「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
秋です。今日は市場の出る日です。畑にできたカブのいいのを選んで積んで、みんな街へと急ぎます。「わたしのカブで買えるかな」 星を売るドワーフ小人にたずねると…。数えきれない星の中の、ひとつの星のお話。【「TRC MARC」の商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ジブリ美術館で上映された短編映画「星をかった日」を観た方も観ていない方も
2006/04/29 23:52
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山頭火の春 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イバラードをご存知の方、最新のイバラード便りです。宮崎駿の映画でその世界に魅せられた方は多いと思いますが(何を隠そう、私もその一人です)、これはジブリ美術館で3月に上映された短編映画の絵本版です。元の話は「迷路の街で聞いた話」に載っていますが、星を買うのにカブが足りなくて、カブができたらみんなを呼んでごちそうするという約束で、ドワーフから星を売ってもらいカブと一緒に星も育てていく女の子が主人公。(カブにも星にも水をやり、お日様に当てて育てていくのです)
これまでの画集と違って、ひとつのストーリーを追いかけて絵が綴られていくのはなかなか新鮮です。しかしそこは井上さん、絵本と言っても、イバラードの美しい景色が続いていきます。おいしそうな大きなカブがごろごろしていたり、茶色い服に身を包んだドワーフがわらわらしていたり、穏やかな遠景が多いいつもの風景とは違いますが、遠くから眺めているイバラードではなく、自分がその隣にいるような気持ちにさせてくれます。
特に印象的なのは魚をすくうワンシーン。他の星の海に近づいて魚をすくうのですが、何度も文章で読んでいても、ああこんな風にやるのね!とわかってなんともうれしい。
6月にまたジブリ美術館で上映されるとのことですが、宮崎さんの作品は「にぎやかな街と菜園のある住まい、それに夜の空とを美しく描いた詩のような映像」(星をかった日にはさまれているパンフレットより)だそうですし、実際に映像に使われた絵とこの絵本の絵は違うものだそうですので、映像で観た方も、観ていない方も、この絵本で新しいイバラードを旅してください。
紙の本
不思議な世界観
2016/05/19 23:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:orange - この投稿者のレビュー一覧を見る
星を売るドワーフの小人たち。主人公は育てたカブで星を買う。自分で育てることのできる星。星にぽかぽかお日様が当たるように、春には水を与えて。大切に大切に育てて、最後には同じものはない、たった一つの素敵な星になる。不思議な世界観で、星を買って育てることができるなんて、素敵だなあと思いました。