のんびり！カンタン！！幸せな長期投資

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投稿者：塩津計　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本には本当のことが書いてある。そして本当のこと、真実とは案外単純なもので、「なーーんだ」ということばかりなのである。例えば「株式投資のポイントは、良い銘柄を安いときに買って、後は売らずにじっと持ち続けること。これに尽きる」というもの。単純でしょ。そして株式投資とは、これに尽きるんですよ。安く買って高く売る、それだけの話。でも一般の人にはこれが出来ない。一般の人ばかりでない。プロと称するサラリーマンファンドマネージャー、年金基金運用者も、実はこの簡単なことが出来ない。なぜ出来ないかは本書に詳しく書いてある。日本の投資信託にろくなものがない理由も、きちんと書いてある。要するに日本の投資信託は保護された少数の業者が己の販売手数料稼ぎのみを目的に設計されていてアホナ客を焼畑農業ヨロシク食い物にするためにつくられたものなので、ろくな成果が出ないのは当たり前なんだという分析。耳に痛い話ですな、全く。これ全て護送船団方式による金融保護行政のお陰で証券会社が競争に晒されてこなかったからこうなったというお話。じゃあどうすればいいんだと言えば、「いいリズムをつかめばいいんだ」という話。これもネットでその名を知られたカリスマ投資家＝塩津計なら分かる話なんだが、一般の有象無象、特にサヨク音頭を踊りまくっている平等大好き人間達には「分かるかな。わかんねええだろうなああ」という感じのお話なんでスナ。