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- 発売日:2005/12/16
- 出版社: 秋田書店
- レーベル: プリンセス・コミックス
- ISBN:978-4-253-19477-8
レディー・ヴィクトリアン 17 (プリンセスコミックス)
レディー・ヴィクトリアン 17
紙の本 |
セット商品 |
レディー・ヴィクトリアン(プリンセスコミックス) 20巻セット
- 税込価格:8,580円(78pt)
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紙の本
心温まるストーリーに感動
2005/12/26 13:05
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あう - この投稿者のレビュー一覧を見る
心から大好き、出会えてよかったと思える本があるというのはなんて幸せなことなんでしょう。もう17巻目になるこの漫画は、これまでに何度感動に震える心のまま本ごとぎゅっと抱きしめてきたか数え切れません。
物語の舞台は1870年代のイギリス。牧師の父を亡くし、家庭教師として働くために田舎の村から大都会ロンドンへ出てきた少女ベルの物語です。ロンドンに出てきて早々にとんでもない事件に巻き込まれた彼女を救ってくれたのが、出版社オーナーのノエルと、侯爵令嬢のエセル。二人との出会いがベルの人生を変えていくことに。
この作品をより面白くしているのは、侯爵令嬢であるエセルが実は男という設定。男装の麗人の逆なわけです。救貧院にいた幼い彼を引き取り女の子として育てた侯爵。そこには深い理由と彼の数奇な生い立ちが隠されているのだけれど、今回は読者全員が気になって仕方なかったそのアージェント(エセル)の出生の秘密が明かされている。
読者だけでなくアージェント自身も初めて知る自分の隠された秘密。本当の両親は誰なのか?どうして彼は救貧院で育ったのか?その真実に涙が後から後からあふれて止まらなくなりました。
運命の悪戯なんて言葉では片付けられないような、人から見たら不運としか思えない残酷な運命。でも彼は言う、自分は不運なんかじゃないと。
ベルもノエルもそうだけど、彼らはなんて心が強いんだろうと思います。つらいことも全部含め、今日までの自分を作り上げた全ての過去をこんなふうに受け止められる強さにとても惹かれます。
男性として、作家として、もう一つの人生も歩み始めたアージェント。女装を続けるのも限界の年齢になりつつあり、侯爵令嬢エセルとしての人生に終わりを告げる日も近そうで、彼はこの先どうなってしまうのか、主人公のベルのこと以上にとても気にかかります。
また、最大の謎ももう一つ残されているし、まだまだびっくりな展開が待ち受けているようで、先が読めない展開にドキドキします。
ただ分かることは、どんな展開になっても最後には心を温めてくれるだろうということだけ。その温かさを求めてこれからも読み続けたい作品です。
電子書籍
アージェントの出生
2017/05/17 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
救貧院から引き取られたアージェントの出生の秘密が描かれます。
このエピソードはハートフルで絵柄にも合っていると思いました。