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商品説明
教育基本法改定の問題点をくわしく解明。教育の危機をいちだんと深刻にし、日本国憲法の精神とまっこうから背反する。衆議院・教育基本法特別委員会での質疑もおさめた、教育基本法改悪法案への問題提起。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
政府が説明もできない改定理由
2006/11/06 05:28
18人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:未来自由 - この投稿者のレビュー一覧を見る
憲法守れ、教育基本法守れの声が広がっている。国会では成立を強行する動きも活発で、緊急に教育基本法改悪の本質を知らせ、反対する声を広げることが求められている。
先の国会で提出された教育基本法「改定」法案。そのどこが問題なのかを、国会での質問の論点を中心にまとめたのが本書である。
端的な話、なぜ「改定」なのか。政府さえ、これにまともに答えることができなかったのが先の国会であった。
高知新聞の社説が紹介されている。「改正を主張する人たちは、いじめや不登校などの教育荒廃、少年による凶悪犯罪などと基本法を絡める・・・だが、それらの問題と基本法を結びつけるのは筋違いだ。基本法をきちんと読めば分かる。・・・第一条は、教育の目的をこううたっている。『人格の完成』、言い換えれば『人間的な成長』に目的を置いているのであり、教育の使命としてこれ以上のものがどこにあるというのだろう。教育をめぐるさまざまな問題は、基本法の施行から59年間、目的実現への努力が十分でなかったために起きているのではない」
極めて核心をついた主張である。
教育のさまざまな問題は、その理念を踏みにじり続けた自民党政治にこそ、問題がある。その具体的な問題を指摘している追求に、政府はまともに答えることさえできないことが明らかになったのも先の国会であった。
教育の荒廃を理由にしながら、教育の自由や子どもの人権を踏みにじり、愛国心を押し付ける。これが、なぜ教育問題の解決と結びつくのか。
憲法にも違反する教育基本法「改定」案は、国家に従順な国民づくりにこそ、その最大の目的があることが明らかになっている。
憲法や教育基本法を読んでいる人はどれだけいるのだろうか。将来を大きく左右する憲法と教育基本法をぜひ読んでいただきたい。
本書には、教育基本法と政府改定案が収録されている。