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紙の本
すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)
著者 日垣 隆 (著)
毎月の締切50本のほか、有料メルマガ、ネット通販と、「書いて稼ぐ」を極めた著者が、そのノウハウを全公開。トラブルを招かないメール文、上司を説得する企画書、読者を中毒にする...
すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)
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商品説明
毎月の締切50本のほか、有料メルマガ、ネット通販と、「書いて稼ぐ」を極めた著者が、そのノウハウを全公開。トラブルを招かないメール文、上司を説得する企画書、読者を中毒にするブログなどを書く「手の内」を明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
日垣 隆
- 略歴
- 〈日垣隆〉1958年長野県生まれ。東北大学法学部卒業。作家・ジャーナリスト。「そして殺人者は野に放たれる」で新潮ドキュメント賞受賞。その他の著書に「父親のすすめ」「知的ストレッチ入門」など。
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紙の本
簡単に文章力UPにつながる大リーグ養成ギブスとは?
2011/10/31 14:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koo± - この投稿者のレビュー一覧を見る
「です・ます調」レビュー100本ノック。4本目。
「僕のブログ、なんでアクセス増えないんだろう?」
「私のTwitter、なんでフォロワー増えないんだろう?」
「俺のFacebook、なんで友達増えないんだろう?」
そんな悩みにスッキリお答えします。
文章作法本。毎月の締切50本のほか、有料メルマガ、ネット通販と「書いて稼ぐ」を極めた著者。代表作は「そして殺人者は野に放たれる(新潮ドキュメント賞受賞)」。いかに金になるプロな文章を書くか? そのノウハウや体験談を惜しげもなく公開しています。
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プロとしてお金を取れるようになるためには、何につけても1万時間は1つのことに取り組まなければなりません(P174)
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やはり表題はツリでしたか。1日10時間で3年ちょっと。2時間だと13年。いや、心底没頭すれば、そんなの案外あっという間なのかも?
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大リーグ養成ギプス装着 ~敢えて「です」「ます」調で書くことによって、確実に文章のレベルアップが図れるでしょう。(P38)
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最近僕が実践している『「です・ます調」レビュー100本ノック』はこれに影響を受けています。「だ・である調」は語尾のバリエーションが多いので書きやすいんですよ。「~読了。~が痛快である」ねっ、それっぽいでしょ? 「~を読みました。~が面白かったです」これじゃあ小学生の読書感想文ですもんね。そこをいかにして抑揚を付けるか? それが今回の課題です。
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すみません。つい教養があふれでてしまいました。(P100)
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まあ、この台詞はあからさまにツリでしょうが。実際に読んでみて感じたこと。けっこう毒舌・辛口で上から目線な方ですね。こういう人って嫌いじゃないし、読み物としては面白い。しかし実名を出しての個人攻撃や、素人の書いたネット上のレビューに赤ペン入れながら悪態をつくのはいかがなものかと。
ホンネ満載な情報の羅列を各々のアンテナでキャッチ。読み手も書き手も、そこをありがたがって群がっているのだから杓子定規には測れません。実際、僕もよく参考にさせてもらってるし。これもネット情報過多時代におけるひとつの文化なのだと私的には捉えています。
最後に、特に気になる箇所をピックアップ。
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・「~で」や「~が」という表現は極力文章からはじいたほうが確実にリズムが良くなります。とくに「~で」は絶対に使わないと決めたほうが良いでしょう。文章が冗漫になるだけです。
・「読ませる」ための7つのポイント
1. 自分の体験や見聞を挙げてみる
2. 現在起きている例を3つ程度は挙げてみる
3. 横軸としての比較
4. 縦軸としての歴史検証
5. 反論を想定する
6. 論点を整理する
7. できたら専門家の意見も取り入れてみる
・これだけは気をつけたい基本の基
1. 接続詞の多用に注意
2. 「です」「ます」調は大リーグ養成ギブス
3. 句読点は呼吸のリズム
4. 誤字が生まれる法則
5. 引用は一字一句正確に
6. 用語・表記の統一
7. 漢字を使いすぎない
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批評書としては首を傾げたくなる本著。しかし文章作法本としてはやはり秀逸です。冒頭の悩みをスッキリ解消するためにも、これらの項目を僕と一緒に実践してみませんか?
紙の本
書評を読んでもらうには・・・
2009/04/13 21:54
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野蛮人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ボクのような文章初心者に送る"ラフな手書きの道案内図"になっています。行き先は"お金を稼ぐための文章"!経由地は" 読んでもらえる文章"です。詳しい案内図を書いてる時間は無いけど、文章はこんな感じに書けばいいんだからねっと教えてくれる。詳細案内を知りたければ良い本が他にたくさんあるけれど、本書はラフに書いてあるから内容がすぐに思い出せます。
案内図には、たとえばこんなことが書いてあります。書評なら(1)本を買いに走りたくさせるか(2)エッセイとしておもしろいか、どちらかで書いてね。みんなそれぞれ同じ言葉を使っているのに話が噛み合わない時があるから、難しい言葉はもちろん簡単な言葉もしっかり定義して使ってみよう。まったく関係ないふたつのことを結ぶ付けると、おもしろい文章ができるよ。「読ませる」ための7つのポイントも書いとくね。これだけは気をつけたい基本の基も教えておくよ。どうしても批判をしたい時は、愚痴だと思われないようにしっかり根拠を書いてよ。ぶっちゃけすぐに稼げるなんて嘘なんだ、実は目的地まで1万時間かかるんだ。最後に「こうすれば稼げるQ&A」と「文章で稼ぐための必読33冊」もおまけで付けとくね。
第3章中級編・第4章上級編では、日垣さん特有の上から目線で皮肉コメント連発してます。その書き方を批判する方もいらっしゃいます、確かにいちいちごもっともな批判。ここはどうかひとつ、日垣さんの人格と、その話す内容を別にして評価してみてください。細●数●さんだって良いこと言ってる時もあったでしょ(笑)。
・野蛮人ブログ
紙の本
すぐに稼げるなら、というスケベ心を見抜かれたような。
2007/02/17 17:01
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「すぐに稼げる」というタイトル、「元手も素質も努力もいらない」という惹句にひかれて手にしたが、歓楽街の客ひきにスケベ心を見抜かれて引っ張り込まれた如くだった。
文章術というようにノウハウが公開されているが、逆の意味で著者の営業術にはまってしまったのである。ものの見事に、そして心地よく。
本書の第2章【初級編】こんな悪文を反面教師に、では書評の書き方についてが解説されている。ふと、自己陶酔の世界でビーケーワンに書評を投稿し続けていたのでは、と反省することしきりだった。
だからといって、本を読んでの感動を伝えたい、その気持をどのように表現するか、難しい。
確かに文章を書くということにおいて元手は必要ない。
しかし、物事を見極める観察眼、表現する力という素質は天から降ってくるものではない。
そう思いつつ読み進むと、稼げるプロになるには1万時間を要するとあり、惹句の「素質も努力も」という文字が反転し始める。
ここまでノウハウを公開してもいいのかと本書で日垣氏は述べておられるが、これはライターを志す人たちへの挑戦状でもあると感じた。稼げる、プロのライターにならなければ本物ではない。そう甘い世界ではない、それでもチャレンジするのなら待っていると氏が語っているようである。もしかして、喧嘩を売っているのか、と疑いたくなる。
いつも最初の1ページから本は読み進むのだが、今回は第6章のQ&Aから読み始めた。
これが実におもしろく、Q&A形式でありながら、日垣 隆氏のサクセスストーリーを読んでいるかのようだったが、ある意味、営業のテクニック集でもある。
稼げるプロのライターは営業のプロフェッショナルでもなければならないのだ。
書評とは、その本をすぐに買いに走るように行動提起する文章、またはレビューそのものがエッセイとしておもしろく読める、そのどちらかでなければならないと第1章28ページに氏は書いておられるが、今までそのような事は何も考えずに書いてきたので自己嫌悪に陥った。
しかし、それでも懲りずに、この書評を書かざるをえないほど書くということに日垣氏から気力をいただいたのは確かです。
紙の本
すぐに稼げるわけがない
2007/01/28 17:49
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:北祭 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日垣隆氏は、思想や観念だけでもの書くことがない。
面白そうだったり疑問に思うことがあれば、まずは行動に出るのが常である。その結果、実感を得た事柄について思考を深めて書くのである。気になる物があれば、とにかくそれを触って口にふくんで確かめるという、親泣かせではあるが、子供がモノを知るうえでは欠くことのできない衝動を今も持ち続けているかにみえる。ただし、それは努力してのことだろう。日垣氏みずから「取材」は嫌いなのだと明かしているからである。書評を書くときには、その著者の作品をすべて読んで取り組むというような姿勢からも、生半可な知識でものをいうことへの慎みがうかがえるのだ。
そういう日垣氏の文章には説得力がある。本書では、名文を書くという夢物語は脇へのけ、言葉、書評、エッセイ、社内文書、ブログにメールと実践を想定した書き方のアドバイスが次々と披露されてゆく。読み進めると、「案外、すぐに稼げるのかな」という気分になりかける。
ところが、本書の頁も中ほどをすこし越えたころ、次の言葉が立ちはだかる。
<何かでお金を取ろうと思ったら、目安として最低1万時間はやり続けなければならない>
これが日垣氏の本音の部分か。最低1万時間と聞けば驚くが、ピアノでも何でも毎日3時間の練習を9年間続けることに匹敵すると聞けば頷ける。楽器の演奏でお金を稼ぐにはそれくらいの練習は必要であろう。お金を払って読んでもらう「文章」を書くのも同じこと。いかにもこれが筆一本で身を立てるプロの言葉でもあろうか。
「すぐに稼げる文章術」というタイトルは、実のところ幻冬舎の担当者の意向で追っ付けられたものであるらしい。さもありなん。すぐに稼げるわけがない。けれども、本書に書いてあることを、すぐに始めることならできそうだ。そのように前向きな気持ちにさせてくれるものが本書にはある。それは、実際にできることを書くという日垣氏らしい文章の力によるものであろう。