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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 4件
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  • カテゴリ:小学生 中学生
  • 発行年月:2003.11
  • 出版社: 小峰書店
  • サイズ:20cm/175p
  • 利用対象:小学生 中学生
  • ISBN:4-338-14409-2

紙の本

この道のむこうに (Y.A.books)

著者 フランシスコ・ヒメネス (作),千葉 茂樹 (訳)

【ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門(1998年度)】メキシコの家族が豊かに暮らすことを夢見てアメリカにやってきた。移民季節労働者の暮らしを送るパンチー...

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この道のむこうに (Y.A.books)

税込 1,540 14pt

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紙の本
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FOR YOU…中・高生に贈る文学 8巻セット

  • 税込価格:13,530123pt
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商品説明

【ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門(1998年度)】メキシコの家族が豊かに暮らすことを夢見てアメリカにやってきた。移民季節労働者の暮らしを送るパンチート少年とその家族の物語。ボストン・グローブ・ホーン・ブック賞をはじめ数々の賞を受賞した連作短編集。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

フランシスコ・ヒメネス

略歴
〈フランシスコ・ヒメネス〉1943年メキシコ生まれ。アメリカ国籍を得て、現在、サンタクララ大学で教鞭をとる。「この道のむこうに」でボストン・グローブ・ホーン・ブック賞等を受賞。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

メキシコから米国に移住し、季節ごとに職を求め転々と移動しつづけた1950年代の家族を描いた自伝物語。子どもの労働と教育について考える。

2003/12/15 23:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 子どもの本でヒメネスと聞けば、『プラテーロとわたし』でアンダルシアの牧歌的世界を描いたファン・ラモス・ヒメネスの名が思い浮かぶが、こちらのヒメネスはメキシコ生まれで、4歳のときにカリフォルニアに移民として入国した。
 本書は入国して最初の数年間の家族の過酷な暮らしの物語である。米国では続編も出ているそうだ。あとで述べるが、これは続編が出ていないとひどく途方に暮れてしまう結びである。

 移住を示すimmigrantという言葉があり、migrant circuit(ミグラント・サーキット)という「移住しつづける季節労働者の輪(「輪」というよりは「巡路」といったニュアンスかと思う)」を示す言葉があって、定着することなく、食べるための職を求め転々と生活の場を移す少年時代があった。不法入国ゆえ、移民局の官吏に見つけられないよう常に緊張感もある。作者は自身のそのような暮らしを、父母と7人きょうだいの名を変え、ごく短い断章のような短篇小説の連作という形式で書いている。
 食べるために働き、働くために食べて眠るということの繰り返しが、場所を変えて行われる。それが内容の主たるものとなっている。そうするうちにも両親のあいだには赤ん坊が生まれ、主人公であるパンチートはごく限られた日数だけ学校に通うことができたりする。父母や兄の仕事を補佐するわずかばかりの時間に、友だちやきょうだいと遊ぶ様子なども出てくる。 

 自分が生まれた国が戦乱で破壊されたり経済が破綻しているため、生活の場が定まらない「難民」として日々を送る人たちの数は、現代でもまだまだ多い。他の国へ逃れることなく、生国で貧困にあえいだり、この家族のような暮らしをつづけている人もいるだろう。
 人口増加や環境悪化の問題もあろうが、経済も科学技術も50年代に比べれば発展したであろうに、生活の根本的な安全保障を得られない層が世界のあちこちにある。教育と遊びから切り離されている子どもがあちこちにいる。そのことを思う。

 パンチートの一家の住まいは、持ち運んでいるテントだったり、雇用主が貸してくれたりする小屋だったりする。家を借りられる機会も巡ってくるが、露をしのぐ住居の床はほとんどの場合、土である。食べ物もきわめて質素だ。
 衣食住の生活面にもまして、いたたまれないのは学校の問題である。イチゴ摘み、ブドウ摘み、綿花摘みといった農場仕事を求めて季節ごとに移動するものだから、良い先生にめぐり逢えてせっかく学習意欲がわいたところで、次の土地へ向かわなくてはいけなくなる。その授業ですら、1年のうちに数えるほどしか受けることはできない。少し年の離れた兄は、すでに一家の働き手のひとりなので、学校にも通わない。
 生活をより良いものにしていくためには、読み書き計算を身につけて違う職を求めていくことが必要だが、circuitを巡りつづける限り、そのステップアップを望めそうにない。しかし、スペイン語しか解せなかった少年は、小さなノートを備忘録にして、断片的に教わる英語の学習内容を自分のものとしていく。
 少年の小さな働きかけがようやく実を結ぶ——このような流れを期待しながら読んでいくと、本は実にシビアな現実をもって閉じられる。そこが、単に考えられた物語との違いであることは分かるのだが、「だって子ども向けの本なのに…」とも感じ、読後数日間、この本の是非をこねくり回してしまった。
 いい本であると思う。だが、安易に読む楽しみを求めて手にすべき本ではない。
 

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紙の本

ひどく貧しい中でも、お互いを支えあう家族のぬくもりを知っていれば、生きていくたくましさが備わり、次の道を見つけることができるのでしょう。

2004/02/20 20:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:バムセ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この作品は、作者フランシスコ・ヒメネスの自伝的作品です。
「カリフォルニアに行けば、こんな貧しい暮らしとおさらばさ」という言葉をフランシスコは幼い頃から聞いていました。愛称パンチートとして、彼は作品に登場しています。
 パンチート一家は、メキシコから豊かな暮らしを求めて、アメリカに渡ります。フェンスをくぐりぬけての、入国です。
 そこで待っていたのは、決して楽なくらしではありませんでした。家族は、仕事を探して移住を続けます。綿花の収穫、イチゴ摘み、と仕事を求め、季節労働者としての厳しい条件の中での暮らしです。そこには、確かな家族の愛がありました。パンチートの兄、ロベルトは、すでに立派な働き手の一人でした。パンチートも早く一人前の働き手として、認めてもらいたいと思っているのですが、いつも弟や妹の世話をたのまれる留守番役になってしまいます。母親も、働き手の一人として畑に出ますが、おなかの大きいときは労働者キャンプの食事の世話などをして働きます。働き口を求めて、移住を続ける家族ですが、そのあいまをぬって、パンチートは学校に通います。けれども、スペイン語しかわからない彼にとって、英語の授業は全くわからないものでした。初めは、聞いているふりをしていただけのときもありましたが、わからない言葉を教えてくれる先生とも出会い、学校に通うことを楽しむようにもなりました。友だちもできるのですが、移住しなければならない彼は、二度と会えなくなってしまう友もいました。また、彼らは常に国境警備隊を恐れながら、移住する生活を続けています。原題は『サーキット』ですが、この言葉は「ミグラント・サーキットー移住しつづける季節労働者の輪—」から、きているようです。でも、作者は、この輪から出ることができました。貧しい生活のなかでも、家族がおたがいを支えあうことを忘れない生活でした。彼が学校の宿題で暗記するように渡された独立宣言の一部分は、彼自身をどんなに勇気づけるものだったことでしょう。たとえ、そのときにはむずかしい言葉だったとしても。劇的な結末ですが、あとがきを読むとすでに続編が出版されていることがわかります。日本での出版が待ち遠しい思いです。“この道のむこう”に、希望と光があることを願う思いで読み終えました。
 この作品は、ボストン・グローブ・ホーン・ブック賞、ジェイン・アダムズ・オナー・ブックなど数々の賞を受けた作品です。

★★★★★

(バムセ/図書館の学校・児童書選書委員会)

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2014/10/09 01:18

投稿元:ブクログ

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2014/12/14 21:40

投稿元:ブクログ

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