大震災発生！ 公的支援がくるまでの２００時間を生き延びる知識と知恵

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投稿者：筑波太郎　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　大地震発生！あなたは生き延びられるか？ 世界でも有数の地震国日本。まさ
に危険と隣りあわせにいるのだが、意外と防災対策は置き去り、＜我が家でもそ
の口＞。首都圏直下型地震が叫ばれだしてから久しいが、指を拱いているのが実
情。たとえ生き延びられても、公的支援が届くまでには２００時間を要する。そ
の間は自力の蓄えがすべて。さあーこれで安心？ 生き延びるメカニズムを検証
しよう。
　第一章「あなたと家族の耐震度テスト」。Q＆A方式で「地震発生直後の行動テ
スト」１３問。「日常の防災意識テスト」６問。「室内の防災対策テスト」６問
がある。あなたはどれくらい解答できるだろうか。１００点満点で答えた点数が
（例、２０００÷２５＝８０）であれば、８割以上生き残れる。〈これくらいの
点数が出ればまずは合格かな〉。耐震度を上げるためのアドバイスや、防災一口
メモがあるので参考になるだろう。
　第二章「大地震発生直後の生き延び大作戦」である。地震発生直後から２４時
間の≪アクションプログラム≫があるので、より深く理解できるのではないか。
備えあれば憂いなしではないが、いざ、その場面に直面すると普段の半分ぐらい
しか行動できない、私自身＜大地震には遭遇していないが、３度火災に見舞われ
た＞体験があるから。これからは年２回ぐらいは、家族で防災点検を心がけよう。

　第三章「専門家がすすめる防災グッズ備蓄法」。非常用品の選び方があるので
最低限の品物はととのえたいものだ。中でも備蓄の３要素、食料、水、トイレ、
これは必ず備えなくてはいけないとある。火も、灯りも、水もないないところで
の２００時間は人間の限界を超えている、想像を絶する厳しさだろう。それでも
生き延びなくてはいけないのだから、普段から心に記しておきたい。その序曲と
なるのがこの一冊かな。