現代ＳＦ １５００冊 乱闘編 １９７５〜１９９５

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投稿者：太田出版　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ミステリーやホラーの隆盛の陰でひっそり眠っていたかにみえた巨大ジャンルがついに動き始めた」（朝日新聞05年１月27日文化欄“にぎわう翻訳ＳＦ出版”）という記事が一部で話題になっていますが、そうです、昨年あたりからＳＦというジャンルがサイバーパンク以来と言ってもいいほどの豊作を迎えているのです。それがきっかけで初めてＳＦに興味を持った若い読者、もしくは「久しぶりにＳＦを読んでみようかな」と思い立った往年のＳＦファンにブックガイドとして活用してほしい、大森望の“乱れ撃ちＳＦ時評大全”。サイバーパンク・ブーム華やかなりし日々の狂騒をライブで伝える現場レポート、５分でわかる80年代翻訳ＳＦ出版史など、連載当時、一部で物議を醸した喧嘩上等書評コラム『海外ＳＦ問題相談室』を中心に、〈本の雑誌〉の「新刊めったくたガイド」、書き下ろしなどを加えて構成。