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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2004.3
- 出版社: ミリオン出版
- サイズ:21cm/221p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8130-1095-4
紙の本
こんな猟奇でよかったら 命なくします
温泉に繁殖する殺人アメーバをリポート「寄生虫が来る!」、全米を驚愕させた首なしチキン騒動の顚末「コロラド州首なしチキン」など、日本と世界の猟奇バラエティ劇場、ここに開幕!...
こんな猟奇でよかったら 命なくします
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商品説明
温泉に繁殖する殺人アメーバをリポート「寄生虫が来る!」、全米を驚愕させた首なしチキン騒動の顚末「コロラド州首なしチキン」など、日本と世界の猟奇バラエティ劇場、ここに開幕! 猟奇雑学満載のマンガエッセイ。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
初めのころはうわ〜とか思ったもんだが
2004/04/21 02:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バイシクル和尚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近は「へぇ」番組のスーパバイザーとしての肩書きが先行気味の唐沢俊一氏と、その奥さんのソルボンヌK子氏合作のマンガ。タイトルどおり古今東西の猟奇事件を「面白可笑しく」描いたもの。世が世なら禁書とされてもおかしくないような内容だが、それほど鳥肌立たぬのも、同氏の趣味に慣れてしまったからなのか、本書がこれまでの著作に比べると物足りないところからくるものなのか。
唐沢・ソルボンヌ両氏、この分野はもともと専門にしているようなものであり、過去の著作にもあちこちに佐川一成の名前が出てきたりで、ファンにはお馴染みであるが、読む人が読めばケシカランとされるような作家である。
この本、ジャンルで分ければサブカルチャーということになる。最近は、サブカルチャーが、もはやその名に反する形でメインで扱われ、書店でも特集棚が組まれたり、一般文芸書に混じって平積みされるようなことも目にする。一昔前までは、このような本は一部の趣味嗜好を持つ人が読むものであり、一般の人に対しては、その存在自体が希薄なものであったと思う。また、若年層にとっては他者との違いを知らしめる反抗のシンボルとして扱われていたような感も否めない。しかし今は、ごく普通の読書として楽しめるところまで来ている。そういう意味では本書なんかは入門書的なもの。タブーとされていることを学ぶのはそう容易いことではないが、触りだけなら十分楽しめる。
専門書はとかく分厚くて面白くない。この本は猟奇事件の面白いところだけを切り取ったマンガであるが、だからといって内容が薄いというわけではない。本書はおよそマンガとは思えないほどの膨大な資料と知識に裏付けられていることは保障できるだろう。エンターテイメントとしてこういう本が書けるのは作者が本当に猟奇的なモノが好きだからであろう。そういう意味では無害。猟奇事件が起こると背景に「悪書」の存在が示唆されたりするが、書物をどう捉えるのか、咀嚼するのかは個人的な問題であって、本自体や、作者は悪くない(とりたてて推奨している場合は除くとして)。こんな本を書いてる人や読んでる人ほどマトモな人が多いのではないか。
いずれにせよ、クソマジメな人にはお勧めしませんが。