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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.2
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:22cm/411,6p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-26875-7
  • 国内送料無料

紙の本

キャプテン・ビーフハート

著者 マイク・バーンズ (著),茂木 健 (訳)

1941年の誕生の瞬間に関する本人の記憶から2004年に至る63年間を膨大な資料とインタビューで追跡。「トラウト・マスク・レプリカ」等の問題作でロックの概念を根底から覆し...

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キャプテン・ビーフハート

税込 5,170 47pt

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商品説明

1941年の誕生の瞬間に関する本人の記憶から2004年に至る63年間を膨大な資料とインタビューで追跡。「トラウト・マスク・レプリカ」等の問題作でロックの概念を根底から覆したキャプテン・ビーフハートの評伝完全版。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

マイク・バーンズ

略歴
〈マイク・バーンズ〉イギリス在住のドラマー、ジャーナリスト。

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紙の本

ぶっ飛んだ音楽を創った男

2006/08/15 17:38

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桑畑三十郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最初にキャプテン・ビーフハート&ヒズマジックバンドの曲を聴いた時はぶっ飛んだ。なんじゃこりゃー! それぞれの楽器が自分勝手に演奏している、そんな音楽に、ビーフハートのしわがれた声がかぶさってくる。それでいてちゃんと曲になっていて、それも直接脳をゆさぶる刺激的な曲にだ。どうやったらこんな音楽が作れるんだ。キャプテン・ビーフハートとは何者か。その謎を解き明かすカギが本書にある。
 キャプテン・ビーフハートことドン・ヴァン・ヴリートは1941年生まれ、インタビューによれば、自らの誕生の模様をはっきりと記憶しているという。「ほんとは生まれたくなかったんだがね。俺をひり出そうとする母親と闘っていた記憶が、今も頭の奥に残っている」
 3歳から6歳までは自室にこもり、彫刻造りに没頭していたそうだ。随分と早熟なガキだったようだ。学校には一度も通ったことがないと本人は言っているそうだが、これはホラらしい。高校卒業間際に父が倒れ、家族を養うため、学校を中退し、パンの販売員代理となる。その後いくつか職を転々とするが、高校時代の親友、フランク・ザッパのバンドのヴォーカルとしてスカウトされる。それから彼の音楽人生が始まるわけだが、強烈な個性の持ち主だから、すんなりとことは運ばない。バンドのメンバーに無理な要求をし続ける。たとえば「原油まみれになりながら、なんとか生き延びようとしている蝙蝠みたいに弾け」とか「トレイラーパークに捨てられた、猿の頭を持つ猫の死体みたいな音を出せ」などなど。まったく意味不明だ。それでいてメンバーにまったくギャラは払わない。当然のように衝突が起こる。ところがいったん離れたメンバーもいつのまにか、また戻ってくる。そんなキャプテン・ビーフハートの魅力とはなんなのだろう。メンバーの証言を引用する。
「ドンはいくつもの顔をもっていた。尊大な専制君主という一面の裏には、赤ん坊のまま大人になった無力の男という側面があったんだ。彼の青く大きな瞳は、泥沼に落ちたビーグル犬みたいに悲しげで、そのビーグルが『なんで助けてくれないの』と懇願しているんだから、誰だって手を差し伸べるさ。」
「問題は、ひとたび彼のバンドに参加すると音楽的な衝撃がでかすぎて、次になにをすべきかわからなくなるってことだ。あのバンドを辞めたやつは、自分でバンドをはじめるか、配管工にでもなるしかないんだ。」
 しかしキャプテン・ビーフハートには、まだまだ欠陥があった。LSDのやりすぎでしばしばパニック発作を起こした。また契約書のようなものを鼻先に突きつけられると、あとさき考えずにサインしてしまう傾向があった。レコード会社と二重契約し、せっかくアルバムを作っても発売できない。そこそこ有名になっても、生活は母親からの仕送りに頼っていた。バンドのメンバーに至ってはパン屑を食べてしのいでいた。まったく天才とは人に迷惑をかけても気にしない人間なのだとつくづく思う。
 始終この調子で、すったもんだの17年のキャリアのあと、キャプテン・ビーフハートは音楽から足を洗い、自宅にこもって日がな一日絵を描く生活を送るようになる。U−2のボノに誘われても、「誰なんだ、このボンゴってやつは?」ととりあわない。音楽を作るより、絵を描いているほうが人と関わらなくてすむから彼にとっては幸せだった。
 インタビューで「初めて描いたのがどのような絵だったか、憶えていますか?」と問われ、「向こうが俺を憶えちゃいないよ」と答える。かっこよすぎるぜ、キャプテン!

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