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商品説明
人種概念をめぐり、その歴史的検証と包括的理解に向けて、人文科学と自然科学の研究者が協働。圧倒的な欧米ヘゲモニーがもたらす狭隘な人種理解に対し、日本、アジア、アフリカから、地域を超えた強烈なオルタナティヴを呈示。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
人種概念の包括的理解に向けて | 竹沢泰子 著 | 9-109 |
---|---|---|
十九世紀ヨーロッパにおける人種と不平等 | ロバート・ムーア 著 | 113-150 |
北米における人種イデオロギー | オードリー・スメドリー 著 | 151-181 |
著者紹介
竹沢 泰子
- 略歴
- 〈竹沢泰子〉ワシントン大学大学院人類学科博士課程修了。京都大学人文科学研究所助教授。著書に「日系アメリカ人のエスニシティ」など。
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著者/著名人のレビュー
人種は、多領域にわ...
ジュンク堂
人種は、多領域にわたって現在国際的に最も熱い関心を集める問題系の一つである。しかし日本においてその研究の蓄積は乏しく、アジアを含めて人種を相対化する試みは立ち遅れてきた。また自然科学と人文科学との対話は、ゲノム研究の進展がその重要性を高める一方、困難なものとなっている。
本書は、新たな共通語としての人種概念をめぐり、その歴史的検証と包括的理解に向けて、人文科学と自然科学の研究者がはじめて協働した画期的成果である。圧倒的な西洋ヘゲモニーがもたらす狭隘な人種理解に対し日本、アジア、アフリカから、地域を超えた強烈なオルタナティヴを呈示する。
例えば、インドのカーストとアフリカの紛争、黒人差別と部落差別、ナショナリズムと人種主義という一見異質な事象を同じ土俵で論じることで、通底する何かが見えてこないだろうか。
人種が社会的構築物にすぎないと了解されながら、なぜ現実にはかくもリアルに存在するのか。これは問題提起の書であり、遺伝決定論から新人種主義まで、あらゆる差別に対する挑戦の書である。
出版ダイジェスト:2005年3月
テーマ『今、この時代をどう読むか 身近なナショナリズム』より