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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.6 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.2
  • 出版社: 中央公論新社
  • サイズ:20cm/602p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-003704-5
  • 国内送料無料

紙の本

暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏

著者 長谷川 毅 (著)

【読売・吉野作造賞(第7回)】【司馬遼太郎賞(第10回)】米ソそれぞれの黒い「時刻表」をめぐって、野望と思惑と駆引きが交錯する。1945年夏のドラマは複雑で冷酷であった…...

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暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏

税込 3,520 32pt

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商品説明

【読売・吉野作造賞(第7回)】【司馬遼太郎賞(第10回)】米ソそれぞれの黒い「時刻表」をめぐって、野望と思惑と駆引きが交錯する。1945年夏のドラマは複雑で冷酷であった…。太平洋戦争の終結を、アメリカ、ソ連、日本をめぐる外交・軍事関係を中心に緻密に分析・描出する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

長谷川 毅

略歴
〈長谷川毅〉1941年東京生まれ。ワシントン大学で博士号取得。カリフォルニア大学サンタバーバラ校歴史学部教授。著書に「ロシア革命下ペトログラードの市民生活」等。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

現代に続く「暗闘」

2008/03/26 05:01

11人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:良泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

権力者たちの野望は常に人民を犠牲にする。
そのことをあらためて思い知らされる。
権力者たちは、常に国家の繁栄と自己の勢力拡大のみを考える。しかしその「繁栄」には、国家の主体であるべき人民の暮らしの「繁栄」など考慮されていない。
「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀が終わっても、世界で戦争は止むことが無い。
力を持たない人民は、今日も世界のあちらこちらで、力を持つ者の思惑に振り回され殺されていく。
それは尽きることのない権力者たちの野望の証。
15年戦争、アジア太平洋戦争、大東亜戦争、第二次世界大戦・・・。見るものの立場・考え方によって、呼び名さえ変わってしまうあの戦争もまた、権力者たちの野望うずめく暗闘の場であった。
あの戦争が終結に向かうほんの1年間、いやわずか数ヶ月間の部分のみ取り出して見ただけで、戦争というものの本質が見えてくる。
権力者たちが何を考え、何をしたか。あるいはあえてしなかったか。
米・英・ソ・中、そして日本の権力者たちが、それぞれの思惑を抱えながら暗闘を繰り返すその様は、どんなフィクションでも真似のできない迫真のドラマティックな展開を見せつける。
トルーマン、チャーチルの振る舞いには、すでに米ソ冷戦時代を見据えた世界戦略があった。
人民のための国家がつくられたばかりのはずのソビエトにおいても、スターリンの眼にはすでに民衆の生活は見えていなかった。
そして、その影で常に犠牲となるのは一般の人民たち。
極めつけは日本の権力者・指導者たち。
かたくなに「国体護持」にこだわり、それだけを守り通すために、いたずらに敗戦を遅らせた。
昭和天皇の「聖断」なんて嘘っぱち、きれいごと。
昭和天皇そしてその庇護の下にいる日本の権力者たちにとって、何百万人の国民が空襲により家を失い路頭に迷うことになろうとも、伊勢神宮の杉の木一本が燃やされることの方を恐れた。
徹底的に軍国主義・天皇崇拝を洗脳した軍を味方にして横暴を極めた人たちが、敗戦に至る数ヶ月間の間に何をしたか。
天皇制を死守するためには、みさかいもなく味方をも切り捨てていく。
昭和天皇は、最後には軍でさえ天皇制と切り離そうとした。軍を見捨てたばかりではなく、すべての戦争責任を軍に転嫁させ、そうまでして天皇制を死守しようとした。すなわち自己保身をはかった。
その間に、空襲で原爆で死んでいった多くの民衆の命は、権力者たちにとってどれだけのものであったのだろう。
読めば読むほど虚しくなる。しかし知らなければならない。これは決して過去のことではない。現代にも続いてきていることなのだから。

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紙の本

日本降伏に至る複雑な過程を国際政治の渦の中から解明した注目作!

2007/02/02 16:05

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブルース - この投稿者のレビュー一覧を見る

アメリカ軍による原爆投下、ソ連軍の対日参戦を契機とした1945年8月の日本降伏へと至る道は、実に複雑なものがあり、これまでにも多くの研究の蓄積がある。しかし、それは、日本、アメリカの政治・軍事の状況を個別に追うだけで、広く国際政治の観点から論じられることは少なかった。著者は、このような研究状況にあって、ソビエトの役割を重視しつつ、日本・アメリカ・ソビエトを巡る国際政治の渦の中から日本降伏のドラマを解き明かそうとしている。
本書には大きく分けて、三つの論点がある。
その一つは、アメリカが日本に原爆を投下した過程とその理由について詳細に論じていることである。原爆の使用については、確かに広島・長崎にいた人々に多くの惨禍を齎したが、結果的には戦争の終結を早め、多くのアメリカ人や日本本土決戦が実施された場合の日本人の膨大な死を避けることに貢献したとされて来た。この見解は、現在も多くのアメリカ人に支持されており、大量破壊兵器を使用したことの根拠とされて来た。
著者は、この見解に異議を唱え、原爆が使用されたのは、日本の早期降伏を誘い、ソ連の参戦を阻止するという政治目的があったとしている。そこには、東欧で着々と勢力圏を扶植しつつあったスターリンに対するトルーマンの激しい不信感があったことも明らかにされており、この両者の激しい確執は本書の読みどころの一つとなっている。また、驚くべきことは、日本に降伏を促すポツダム宣言が、到底日本の指導者たちに受け入れがたいものであることを認識しながら発せられたのは、日本側がその受諾を拒否することで、原爆投下を正当化する狙いがあったとしている。これは、日本がポツダム宣言を受け入れなかったから原爆が投下されたという通説に修正を迫る見解として注目に値しよう。
二つ目の論点は、ソ連の対日参戦の内幕である。日本が降伏したのは、原爆投下とソ連参戦、いずれの比重が重かったのかについては研究上の見解が分かれているが、著者はソ連の参戦の衝撃が日本降伏の第一義的な要因としたうえで、たとえ原爆の投下が無かったとしても、日本は降伏したと結論付けている。
この辺りは、見解の分かれるところかもしれないが、ソ連ファクターの重要性はもっと認識すべきかもしれない。事実、日本陸軍による本土決戦「決号作戦」はソ連が中立を保つという想定で策定されており、その前提が崩れたからには日本は降伏するしか道が無かったという著者の主張は、一定の説得力があるように思われる。また、著者はスターリンが戦争末期に日ソ中立条約を踏みにじり満州やクリール列島(千島)や北方四島に進軍したのは、日本軍による圧政から人民を解放するという美名なスローガンとは裏腹に、機会があれば戦後の冷戦を視野に入れて少しでも自国の領土を拡げんとする「赤い帝国主義者」としての本音があったとして、日本降伏後に強行されたクリール列島占領作戦の不当性を論難している。
著者が上記の二つの論点と並んで、力をいれて論じているのは、日本のポツダム宣言受諾へと至る紆余曲折した過程を解明し、ソ連を仲介とした実現性の乏しい和平工作に貴重な時を浪費した日本の指導者の認識の甘さを容赦なく暴いていていることである。極め付けは、ソ連が日本に宣戦布告して怒涛のごとく進軍していても、まだソ連との和平が可能として、ソ連に縋ろうとした日本陸軍の右往左往振りである。ここまで来ればもはや言う言葉を失ってしまう。
以上、本書の主要な論点を紹介したが、多くの現代史の書物にあっても、本書は記述の緻密性・雄大さにおいて類書の追随を許さない出来栄えとなっており、それが評価されて2006年度の「読売・吉野作造賞」と「司馬遼太郎賞」をダブル受賞している。

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2008/12/29 08:37

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2011/09/29 11:57

投稿元:ブクログ

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2015/09/03 22:45

投稿元:ブクログ

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2020/02/28 14:58

投稿元:ブクログ

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