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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2004.2
- 出版社: 太田出版
- サイズ:19cm/159p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-87233-816-2
紙の本
殺人率 日本人は殺人ができない! 世界最低殺人率の謎 (Love & peace)
日本人の殺人率は世界最低だが、それはなぜか? 日本人は人殺しができなくなったのか、まだまだできるのか? アウトローと人殺しの目利きの相方が、犯罪で食ってきた者にしかできな...
殺人率 日本人は殺人ができない! 世界最低殺人率の謎 (Love & peace)
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商品説明
日本人の殺人率は世界最低だが、それはなぜか? 日本人は人殺しができなくなったのか、まだまだできるのか? アウトローと人殺しの目利きの相方が、犯罪で食ってきた者にしかできない解明を披露する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
コロシのあるアカルイ社会。
2004/02/08 14:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:電気屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は世界一殺人の少ない国である。ことに、血気盛んなはずの若者たちが殺人を犯さない。
若年者の凶悪犯罪がメディアでことさらにとりあげられてる昨今においては意外に思う方も多いだろうけど、これはれっきとした統計的な事実。
ではナゼか?
管理社会として完成され、血肉へのリアルさを喪失したわれわれの異形さを本書は指摘する。思えば大ベストセラーとなった「バカの壁」も血肉へのリアルさの喪失こそがテーマでありました。
「アウトロー」宮崎と「コロシの目利き」大谷との対談形式でつづられた本著は挑発的な言辞に満ちてはいるが、しっかりとテーゼを示し、キチンと根拠を用意している。
ごまかしの数字や詭弁によらず、その論旨は明解で誠実(アウトローなのに)。
法と秩序の側(ロー)に属する人々(官僚だの代議士だの)がつねに数値のトリックや牽強付会の詭弁を弄するのに比べて、アウトローを標榜する彼らの論のなんとすがすがしいことか。
全くもってやでやでですな。
本著を読むことで、我々が喪ったリアルとはなんなのかを確認してみて欲しい。