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- カテゴリ:一般
- 発売日:2007/02/01
- 出版社: ポット出版
- サイズ:20cm/189p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7808-0000-5
読割 50
紙の本
欲望問題 人は差別をなくすためだけに生きるのではない
著者 伏見 憲明 (著)
ゲイ・ムーブメントの先駆的役割を果たす伏見憲明の「差別問題」から「欲望問題」への思想変容過程を明らかにした渾身の一冊。ジェンダーフリー論への根源的で友好的な批判。人間アカ...
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欲望問題
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商品説明
ゲイ・ムーブメントの先駆的役割を果たす伏見憲明の「差別問題」から「欲望問題」への思想変容過程を明らかにした渾身の一冊。ジェンダーフリー論への根源的で友好的な批判。人間アカデミーの講演録を元に再構成。【「TRC MARC」の商品解説】
『魔女の息子』で第40回文藝賞を受賞した作家であり、ゲイ・ムーブメントの先駆的役割を果たしてきた著者・伏見憲明が、「人間学アカデミー」(小浜逸郎氏主宰)で語りおろした講義録をもとに大幅に加筆・訂正し書き下ろした渾身の一冊が、この『欲望問題』です。
「痛み」を「正義」とする「差別問題」を、「痛み」も「楽しみ」も等価な「欲望問題」だと読み解き直す<1章──「差別問題」から「欲望問題」へ>。
伏見憲明自身の個人的な体験から生まれた「性別二元制」という捉え方を、15年を経てあらためて自身がその意味を問い、既存のジェンダー論に痛烈な違和を投げかける<2章──ジェンダーフリーの不可解>。
共同性からの自由を目指すのではなく、多様な「欲望問題」を抱える共同性を認め合い、個人の「痛み」を社会に問いかけていくことを不断に繰り返していくという<3章──アイデンティティからの自由 アイデンティティへの自由>。
副題は、「人は差別をなくすためだけに生きるのではない」。「差別がないということ以外にそれを「幸福な状態」と考えうる根拠は何なのか」と著者は問います。実存に根ざした極めて平易な文章でつづられていますが、著者があとがきで書いているようにシンプルな文章で根源的な問いをつきつけた、まさに「パンクロック」な本です。【商品解説】
目次
- 一章 「差別問題」から「欲望問題」へ少年愛者の「痛み」
- 差別というくくりへの違和感
- カミングアウトの意味付けの変化
- 「オカマ問題」と差別の根拠
- この社会で生きていくことの切なさ
- 二章 ジェンダーフリーの不可解
- へテロ・システム、〈性別二元制〉
著者紹介
伏見 憲明
- 略歴
- 〈伏見憲明〉1963年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。作家。91年「プライベート・ゲイ・ライフ」でデビュー。2003年には初の小説「魔女の息子」で第40回文藝賞を受賞。
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