との比較が出てくるけど、
かなりだれた。何十ページも使ってたけど、3ページぐらいにまとめて欲しかった。
誰だって漠然とやりたい事や好きなことを仕事にしたいと
思ったことがあると思う。
だけどそれって、思うだけで、そうなるだろうと考えたことはない。
いや、確かに夢のない少年でしたよw
本の中でアニメのストーリーを作る人を夢見てフリーターを続け、
親に反対されて歳を取って、それを親と年のせいにしてる人がいるのね。
その人に対して歳とか親に反対されて駄目ならプロにはなれない。
ってことが書いてあって激しく同意しました。
中途半端に才能があると諦めのタイミングが難しいのは確かだけど、
その世界でやればやるほど通じない、自分が凡人だってわかるでしょ。なんでも。
まぁ自分がずば抜けて凡人だからってのがあるんだけど。
だから、やるならそれなりに覚悟でな。ということでした。
ちなみに自分みたいな優柔不断の人の為の本かと思って借りてきたんだけど(-_-;)
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結構納得した。フリーターも派遣も正社員も辛いんですね。
仕事をしなきゃいけなくなるのが怖くなりました。でもモラトリアムも怖くなりましたけど。
仕事における給料とやりがいの話が一番面白かったです。「仕事とはなにか」について考察されている本をもっと読みたいと思いました。