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商品説明
たかがおでん、されどおでん…。日本人の味覚の集大成、スローフードな「おでん」。世界初のおでん研究家が、約10年の歳月をかけた決定版。全国各地の名店紹介、名物おでん食べ歩き、韓国・台湾のおでん事情など情報満載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
新井 由己
- 略歴
- 〈新井由己〉1965年神奈川県生まれ。ルポライター&カメラマン。著書に「とことんおでん紀行」「だもんで静岡おでん」など。
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紙の本
おでん…知れば、汁ほど、種(ネタ?)がある。
2005/02/19 01:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蜜香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
セ○ンイレブンのおでんで、十分おいしいと思っていました。今でも、思っています。普通に、おいしいことが飽きない秘訣であり、商い秘訣ともいうじゃない?
でも、そんなことをいうのなら、この本必要ないじゃん! なんだけど…< いいのか? セ○ンイレブンで、満足しちゃって? > という、疑念が…ムクムクと膨らんでしまった。
我が家では、たま〜におでんを作る。大根・白滝・コンニャク・ちくわ・たまごは、王道。これ以外に何を飛び込ませちゃうか…と、悩む事もしばしば。私は、気分で種を変えている。参考に、と思っても、おでんの料理本ってあまり見当たらない。鍋料理関係を読めば、一ページや二ページほど載っている程度である。
この本を見つけたときは、< うわ〜深い! 深すぎる! > と、驚嘆だった。 <「おでん」とは、一筋縄ではいかない料理だったのか…? > 言うなれば、< 自己主張のない人には平べったい味になりそうな、そんな感じだったのか…? > とか、新鮮な驚きと、発見に胸を躍らせつつ、ペラペラめくっては、各地のおいしそうなおでんを拝見した後に、P22の「おでん対談」を読んだ。
著者と「大多福」(浅草の老舗)4代目・船大工安行との対談で、船大工さんが、「おでんとは人生であり社会の縮図である、と。若くて歯の立たないものもあれば、煮えすぎてぐたんぐたんの物もある。下に潜ってすねているのもあれば、いつも表面に浮いて人目につく物もある。自分の持ち味ばかり出してしまう物や、人の味を吸うばかりの物もいる」と、おもしろいコメント。簡単そうに見えるものこそ、奥が深いとしみじみ。私も、職人さんの提供するおでんの数々を目の辺りにしたいとワクワク。
おでん種をながめながら、自分はどこにいるのか探すのも楽しいだろう。と、ふと思いついた。母を連れて「お袋さん(巾着)、煮えすぎてぐたんぐたんじゃ〜ん」なんて言ってみようかな? でも、「あんたは、人の味をすってばかりで、いい味でてるんじゃない?」なんて、しっぺ返しされるか…。残念〜。