紙の本
やっぱり「暴露本」はオモシロイ!
2004/05/31 00:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yurippe - この投稿者のレビュー一覧を見る
『プラダを着た悪魔』、サイコーです。モード界って、マジおもしろい! と快哉を叫びたくなる一冊でした。
ヒロインのアンドレアは、ひょんなことから世界一のファッション誌『ランウェイ』編集部にアシスタントとして就職。「何百万という女の子の憧れの職業」を射止めたアンドレアの恐るべき勤務内容とは?!
マノロの新作ハイヒール、グッチやプラダのお洋服などはもらい放題(しかもタダ!!)、マンハッタンの最高級レストランでの食事も全部経費、夜ごと開かれるパーティーにはハリウッドスターをはじめセレブがウヨウヨ!! けれど朝7時から深夜まで、悪魔のような編集長、ミランダ=プリーストリーに奴隷のごとく使いっパシリをさせられる毎日。その内容たるや壮絶です。
実際、作者のローレンー=ワイズバーガーがアメリカ版『VOGUE』編集部でアシスタントととして働いていたことを考えれば、鬼上司ミランダをVOGUEの名物編集長“アナ・ウィンター”に置き換えると、抜群のリアリティ。(しかも、アナ・ウィンターはプラダ好きでも有名です!)
コレクションシーズンは、あらゆるモード雑誌にそのファッションがフォーカスされる、あの素晴らしくお洒落なモードの女帝、アナ・ウィンターって、こんなにキョーレツな人なの?! と、勘繰ってしまったり…。
もちろん本書は小説である以上、フィクションですが、限りなくノンフィクションに近い楽しみを味わえるモードマニア必読の一冊。『ニューヨーク・タイムズ』や米国『アマゾン』のベストセラーリスト上位に入り続けた実績も頷けます。モード界の内幕を暴いたこの作品、20世紀FOXでの映画化もとても楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
モード系雑誌「ランウェイ」の編集長のアシスタントとして採用されたアンドレア。1年間アシスタントを務めれば、希望の仕事−ニューウォーカーの編集者−へ就けると奮闘するが、ボスのミランダはわがままで自分勝手な女でアンドレアは休日すらゆっくりすごせない・・・。
はっきりいって、面白くなかった。
ミランダが無理難題を押し付ける→悪口雑言叩きながら泣きべそもかきつつこなす。
がオートリバース。
本書のウリは、2点。
作者はアメリカの雑誌ヴォーグの編集長の下で9ヶ月間働いていたので、ミランダは雑誌の海外スナップに頻繁に登場するアメリカのヴォーグの名編集長、アナ・ウィンターがモデルでは?と言われている話題性。(作者は否定)
冴えない田舎の女の子が、一流のファッションの世界に入って洗練されていくというシンデレラストーリー的な点。
どちらかというと、野心は持っているけれど、尻の青い小娘が、根性悪い女王様にいじめぬかれて、「根性が悪くなっていく」の間違いでしょう。
ミランダみたいなタイプって、いそうだなーと想像つくんですよね。周りにいるタイプも。強いオーラと権力を持つ人間が1人いると、周囲は女王様を恐れてああいう反応になりそう。
でも、アンドレアも目標があってアシスタントを務めているのでしょう?普通の人が入るのに何年もかかる文芸雑誌の編集者に最短距離で入ろうとしている。
そんなにイヤなら、辞めれば?と思うのですが。
文句ばっかり言っているなら、他の道に行けってもんです。キミも経費でホームレスに食事与えているだろうっての。経費使いたい放題だろうが、批判できる立場じゃないだろう。
と、辛口になりましたが、モードの話は面白いです。
マノロ・ブラニク、ジミー・チュウ。農耕民族の足である私には履けない美しい靴達。シャネル、サン・ローラン、ディオールとラグジュアリーな世界にうっとり。
魅力的な人物がいない中(ミランダはある意味面白いけれど)、一番会いたいのは、ガリアーノそっくりのドアマンです。(笑)
(2006.8.30)
投稿元:
レビューを見る
グッチにマノロに…魅惑の名前がずらり。おもしろかったけど、ちょっとご都合主義? でもエンターテイメント性はじゅうぶんだったかも。勢いよく一気に読めた。
2006/11 読了
投稿元:
レビューを見る
面白い!!
やっぱこうゆうのは何も考えなくてもパパっと読み進めれるから面白いなぁ〜
最後、まだ続くっていけそうな終わり方で終わってますね
課題は残ったママなのか?
おしゃれがしたくなり、気合いれるにはいい本だと
投稿元:
レビューを見る
映画とはずいぶんと主人公の印象が違う。アン・ハサウェイのふわふわな感じの主人公も好きだけれど、小説版の子も好きだ。上司の悪魔に腹を立てて煙草を投げ捨て、スターバックスで悪態を付き、食事にけちを付けまくるけれどそれでも頑張ってる。ブランドものに興味津々な訳じゃないけれど、読むと何となく実物を見たくなってくる不思議。
投稿元:
レビューを見る
気になってる映画!映画館で見ようと思ったんだけどなかなか時間が合わず、結局見れなかった映画です(つェ`、)今度DVD借りに行こうか悩み中・・・。
投稿元:
レビューを見る
●新米編集アシスタントは見た!超一流ファッション雑誌編集部の血も凍る真実!! てなわけで、まんまとハリウッド映画化された原作本。
映画版は未見ですが、鬼編集者ミランダ=メリル・ストリープ、新米編集アシスタントアンドレア=アン・ハサウェイってことだけは知識としてありました。・・・うーん、ミランダはぴったりだが、この原作だとアンドレアは黒髪ではなくブロンドでは? ついでに公式サイトも見てみたが、アンドレアにちょっかいをかけてくる遊び人の男前が、あんまり男前に見えないなあ。まあいいや。
●本編は、鬼上司に奴隷の如くこき使われる新人が体験するありえない話オンパレード集なわけですが、各レビューを見た限りでは、この主人公の新人さんに共感できるか否かで評価が変わって来るようですな。
日本の真面目な事務職員(・・・)からしてみると会社の衣装をパチる等の行動はどうかと思うが、そう言うもんなんですかね?
そのへんに納得できれば、さくさくと読み進められると思います。
●・・・で、結局メットの女の子の名前は「イラーナ」「イレーナ」「イレーネ」のどれなんだ?? ←初版だったせいか、作中の訳名が統一されていなかったのです。私は「イラーナ」を支持するのだが。
投稿元:
レビューを見る
定番です。
何年かに一度、なーんにも読む本ないか、、、。
なんかないかな〜と本棚を見返し、しゃーないこれでももっかい読むか、、
と手にとるのがこの本。
で最後まで読み終わらぬうちに読みたい本が現れそっちに移ります。
本当に定番。
最後の終わり方があまり好きではないので、主人公がばりばりとやっているあたり
特にスタバとステーキを買いに行く所が好きです。
そして何回読んでも、なんで捨てるのよ!?もったいない!!!!
と思います。
投稿元:
レビューを見る
この本はジャーナリストを目指してNYに出てきたアンディがファッションに興味ないのに誰もが憧れるファッション雑誌の会社に就職してしまい、そこの編集長ミランダにこき使われる話。毎日一日中こき使われ、彼氏や友達にも見透かされ自分はいったい何をしているんだろうというという気持ちがすごくわかりました。私が働くようになってから見たらもっとアンディの気持ちがわかるのかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
この話はファッションにまったく興味のないアンディイがファッション雑誌会社に就職して、編集長のミランダにこき使われるという物語。
誰もが憧れることだが、まったくファッションに興味がないアンディイ。だんだん友達に見透かされ、自分はこのままでいいのかと迷いまじめます。そして、このままではだめだと会社をやめるのです。やはり自分のやりたい仕事につくのが幸せなことだとこの本を読んで思いました。
投稿元:
レビューを見る
大学を卒業したばかりのアンディの夢は、ジャーナリストだ。しかしそんな彼女が、就職したのは、ニューヨークの一流ファッション誌の編集長アシスタント。多くの女性が憧れる職業かもしれない。でも当のアンディには興味ゼロの世界。ジャーナリストになるため!と職場に向かったのは良いけれど、彼女が手にしたアシスタント職は、生易しいものではなかった。
超カリスマ的な存在として君臨する編集長のミランダは、まさに「プラダを着た悪魔」だった。
ファッション誌の会社に勤めるのは大変そうだけど、私は雑誌関係の仕事に憧れがあったので、余計にファッション誌への憧れが強くなった。
投稿元:
レビューを見る
自分の夢のために、興味がなかった
ファッション誌の会社に入社したアンディ。
しかし、そこではこき使われる毎日。
本当に自分がしたいことはなんなのか
を再確認させてくれる本。
投稿元:
レビューを見る
女の子が腹のなかにある独り言だの愚痴だの
思いつきだの何だのかんだのまとめて文章を書くとこんなかんじで
テンとかマルとかなくてだだだだだだーっととりとめもなく
やたらめったら形容詞とか挿入句とかなんとかかんとか
いっぱいいっぱい連結器でくっついてながいながい文章になるのだなと。
それは英語でも日本語でもおんなじなのだなと。
ブランド物が分からん私には相当きつい本ではある。
投稿元:
レビューを見る
あなたの上司や取引先がどんなに”ビッチ”でも、「彼女に比べたら、絶対マシ!」と思えるビッチ中のビッチが登場。
英語で読んだ方が、笑えます。
原作は、映画のように良い人風の行動が、最後に見えたりしません。そこがまた、潔くてすごい本。
映画とは、別物。
投稿元:
レビューを見る
翻訳モノは大嫌いなんですが、卒論のためがんばって読みました。
ファッションが要となってる以上、やっぱり映画のほうがいいかな。
映画のあのファッションショーみたいな華やかさは忘れられないもん。
翻訳を読んでる感じ、だいぶ皮肉がきいてるみたいなので、原作だとそのひねくれた文章がいいのかもしれないね。
ミランダが思ったより書き込まれてなくて残念。これじゃただのヒステリックなおばさん・・
気になったのは、映画では仕事に相対するプライベートが、ほとんどイコール彼氏になってたのに対して、本では、彼氏・親友・家族の三者が均等にまざってプライベートが作られてたこと。
むしろ本では親友リリーがアンディが目を覚ます時のキーマンになっていたのに、映画ではそのへんは全部カット。
「仕事か恋愛か」っていう二者択一は、やっぱり女の子にとって永遠のテーマなのかな。
ミランダも、本では夫とうまくいってるのに、なぜか映画では離婚しちゃう。
仕事をとったら恋愛は破綻しますよと言わんばかりですね。
やっぱ意図的に「仕事か恋愛か」っていう構図をつくってるよね?
なんで?
そういう構図が現代女性にとってリアルなの?
そして、やっぱり恋愛をとるのが女性にとって幸せなの?
うーむ。
わかんない!卒論書けねー!!