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「フラワー・オブ・ライフ」の意味とあっと驚く挑発
2006/05/21 23:21
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:関 智子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お話は生活のまわりの小ネタながら、最初ににやっと笑い、何度も聞きたくなるくせになる味わい。
お話の中にはいちおう、白血病を克服した経験がある春太郎くんや、性格のよい三国くん、無駄にハンサムな真性おたく間島くんなどの一応の主人公たちがいますが、脇を固めるクラスの一人一人がいい味出してます。
なおピラミッドをはじめ、世界の多くの文化でみられる、いくつもの円がつらなった幾何学パターンを、「フラワー・オブ・ライフ」とよびますが、もしこの図形からタイトルがとられているとすると、よしながさんがこの作品で書きたかったのは、クラスメンバーそれぞれがそれぞれの人生の主人公であり、同時にクラスという社会の中でそれぞれの役割を果たしている存在であるということ、人の人格や人生観、いきがいなども人と人のかかわりの中で形成されていくものであること、人間の関係性そのものなのかもしれません。
3巻になってそれがはっきりしてきたように思います。
よしながさんの作品には人の心の痛みや、社会問題に対する視野を備えた深い面や、常識を転倒するような挑発が隠されているので、馬鹿話を展開しているようでいながら、なかなか目が離せない作品です。
常識を転倒するような挑発という意味では最後で、あっと驚く展開が用意されています。