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商品説明
君たちはなぜ生きているんだ? 増加する青少年の自殺に終止符を打つため、政府が立ち上げた恐るべきプロジェクトとは…。生きる意味を問う衝撃のストーリー。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
山田 悠介
- 略歴
- 〈山田悠介〉1981年生まれ。都市型ホラーノベル「リアル鬼ごっこ」でデビュー。ほかの著書に「@ベイビーメール」「親指さがし」「Aコース」など。
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紙の本
ラストに明かされるある秘密は、もう全てを裏切られたようにかなり悲劇的
2005/11/29 20:35
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山田悠介の作品はどれも、未来の都市型ホラーなんだけど、本当毎回よくこんなに恐ろしい設定を思いつくなぁと思います。
その恐怖の設定、今回は国の自殺抑制プログラムの実験台として、罪もない子どもたちを施設に閉じ込め、何も与えず何もさせない状態にし、目の前に1つのスイッチだけを置く。
そのスイッチを押すと、苦しまずに死ねる。
人がそのような状態に陥った時、簡単に命を絶つってしまう。
いや、絶つ以外にその苦しさから抜け出す方法はない。
そんな施設で監視員として働く南♂が、この物語の主人公。
南は、ある施設でもう7年もスイッチを押さない被験者4人に出会う。
果たしてその4人の運命は、そしてラストに明かされる大どんでん返しの結末は!?
山田悠介の作品はどれも似てるようなんだけど、これはちょっと違います。
私的には、この恐怖の中に悔しさと悲しさが感じられるストーリーだと思う。
しかもラストに明かされるある秘密は、もう全てを裏切られたようなかなり悲劇的なこと。
絶対にありえない設定だけど、読み終わった後、すごく悲しくて、残酷な物語だと思った。
加えて、主人公の下の名前が今付き合ってる人と同じ名前だったから余計に感情移入しちゃったかも!?(笑)