紙の本
自分の夢をみつけるまで
2003/10/31 12:26
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投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作リズムに比べてこちらの方がユーモアがあって私は好きだ。主人公さゆきの心に大きな割合を占めている真治が全然出てこないのもいい。大事なのはさゆきであり、さゆきの中に住む真治。それを通してさゆきがどう変わるかが大切なのだから。
真治の夢をまるで自分の夢のように大切にしてきたさゆきだが、最後に気づく。自分は自分の夢をみつけないといけないことに。そして私はさゆきがみつけたさゆき自身の夢に共感した。それでいいんだと思った。
作者は本当に等身大の女の子を書いていると思う。
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「リズム」の続編です。これ、中三とかの受験期に読んだらもっと共感できたんだろうなーって思います。特に中学生にオススメです。良い意味で「普通」な物語の中でちゃんと成長していっている登場人物達が良いです!
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リズムの続編。
さゆきも中学3年生で凛音と同じ年になってて、同じように受験で悩んでた。
その本読んだ日に、丁度お母さんから志望校変えなさい、って言われたばかりで、1文字1文字読んでるうちに涙が出てきて止まらなかった。
12月になろうとしてるのにまだ志望校すら決まってない自分にとって、ちょっとの勇気とちょっとの焦りが。
この本に出会ってよかった。って心から思える。
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透明な時代 最後のゆらめきの中で
自分の夢をさがしはじめた
かがやく女の子たちへ (帯より)
『リズム』の続編。
リズムでは13歳だったさゆきの 15歳の物語。
バンドを組んで唄う真ちゃんを自分の夢にしていたさゆきだったが、真ちゃんの挫折によって、自分までもが光を見失ってしまうのだった。
大人になるにしたがって、自分の身の程を見極め、純粋な夢を捨てていく周りの人びとを哀しく眺める15歳のさゆきの目に、自分自身が実現していく夢として現実が映りはじめる新たな春の訪れは、とてもあたたかなたくさんの人たちの想いにあふれている。
ひと回り大きくなったさゆきのこれからが愉しみである。
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成長した。でも悩みもいっぱい増えてた。高校って一番最初の岐路。夢を追いかけることって素敵だけど、夢を掴めなかったらどうなるんだろ。「現実をみろ。」なんて大人は偉そうに説教するけど、なにが現実なんだ。たぶん、大人だってわかってない。だから、目の前にあるちっちゃいかもしんない夢を大事に抱えて、毎日を生きていてもいいんじゃない。
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リズムの続きですね。前作同様、作品の中の“リズム”は崩さず、切ないような優しいようなそして酷く皮肉っているようなふしぎなほど純粋な物語でした。真ちゃんがバンドを辞め、夢を失うことにより主人公自信も光りが見えなくなる。「夢」がどれほど大事かをおもいしらされます。他人から見れば、たったそれだけの夢でも、自分から見れば全てかもしれません。見えもしないのに、すぐ反対するのは大人も子供もよくないことですね。例えばそれが真ちゃんのように外見は怖くて、中身は優しい人だったり……見えない「夢」だからこそ、真剣に向きあわなければならないのではないでしょうか?私はこの作品で、少なくても何度も悩みました。夢を持ち悩んでいる人に、夢や光りを失った人に読んでもらいたい小説。
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「リズム」の続編。新宿へ行った真ちゃん、大人びてきたテツ。ひたすら前に向かって迷わず突き進んでいるように見える二人に高校受験をひかえたさゆきは焦りを感じる。でも実は、、、
揺れる青春の感情が切なく表現されていて、やはり森さんの文章は暖かく泣かせてくれる。同年代の少年少女に読んでもらいたい。
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「自分を見失いそうになった時 自分だけのリズムを打てばいい」という真ちゃんの言葉が好き。主人公と従兄弟の真ちゃんのお話
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中3に読んだ本。切ない。勉強に集中できたら何も考えなくても良くならないかなって思った。リズムよりもこっちの方が個人的に好みです。
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夢って素敵だなあ〜と。テツが自分の夢を語るところでじーんときました。
あとがきを読んでまたじーん。夢を語る人は素敵です。
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リズムの続編。
夢を追ってたしんちゃんが現実を突きつけられたカンジとか別居とかまたまたリアルでした。
リズムのがすき。
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【透明な時代 最後のゆらめきの中で自分の夢をさがしはじめたかがやく女の子たちへ
新宿へいってしまった真ちゃん、いつのまにか大人びてきたテツ、そして高校受験をひかえ、ゆれるさゆき。3人の<リズム>のゆくえは――。
好評、『リズム』の続編。
いまから将来と進路を決めなきゃならないなんて。将来「なる」ものをずっと決めてた人が、あっさりとあきらめちゃうなんて。でも、だいじょうぶ。
あたしの夢・真ちゃんが、光の中で歌いつづけているかぎり――。と、思っていたさゆきだったが……。】
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リズム続編。好き!!!!これも何度読んだかわからない。リズムを読まなくてもリズムを読んでも読んでた。
さゆきらしい考えが好き。夢を目指してるしんちゃんもすごくかっこいいと思った。
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『リズム』の続編。相変わらず森さんのお話が好き過ぎてたまりません(笑) 読む人をあったかい気持ちにしてくれる作品です。
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「リズム」の続編。さゆきが15歳のお話。今作はさゆきの受験と真ちゃんのことが大きく揺れるさゆきの心境を、森 絵都さん独特の調子で書かれているその表現にいつも驚かされます。いつの間にか機会のように受験勉強をするさゆきが痛々しくってたまらなかったです。また涙させていただきました。森 絵都さんに完璧に惚れるきっかけになった一冊。