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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.1
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/222p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-24300-2
  • 国内送料無料

紙の本

カオスモーズ

著者 フェリックス・ガタリ (著),宮林 寛 (訳),小沢 秋広 (訳)

欲動よりも機械を。リビドーよりも流れを。無意識よりも宇宙を。シニフィアンよりカオスモーズを−。その実践と思考のすべてを結晶させたガタリの美しい遺著。【「TRC MARC」...

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カオスモーズ

税込 3,080 28pt

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商品説明

欲動よりも機械を。リビドーよりも流れを。無意識よりも宇宙を。シニフィアンよりカオスモーズを−。その実践と思考のすべてを結晶させたガタリの美しい遺著。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

フェリックス・ガタリ

略歴
〈ガタリ〉1930年生まれ。フランスの精神分析医、哲学者、社会運動家。著書に「闘走機械」「精神分析と横断性」など。92年没。

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みんなのレビュー1件

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評価内訳

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紙の本

プラトーからコスモスへ

2004/01/28 23:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:脇博道 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書を読了してまず感じたことは、いまさらながら20世紀最強の思想
ユニットであったドゥルーズ=ガタリにおいて、ガタリが果たしたパー
トは非常に強力なものであったということである。「千のプラトー」及
び「アンチ・オイディプス」は両者の共同作業のすさまじい成果として
これからもぜひ読み継がれていくであろう不朽の名著ではあるが、同時
に本書ははもちろんの事、ガタリ単独の著作も再び精読する必要がある
と再認識した次第である。それにしても、ドゥルーズの深い思考とガタ
リの強烈なアクチュアリティが合体した時、上記の2著が生成した事は
現代哲学のひとつの奇跡であった事はいうまでもない事柄ではある。

さて、本書においても、氏は、機械、領土、アレンジメント、無意識、
スキゾなどの、ボキャブラリィを駆使して、現代の様相を横断しながら
独自の思考を見事に展開してみせるのであるが、ここで、本書においては
宇宙、という言葉が重要なキーワードとして頻出することに注意を促す必
要があると思われる。様々な分野を縦横無尽に横断した氏も、ついに宇宙
という、捕らえようによっては、ひとつの統一概念に到達してしまったの
であろうか? 答えは勿論、否、である。地上から見れば、静的な秩序と
統一性を保っているかに見える宇宙もカオス(混沌)に満ちた場所であり
未だ未知の事象を無限に内蔵している場としてのコスモス(宇宙)を新た
なる概念装置のひとつとして導入する事により、思考の拡大と、さらなる
横断性をもくろんだ、次なるステップとして感じられたのである。機械、
という概念装置が発明されてからのドゥルーズと氏のそれを駆使したテク
ストの成果品は膨大かつ偉大であった。「プルーストとシーニュ」に代表
される文学機械、戦争に関する思考概念を拡大した戦争機械、そして精神
の領土に深く潜行した無意識状機械、など、概念装置のひとつとしてこと
ばが発明された瞬間から、それらは、あらゆる分野を横断し続ける。その
思考に対する批判も、勿論多々頻出し続けるのではあるが、それらも正鵠
を得ているのであれ、あるいは見当違いであれ、そのような言説が生成す
る事自体、現在においても機械は正確に稼動している証しなのである。

そして、コスモスとともに、オスモーズ(浸透)(コスモス+カオス+
オスモーズ=カオスモーズ)という言語が合体させて、氏は、新たなる
アクチュアリティをもって世界に挑もうとしていたのであるが、本書が
最後の著作となってしまったことは痛恨の極みであるが、しかし上記の
ように、一度設定された概念装置は無限に稼動し続けるのである。本書
には、抽象的なことばが頻出する。難解である。(勿論私にとっても)
が、それらのことばを、現在における世界に起きている事象にあてはめ
て読むことにより、本書の読解は、必ずや、輝く運動性をもって励起し
始めることであろう。誤読をおそれる必要はない。むしろ積極的に誤読
しようではないか! プラトーという平面は、いまやコスモスという3次
元に向かって開かれている。そう、本書は、開かれた書物なのである!

「東京劇場、ガタリ東京を行く」という書物が有る。残念ながら、現在
新刊では入手出来ないのであるが、ぜひ図書館などで、本書を読了後(
勿論、読む前でも良いのですが)御覧頂きたい。まさしくカオスコスモ
ス東京を、闊歩する氏の勇姿が感動的であり、東京に見事に浸透した氏
を感じられることと思う。現代のカオスを真っ向から受け止め、思考を
深化させたい方々に超おすすめの素晴しい一冊である。

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