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商品説明
中国・ビルマ戦線の日本軍兵士に放たれた「紙の爆弾」であるビラを紹介しつつ、八路軍の対日本人捕虜政策、米軍と八路軍の対日心理作戦と両軍の協力関係の実態に新しい光をあてる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
山極 晃
- 略歴
- 〈山極晃〉1929年生まれ。東京大学大学院社会科学研究科(国際関係論)博士課程単位取得退学。二松学舎大学国際政治経済学部教授等を務めた。著書に「米中関係の歴史的展開」など。
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著者/著名人のレビュー
アジア太平洋戦争末...
ジュンク堂
アジア太平洋戦争末期、延安に拠点をもうけた中国共産党・八路軍の対日心理作戦(反戦・厭戦ビラなど)のほとんどは、捕虜となった元日本人兵士らに任されており、彼らは岡野進(野坂参三)の指導下に「日本人民解放連盟」をつくって自主的な活動を保証されていた。
八路軍の対日心理作戦の成功に注目した米国戦時情報局(OWI)は担当官を延安に送り、「大和魂」に凝り固まっていた日本軍兵士たちが変身を遂げたのを目にし、八路軍の捕虜政策の実態を知ろうと努めるとともに、元日本人兵士による心理作戦から真剣に学ぼうとした。さらに、各戦線での米軍の宣伝ビラをもちこんで、解放連盟の元日本兵捕虜の批判を仰いだ。勝者(米軍)が敗者(日本兵)から真剣に学んだのである。
本書は、このOWIのレポート『延安報告』をもとにして、中国共産党の対日心理作戦・捕虜政策の実態と、それに対するOWIの観察と政策を初めて系統的に紹介、考察し、戦争末期の日米中関係に新しい照明をあてる。
出版ダイジェスト:2005年8月
テーマ『日本・中国・朝鮮半島の動向を読む 東アジアの過去、現在と未来』より