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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.10
  • 出版社: 白泉社
  • サイズ:18cm/199p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-592-17558-1
コミック

紙の本

Zero 8 (花とゆめCOMICS)

著者 やまざき 貴子 (著)

Zero 8 (花とゆめCOMICS)

税込 429 3pt

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

毎回、目が離せない!男性にもお薦め

2004/10/09 01:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:世津 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 毎年7〜8月に発売するのに、今年は少し遅く、「やっと出た」と言う感じです。毎年、夏はコレにはまります。

 この漫画は、一応少女漫画雑誌に掲載されてはいますが、男性でも、違和感無く読める作品です。
 舞台は、核爆弾投下された後、2017年の日本です。生き残った日本人殆どは、米軍の施設である「ZOO」収容されていた。この「ZOO」で核爆発以前(ZERO時代)の夢(前世であったり、昔の自分であったり)が見られる非合法の薬「ZERO」が流行していた。物語は、主人公ゲオは、この「ZERO」の売人であったが、仲間のカイエが殺される事件をきっかけに、仲間と友に「ZOO」から放射能で汚染された外の世界へ逃げ出すことから始まる。しかし、ゲオと共に逃げ出したバツが、「ZOO」地下の巨大コンピューター「ジパング」の鍵となる「クリスタル・チップ」を持っていて、それを狙うバツの祖父にして、「ZOO」の黒幕・伐元帥に追われる。
 一方、夢では幸せだった過去に見え隠れするように(現在だから判るような)、日本への核投下を手始めとする計画に、前世のゲオ達が、当時彼らの間で流行っていたゲーム「プロジェクト・ジパング」を通じて、知らず知らずのうちに関わっていたことが明らかになってくる。知ってしまった事実、そして過去が、しがらみとなって彼らをを追い、良くも悪くも過去と現在の縁が絡み、物語は進む。

 私は、この漫画を初めて読んだとき「意味が判り辛いな。」と思いましたが、何度も読み返すうちに、その世界の深さが感じられ、引き込まれてしまいました。主人公は少年ですし、SFでサバイバルな感じの作品なので、少女漫画を読んだことの無い男性にも楽しめるのではないかと思います。

 今回も、「あっ」と驚くような事実が出てきます。毎回、新事実が出て来るので目が離せません。しかし、6巻でもラストで「まさか…」と思わせ、7巻で少し息つかせるような感じだったので、今回のラストで少し見せられた事実については「まさか?」と末に疑問符をくっつけて、次巻に臨もうと思っています。とにかく、次々と新事実・新疑問が出てくる、急展開になっているので、どんどん目が離せなくなっていきます。でも、その新展開で一杯なためか、ゲオとバツの絡みのシーン(他の仲間との絡みより息が合って面白いし、憎まれ口を交わしながらも仲の深さが感じられる)が、今回少なかったので、ちょっと残念かな〜と思ったりもします。その辺も、これからどうなるのか見ものだったりしますしね。SFだろうが、サバイバルだろうが話の種類・規模関係なく、その友情だったりの人間関係もしっかり魅せてくれます。

 気になる方は是非読んでみてください。何度でも読みたくなります(夏は特に!)
 

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2004/10/08 21:15

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2006/10/15 09:54

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2011/10/17 02:23

投稿元:ブクログ

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