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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2005.4
- 出版社: 学研
- サイズ:20cm/455p 図版16p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-05-401318-X
- 国内送料無料
紙の本
詳解武装SS興亡史 ヒトラーのエリート護衛部隊の実像1939−45 (WW selection)
著者 ジョージ・H.スティン (著),吉本 貴美子 (訳),吉本 隆昭 (監修)
「忠誠こそ、我が名誉」 最大時38個師団、約60万名の兵力を有し、ドイツ軍のあらゆる戦線で熾烈な戦いを繰り広げた、ヒトラーの私設エリート武装部隊「武装SS」の誕生と発展、...
詳解武装SS興亡史 ヒトラーのエリート護衛部隊の実像1939−45 (WW selection)
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商品説明
「忠誠こそ、我が名誉」 最大時38個師団、約60万名の兵力を有し、ドイツ軍のあらゆる戦線で熾烈な戦いを繰り広げた、ヒトラーの私設エリート武装部隊「武装SS」の誕生と発展、そして滅亡までの軌跡を、詳細に分析する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ジョージ・H.スティン
- 略歴
- 〈スティン〉コロンビア大学で哲学博士号取得。現在、ニューヨーク州立大学名誉教授。ドイツ現代史専攻。武装SS研究の第一人者として知られる。
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紙の本
お化けみたいな組織
2023/07/26 11:05
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
SS自体がお化けのように肥大化した組織だが、その中で武装SSはヒムラーの思惑と時代の変遷で独自に肥大化していた。武装SSについては個々の部隊や「騎士十字章に輝く英雄」に代表される個々人の「活躍」を切り売りしたような本はあっても、この半世紀余り前に刊行された感情を抑制して書かれた学術論文のような本以上のものは、少なくとも日本語で読める本はなさそうだ。おそらく第三帝国の犯罪を糾弾するのを目的にするか、もしくはマニア向けの「ホロコーストや戦争犯罪には武装SSは例外を除くと関係がない」のどちらかだろう。ヒムラーからギュンター・グラスまで満遍なく論じようとしたら、個々の武装SS隊員の運命を論じなければならないので手に負えないのだろうか?
少なくともヨーゼフ・メンゲレのように元々はヴィーキング師団の医官で東部戦線で負傷したのを機にアウシュヴィッツに配属された人物がいるのに、「武装SSはホロコーストや強制収容所とは関係ない」と言えないのだが。
SS隊員ではないが、邦訳のあるルーデルとアドルフ・ガラントの著書はアルゼンチン在住中のもので、アイヒマンと近かったサッセンがゴーストライターだと知ってしまうと見る目が変わってしまう。ガラントはヒトラーから「賜った」自分の肖像画を「零時」の後にも麗々しく自宅に飾る男なので、ルーデルほど露骨にヒトラー崇拝を出さないにしろ、連邦空軍に入れなかったのはこれが原因だろうか?、と思えてしまう。