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現代のリーダーシップの体系的な理論を学ぶことができ、なおかつ自分なりのリーダーシップを身につけることができる。
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開始:20070806、終了:20070806
リーダーシップ入門というよりは、リーダーシップの定義づけ、というような内容の本だ。実際のリーダーと各研究者のリーダーシップの捉え方を改めて著者が捉えなおしたような感じだ。決して読みやすくはないが、参考になる点は多々あるし、エクササイズを本気でやってみると自分のリーダーシップ度を自分で実感することもできる。リーダーシップを身につける上で大切なことは、?自分がリーダーシップを直接経験すること、?すごいリーダーと思える人といっしょに仕事をして、その人の言動を観察すること、?それらの経験と観察からの教訓を言語化し、自分なりの持論を構築すること、?学者の理論やすぐれた実践家の持論は干渉するように読むのではなく、自分の持論を創出し肉付けするために活用する。小倉昌男氏を例に出し、「身銭を切ること」の重要性も示している。また、三隅二不二氏のPM理論(Performance,Maintainance)は面白い。リーダーをPM型、P型、M型pm型と捉えている。いずれにしてもリーダーとは気付いたら喜んでついてくる人がいる人のことをいうのだ。
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理論と実践に重きをおいているが、「で結局?」という感想。
啓発書として読むべきである。
けして学者が書いたものとして読まないほうがいい。
金井先生はこの本を多くの自己矛盾に満ちた中で書いたのだと思う。〈学者としての立場と結局はその学者としての定義を捨てなければいけないという意味で〉
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リーダーシップ:大きな絵を描いてそれに向かって人を巻き込むこと。実践から理論へと抽象化していく構成。実践の重要性を繰り返し説いており、エクササイズ多数収録されている。課題軸と人間軸でリーダーシップを分析する。この単純化されたモデルは汎用性が高いと思われる。あとがきにあった『数年後にリーダーシップのコツ(持論)をもてるように』を実現すべく、一人ブレーン・ストーミングをしてみよう。
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一見すると精神論とか才能とかに走りがちなリーダーシップに対して合理的な理解を促してくれる本。英雄の数ほど持論があると思われるリーダーシップを研究者の立場から整理している。
文庫本にしてはやや多めの300ページで得られる理論は実にシンプルで頑健なものである。多くのリーダーシップ論を読み漁る前に、本書で初歩的な理解の枠組みを築いておけば、実践に向けての糧がより多く得られると思う。
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『リーダーシップの旅』という共著が意外によかった金井さんのリーダーシップ論。この人の文章には独特の「文体」があります。好き嫌いはあるかもしれませんが、その独特さも含めて私は割りと好きです。
目立つ論旨をいくつか挙げると、フォロワーの能動的な役割の強調している点や、多数の研究との比較を通して三隅二不二(じゅうじ、と読みますが読み仮名がなかったのは不親切)のPM理論に多かれ少なかれ集約できると主張している点が挙げられます。あとはTPOV (Teacheable Point of View)という言葉を通して、リーダーシップの言語化を促しているところでしょうか。この点については、優れた会社の社内で行なわれているであろうリーダーシップを調査を行なわないのは「恥ずべき怠慢だ」と言い切る熱さがあります(正当で妥当なものかは分かりませんが)。
帯には「こうすれば部下はついてくる!」とありますが、そういう類の本ではありません。そういうノウハウ本ではなく、もう少し熱意にアカデミックさを織り交ぜて"リーダーシップ"について語った本ですね。
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■概要
リーダーシップを身につけるために、理論と実例を紹介している。
また、理解を深めるためのエクササイズが豊富に掲載されている。
■仕事に活かせる点
ワークショップ等の企画の際に、ネタとして参考になる。
自身のリーダーシップ向上の教科書となる。
(山)
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リーダーシップの実践のための入門書というより、リーダーシップを研究するための人の入門書という印象。
リーダーシップを研究しようとする人は、ぜひ目を通すべき。
これまでの実践家のリーダーシップ、学者の研究内容がコンパクトにまとまっています。
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大学時代のリーダーシップの教科書を今更読んだ。実践を意識して、著者としては読みやすく書いたようだけれども、学者の文章とあって自分の頭ではかなり読み応えがあった。task志向とhuman志向の二軸を重視した考え方は勉強になったし、この二軸の両立が大切だという考え方には共感する。あとは、「学者の言うことは役に立たないのではなく、役に立てる視点で学ぶことが大切」だそうで、ここにも共感するところがあったけれど、同じものを目指していれば、結局はそういうところに行き着くんだな、というのも感じた。まあ、字は違うけど、名前が同じだしな。。
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本来、途中に出てくるエクササイズをやりながら読んで真価を発揮するんだろうと思う。サボってすみません。。。
代表的な経営者の持論+学問的なリーダーシップ論を学べます。
あくまで入門書なので、だからどうというものではないと思います。
基本は、部下をフォローしながらマネジメントしていく能力と、部下を率いて課題を解決していく能力、これだな。
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入門書だけど難しい。。。
最初は内容がなかなか頭に入ってこず苦労した。
PM理論のマネジメント論のコアでもあり、激しく同意。
もう少し知識経験を積んでから再度読みたい。
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これまでのリーダーシップ理論を俯瞰するだけでなく、むしろそれよりも現場での実体験を言語化することの重要性を示し、その両輪によって読者自らのリーダーシップ持論を作り上げることを推奨している実務者向けの本。これを読んでリーダーシップが身につくわけではもちろん無い。あくまでもリーダーシップを身につけるのは実務経験を通じてであり、そのようなリーダーシップ経験を実践していくなかで、折に触れて内省する際の指針とすべき本。この本はワークブックとして、いかに使いこなすかが重要。
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リーダーシップってどういうものなのか考え、あえて理論的な本を読んでみた。
だいぶ研究色が強く、自分には少し難しかった。
本書では、研究者による理論と実践家リーダーシップ持論から自分なりの持論を作りあげることが重要とある。
リーダーシップ理論は色々とあるが、簡単に言ってしまうとPM理論のほぼ2軸で説明ができる(あまり深い理解ができていないのかも・・・)。
実践家については、R・エンリコ、J・ウェルチ、小倉昌男、松下幸之助らの例を挙げているが、単に真似ることはNGで、彼らから自分が納得のいく良い部分を学び、持論とするよう薦めている。
リーダーシップに必要な要素が詰まっていて、多くの気づきはあったものの、身につけるのは時間がかかりそう。またいつか改めて読んでみようと思う。
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リーダーシップをアカデミックに学ぶための入門書。研究者たちの理論がコンパクトにまとめられている。しかし、エッセンスが濃縮されているがゆえに、この本を読んで理論と実践をブリッジするのはなかなか難しいと感じた。迷ったり悩んだりしたときに、理論を確認するために使いたい本。
リーダーシップとはなんぞや、を学ぶには、共著になるが「リーダーシップの旅」をおすすめしたい。
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手元に図書券が余ってたので購入しました。
本書の中では同じような事が繰り返して述べられているのですが、要はリーダーシップというものは、ネットワークとビジョンという二つの軸で評価できるということでした。
ここでいうビジョンは、大きな絵を示すこと、あるべき姿を語ることです。
ジョブスが、新製品で生活がこんなに素晴らしくなると語って、みんながワクワクするというのが、ビジョンを語ることだと思います。
ネットワークとは、ビジョンの達成のために、人を巻き込んでいくということです。
極端な例では、ジョブスがペプシの幹部を「人生を砂糖水を売ることに費やしたいか?それとも世界を変えるチャンスが欲しいか」と言って人を引き抜いてくるような事です。引き抜くまでいかなくても、人を巻き込んでいくという例は普段の仕事の中でもたくさんあると思います。
これに加えて、最近では、エグゼキュートという軸があり、これは実行力に当たるものです。
政治でいえば、政策がビジョンであり、派閥作りがネットワーク、政策実施がエグゼキュートでしょうか。今の政治をみるとビジョンだけではダメだという事がよくわかると思います。
本の話に戻ると、上の2または3軸があるという話がほとんどで、それをいろいろな形で言い直しているような気がしました。