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商品説明
駅やコンビニ、飲み屋などに、使いたい人がいつでも使用できる「自由な傘」を置いておく—一人の青年が夢見た理想的な共有システムは実現することができるのだろうか?ベストセラー『パイロットフィッシュ』『アジアンタムブルー』の世界へと通じる、ナイーヴで静謐な日々の思索をつづった、爽快エッセイ集。【「BOOK」データベースの商品解説】
駅やコンビニ、飲み屋などに使いたい人がいつでも使用できる「自由な傘」を置いておく−。ひとりの青年が夢見た理想的な共有システムは実現できるのか? ナイーヴで静謐な日々の思索を綴る。『本の旅人』他掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
大崎 善生
- 略歴
- 〈大崎善生〉1957年札幌市生まれ。2000年「聖の青春」でデビューし、新潮学芸賞を受賞。「将棋の子」で講談社ノンフィクション賞、「パイロットフィッシュ」で吉川英治文学新人賞を受賞。
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紙の本
束縛があるからこその自由
2010/03/16 20:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
大崎善生のエッセイ集。
最近の作家さまは、皆真面目なのである。
っていうのは、失うことを恐れているからなんだろうか。それとも、自分の力を過信できない、過信することが許されないほどに情報があふれている社会にいるからなんだろうか。
一見自由に生きている生活を描いているようだけど、実際には何かしらつながっているものがある。それとも、現代社会の自由というものは、所詮こういうつながれた範囲の中のものでしかないということなんだろうか。
それでも、ぼんやり空を見てみたいなあと思った。
空の青さや、雲の流れるさまを、それこそビール片手に見つめる。それができる贅沢や喜びを味わいたい。
そういう気持ちにさせてくれるエッセイだった。