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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2005.9
- 出版社: ランダムハウス講談社
- サイズ:20cm/252,6p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-270-00097-X
紙の本
ホーキング、宇宙のすべてを語る
著者 スティーヴン・ホーキング (著),レナード・ムロディナウ (著),佐藤 勝彦 (訳)
宇宙には始まりと終わりがあるのか? 宇宙の謎が、今度こそわかります。宇宙論の基礎から最新の学説までをカバーした「ホーキング、宇宙を語る」「ホーキング、未来を語る」に続く決...
ホーキング、宇宙のすべてを語る
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商品説明
宇宙には始まりと終わりがあるのか? 宇宙の謎が、今度こそわかります。宇宙論の基礎から最新の学説までをカバーした「ホーキング、宇宙を語る」「ホーキング、未来を語る」に続く決定版!【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
スティーヴン・ホーキング
- 略歴
- 〈ホーキング〉1942年生まれ。ケンブリッジ大学教授。著書に「ホーキング、宇宙を語る」など。
〈ムロディナウ〉ハリウッドで脚本家として活躍。著書に「ユークリッドの窓」など。
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紙の本
分かりやすくなったが、私にはまだ分からない
2009/10/06 18:19
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作『ホーキング、宇宙を語る』(早川書房)よりも分かりやすくなった。数式もなく、複雑な計算もなく、イメージがうまく使ってあり、相対性理論や量子力学の考え方くらいまでは、分かった気になれた(もちろん、あくまでも気のせいだろうが)のだが、超ひも理論や統一理論になってくると、この本でも、私にはイメージを想起することさえできなかった。といっても、これ以上分かりやすい本には出会ったことがないので、本ではなく私の知的レベルのせいであるし、分からなさがロマンを加速させる。私でも十分に楽しめたので、数学や理科が苦手な人にもお薦めです。
紙の本
ホーキング、宇宙のすべてを語る
2007/01/20 03:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:緑龍館 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホーキングが初めての一般向けに宇宙論の紹介書を書き下ろしたのは、1988年。翌年日本で発売されたその翻訳書、『ホーキング、宇宙を語る』(早川書房)を手に取ったのが、ぼくがそもそもこの分野に心惹かれることになったなれ初めです。もちろん、数式がちょっとでも出てくるとすぐオタオタしてしまうようなまったくの文系なのですが、それでも現代物理学の考え方や知見は、ぼくの人生観や世界観に大きな変化をもたらしてくれました。というわけで、ぼくにとってホーキングは昔から「特別の人」です。
本書は、内容的には前著『ホーキング、宇宙を語る』の改訂版と言えるでしょう。約20年に渡る宇宙論の進展や成果を取り入れて書き直されたものですが、内容の記述は前著よりもかなり噛み砕いた平易なものとなっています。非常に良質な初心者向けの入門書と言えますが、ある程度この分野に親しんでいる人には、あまりにも易しく書き過ぎていて物足りないかもしれません。その反面、一般の入門書と異なり、宇宙や物質世界の認識論的問題や、ホーキング自身の自然観・科学観が随所に述べられているのが興味を惹き、且つ本書の魅力となっています(しかし、ここらへんももう少し突っ込んで書いて欲しかった)。
原題が、以前の『ホーキング、宇宙を語る』の“A BRIEF HISTORY OF TIME”から、本書では“A BRIEFER HISTORY OF TIME”になりましたが、邦題よりもこの原題のほうがその内容を的確に表現しているようですね。ページ数は前回とほぼ同じですが、字組みが大きくなっているため、原稿にして2、3割は減っていると思います。しかし、カバーしている範囲は、前著と同じく近代物理学史から相対性理論と量子論−現代物理学二大理論の紹介、時間の問題にひも理論と完全統一理論まで、まさしく全ての時空間を含む膨大なものです。必然的にそれぞれの理論や事物の紹介が、前著に比べても(非常に要領よくはありますが)若干深みが欠けたものになっているのは避けられません。にも拘わらず、全体を通してホーキングの宇宙観が一本はっきりと通っているのはさすがです。また『ひも理論』の最先端である『ブレーン・ワールド宇宙論』に関しては、本書でもちょこっと触れられていますが、興味がある方は、この最新理論をもう少し詳しく一般向けに紹介した『ホーキング、未来を語る』(角川書店/アーティストハウス)をご覧になることをお勧めします。共著者のレナード・ムロディナウは、本書の中でも触れられている天才物理学者リチャード・ファインマン晩年の歳若き友人兼 人生の教え子であった人物。『ファインマンさん、最後の授業』の著者でもあります。
ところで第一章が前書と同じく、バートランド・ラッセルの講演に「世界は巨大な亀の背中に支えられた平面なのだ」と抗議した老婦人の話から始まっているのには、にやりとさせられましたね。しかしながら本書は、現代宇宙論の概略的な紹介書という点では前書の改訂版であっても、中身は全てまったく新しく書き直されたものです。また、この本を初めて読んで気に入った方は、以前の本ではありますが、前書の『ホーキング、宇宙を語る』も是非読まれることをお勧めします。かならず新しい発見があるはずです。
→緑龍館 Book of Days
紙の本
ホーキングが宇宙論をやさしく分かるように説明しています
2008/08/13 15:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝光 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代の最も有名な理論物理学者の一人 ホーキングが、
科学の考え方(理論)がどう進化して来て、今はどう
いう状況にあるのかを説明しながら、宇宙の始まりから
未来、タイムとラベルの可能性などを語ります。
「クォーク」「素粒子」「ダークマター」「真空のエネルギー」
「反粒子」「超ひも理論」などの言葉は、どこかで耳にしたこと
はあって気にはなっているのだけれど、何のことかサッパリ分か
らない。という方には最適です。
それらの繋がりが平易に語られています。
ただ、話が最新のまだ未解明のテーマなどにかかると、急に
神の話や、人間原理の話などではぐらかされる気はします。
宇宙論というのは、まだ科学ではなく哲学なのでしょう。
宇宙の大規模構造が見えてきたなど、奇妙な事実がどんどん
明らかになりつつある現在。もう一歩ダイナミックな考え方
が学会に登場しないといけないのではないか? というアセリ
に似た感想を持ちました。
現代科学の発展の経緯と、現在の限界を知りたい人にお薦め
です。 中学生、高校生にも十分読めると思います。