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商品説明
ふるさと明石を後にして、花の東京、気合のモスクワ、やけくそのオーストラリア、意地のフィリピン、痛恨の御巣鷹山…不肖・宮嶋が初めて語りおろした「ウソのようなホンマ!」の青春記。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
宮嶋 茂樹
- 略歴
- 〈宮嶋茂樹〉1961年兵庫県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。96年「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」受賞。著書に「ああ、堂々の自衛隊」「死んでもカメラを離しません」など。
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紙の本
トークショーなるファンブックと質疑応答マニュアル
2006/11/24 16:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おなじみの不肖節が役者で言うところの舞台や映画であるならば、花田編集長相手にくっちゃべったハナシの再録である本著は、役者が素顔らしきものをさらす「トークショー」にあたる。よって、ぼそぼそした語り口に終始し、不肖節は無し。ネタもあとがきにあるとおり、既出モノが多い。
じゃあ、この本の意義ってなんだ。
ひとつは、講演会後などで必ず聞かれるであろう、「自分は写真をやりたいが、一言アドバイスを」という問いに、「覚悟せなあかんことは、これに大体のこと書いたから」と手渡せるような質疑応答マニュアルだ。『青少年に的を絞った』『マスコミの学校叢書』とはそういうことだろう。
ふたつめは、前述、素顔らしきものをさらす「トークショー」を楽しむファンブックだ。一連の代表作とは一線を画する余興だ。「不肖宮嶋」自体、報道カメラマン宮嶋茂樹の余興で始まったみたいなものだから、さらなる余興か。
そもそも、「不肖宮嶋」は周知の通り、勝谷誠彦氏と共に産み出され、宮嶋茂樹が育て上げたキャラである。宮嶋茂樹が不肖宮嶋の口(筆?)を借りて演ずる作品である。そして、7の事実と3のハッタリの向こう側に、見えそで、見えない11番目の真実があるのかどうかと思い巡らすのが、不肖宮嶋を2倍楽しむ方法だと私は思っている。
それを本著は、真実かな、素顔かな、と思わせられるようなものが6割くらい楽しめるのだ。残り4割は『そのまま活字にしたら命がいくつあっても足りないので薄めた』部分でしょう。離婚のくだりなんかは、既著のハッタリに包んだ表現と違い、リアルな分だけ身勝手さも目立ち、男てこんなもんかと呆れるが、(大多数の男性諸氏はそんなことないと思いますが)そうとしか生きてこられなかった不器用さをさらけだすのが初めからの目論見と思われるので、「惚れるな」というメッセージも成功している。
見えそで見えないなんて、スケベ記事みたいな安っぽい表現だが、妖艶なおネエさんであっても、エエ男の胸のウチであっても、御簾の向こう側に焦がれる心理は普遍だろう。宮嶋茂樹に惚れるわけにはいかぬが、不肖宮嶋には心酔しているからね。
紙の本
不肖・宮嶋さんがユーモアたっぷりに語りおろした青春期。
2005/03/15 04:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由良 博英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カメラ小僧から日大芸術学部進学、写真週刊誌専属カメラマンからフリーへ。破天荒な青春時代を、不肖こと宮嶋茂樹さんがユーモアたっぷりに語りおろしたもの。芸能ネタから戦場まで、幅広い活躍ぶりには驚かされる。ただ、その危険な逸話のほとんどは既著にあり、不肖の愛読者である私には目新しさは少なかった。最後は離婚の話で終わる。若い女性にとっては「報道カメラマンの嫁にはなるな」という教訓を与えるものかもしれない。