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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2006.3
- 出版社: 東洋経済新報社
- サイズ:20cm/216p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-492-73213-6
紙の本
神と悪魔の投資論 リスクと心理のコントロール
リスクの本当の意味は。なぜ損切りができず、儲ける前に利喰ってしまうのか。標準的ファイナンスと行動ファイナンスの考え方を用いた資産運用法を、日本版SMAの第一人者と金融・行...
神と悪魔の投資論 リスクと心理のコントロール
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商品説明
リスクの本当の意味は。なぜ損切りができず、儲ける前に利喰ってしまうのか。標準的ファイナンスと行動ファイナンスの考え方を用いた資産運用法を、日本版SMAの第一人者と金融・行動ファイナンスの研究者が明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
末永 雅春
- 略歴
- 〈末永雅春〉1961年山口県生まれ。同志社大学経済学部卒業。日興コーディアル証券SMA・アドバイスセンター長。
〈三隅隆司〉1962年山口県生まれ。一橋大学大学院商学研究科教授。
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紙の本
損切りは早く、利食いは遅く
2006/08/15 10:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:call - この投稿者のレビュー一覧を見る
株の世界に入った方なら、一度は誰しもが聞いたことのある格言だと思いますが、それが有効な投資戦略であるということを過去の株価を用いて説明している良書だと思います。
もちろんそれを実効性のある戦略にまで高めるためには、様々な道具が必要です。具体的には本書の最も重要な箇所である「第5章 リスクコントロール 応用編」をご覧頂ければ分かると思います。この項目では如何に「損切りは早く、利食いは遅く」が大切であるかを説明しております。つまり【含み益を保持したまま株価トレンドに乗る】との投資行動が利益拡大に繋がるのかを示しておりますが、それを徹底させるためには本書で言う【悪魔ワクチン】(=損切り)が必要なのだと説きます。
さらにはアナリストによる銘柄絞り込みを実施し、投資金額を損失許容額から逆算して求めるなどの手法を複合的に活用することで、リスクをコントロールしながら投資収益を確保することができるそうです。
本書は投資に関わる方にぜひ読んでおいて欲しい、と思えるような非常に参考になる良書だと思います。
紙の本
個人投資家の考える「リスク」とは異なるリスクの解説
2006/05/29 21:03
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mag - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、冒頭部分で「人間がその人なりに人間らしく生きるお金=コアマネー」についての運用指南書である、と明記されています。
しかし実際は、一般的な個人投資家による投資(株式投資)についてのアドバイスとしても受け取れる内容でした。
タイトルにある「神」とはリスク、「悪魔」とは心理のことです。
一般の人が考える「リスク」とは異なるリスクの説明、「利益確定と損切り」についての心理的考察、神を見方にして悪魔に打ち勝つ為の投資方法等が実例・実証的考察を用いて記述されています。
図解も随所に盛り込まれ、投資初心者以上ならば読みやすい本になっていると思います。
ただ、株式投資未経験者やこれから株式を始めたいという方にはあまりオススメできないです。実際に投資を経験した人でないと、投資時の心理というのが実感できないと思いますので..
なお、本書は第一部「実践編(約160ページ)」と第二部「理論編(約40ページ)」の二部構成となっています。
第二部では複雑な計算や理論が展開されるので理解するのは難しいですが、重要な事は全て第一部に書いてあり、第二部でそれを理論的に証明するという形式なので、第一部さえ理解できれば問題ないと思います。
「利益がなかなか出ずに、含み損だけがどんどん大きくなってしまう」
「自分が売った銘柄は、その後に必ず値上がりしてしまう」
等と感じている方にとっては、その理由と根拠、対策法が詳しく書かれているので、一読する価値があると思います。