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紙の本
八月十五日の開戦 (角川文庫)
著者 池上 司 (著)
終戦を無視して突如開始された砲撃。濃霧の中、北千島に殺到する上陸部隊。祖国は分断の危機に! 太平洋戦争最後の闘いに身を挺した人々の、壮絶な運命を描く戦史小説。【商品解説】
八月十五日の開戦 (角川文庫)
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戦後日本の運命を左右した、知られざる重要な戦闘を題材にしたノンフィクション・ノヴェル…なんだけど
2004/09/03 23:58
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和20年(1945年)8月15日、日本が無条件降伏し、太平洋戦争が終結した後、ソ連軍は千島列島北部に進攻した。だが、千島の日本軍は果敢に抗戦して敵の進軍を阻み、最終的にソ連の北海道占領を阻止した。本書は、この千島攻防戦を題材にしたノンフィクション・ノヴェルである。
恥ずかしながら、このような戦後日本の運命を左右した、ドラマチックな戦闘があったとは、これまで全く知らなかった。なぜこれほど重要な戦いが埋もれてしまったのか…それはさておき、大いに期待して本書を読んだ。
しかし、うーん…私には合わなかった。つまり、ふだん戦記を読みつけないが、千島攻防戦に興味を持ったので…というドシロウトには、ふさわしい本ではないのだ。
まず、戦車戦闘のきわめて詳細な、マニアックとすら言える描写に、読むのがしんどくなった。もう少し一般的にしてほしかった。また、話がノモンハンから始まるのも、シロウト目にはピントがズレているように見えた。
非常に興味深い、しかも一般にあまり知られていないテーマなだけに、シロウト向けでないのがとても残念である。