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経営学の大家マイケル・ポーターの理論をまとめた本。
説明が平易で、具体例も日本企業の事例を多くとっており、非常に分かりやすい。また、ポーターの思想の変遷を概観した第1章は素晴らしく、第1章の内容を念頭において読み進めることで、「いま何故この話題が展開されているのか」を常に意識しながら読めるため、理解がすすむ。
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経営学のバイブルともされる『競争の戦略』を読むにあたっての入門書。具体的な事例をまじえて平易な文章でポーターの理論が説明されている。『競争の戦略』に目を通した人にとってもケーススタディのネタとして役立つと思う。
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とある生命保険会社で勧められた本。(本読んだら出てくるけど笑)
今までこっち系の本に対する興味はゼロでした。
が、、、、
けっこう面白い。
バリュエーションで成長戦略練る時に知っておいて損はないと思いました。
ケースもあって読みやすかったし、時間とられなかったし、なかなか高評価。
もう一歩踏み込む時間はあるかわかりません!
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ポーターの本。2007年。日経文庫のシリーズ。競争戦略のバイブルとして読まれているポーターの著作のエッセンスをまとめたもの。企業が勝ち抜いていく為には、産業の中でのポジショニングがきわめて重要であると説く。また、産業の中で企業同士が競うことで産業全般のレベルが向上し、世界的に競争力を持つ産業クラスターが形成される。
日本の独自性を活かした産業の創生と持続的な国の成長が政府の目指すところ。産官学が協力して、政府の示すビジョンの達成に貢献するのがスマートな形。最近の政府内のごたごたは早期に解消して、明確な景色を見せてほしいもの。
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2010.09 ポーターの競争優位の戦略が分かりやすく解説されている。とっつきやすい。基本的な考え方やファイブフォースのこと、ポジショニング戦略、イノベーションのお話、産業クラスターの話など、初歩について理解することができる。
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戦略選択と言えばと言われている(らしい)、ポーター著。
5つの競争要因(競争業者、買い手、売り手、代替品、新規参入)を検討し、トレードオフしましょう。その力はクラスターで付きますよ。
っていう本。
読むにままだ早かった感があるけど、頭の片隅にでも残しておく。
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経営戦略の基本を学ぶには最適な1冊。
本家の本を読むよりも敷居は低いです。
http://blog.pingpan.jp/book/management/read_porter/
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ポーター??「競争戦略」??という状態で、まず最初に読んだのがこの本。5F、戦略ポジション、クラスター、イノベーション等わかり易く解説してあります。また所々に図解が使われていて理解の助けになりました。入門書としてはGood
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元々、分厚いんだよ、ポーター先生の競争戦略論。それらが割とまとまったのが、この本だと理解しています。原文読んでないからわからないけど。
とりあえず現時点でのメモとしては、ポーターは競争力の原因を組織内部ではなく外部に見ているというのが特徴。反対に組織内部にこそ競争力決定要因があるとする考え方もあって、別の有名な先生が理論を展開しているとおもう。多分、ブルーオーシャンの考え方は、このポーター氏がベース。
日本企業というのは得てしてその競争力決定を内部に求めがちらしい。「自らの強みは何か」というやつ。その意味で、ポーター氏の考え方を強く意識しておくのは意味があるのではないかと思う。
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通しで読むのは2度目だが、このコンパクトさで示唆に富む内容だと思う。
競争の戦略が出てきたのは、20年近く前だが、未だに新しい。特に日本企業にとって。
実際の戦略策定の場において、中々、市場規模くらいしか見なくて、競争環境やプロダクトライフサイクルを見て、収益性を評価する。
その結果、単なるオペレーション改善ではなく、トレードオフの決断をする、それを突き詰めるってことが難しい。
それは、能力もさることながら、意思決定スタイルの問題が大きいように思う。この前読んだサイコパスを思い出すと、感情に左右されない、人に振り回されない、ある種独善的な経営陣が中々いないのだと思う。
全体を通して自らの参考としたいこととして、
問題を解く視点として、1つ上の視点から俯瞰するような捉え方
一企業の競争戦略を考える際に、その一段引いて、その企業を取り巻く顧客、サプライヤー、競合、代替品を俯瞰して分析する
産業の競争力を考える際に、
その産業の上下左右の関連産業を俯瞰して分析する
といったような。
そうやって違う次元から物事を捉えることが、中々現場やその道の経験者から出辛い、戦略家の価値なのかなと。
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[ 内容 ]
競争戦略を考えるうえで必読とされるのが、難解と言われるマイケル・E.ポーターの著作群です。
本書は、ポーターの主著である『競争の戦略』『競争戦略論』などで展開されている思想と論理を理解するためのコンパクトな入門書です。
ポーターの著作を要約するだけではなく、抽象的な概念を理解しやすいように、日本企業の事例を盛り込み、わかりやすく説明しています。
企業の競争戦略ばかりでなく、地域や国の競争力についても取り上げます。
[ 目次 ]
1 競争が何をもたらすのか(ポーターの競争観;避けるべきものとしての競争 ほか)
2 五つの競争要因を学ぶ(競争要因を考える;経済学的に捉えた五つの競争要因 ほか)
3 戦略ポジションを巡る争い(競争優位の源泉;戦略ポジションの選択 ほか)
4 クラスターと政府の役割(立地という視点;ダイヤモンドフレームワーク ほか)
5 日本の競争戦略を考える(オペレーション効率の範囲を広げる;日本企業の独自性を活かす ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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目次
[I] 競争が何をもたらすのか
[II] 5つの競争要因を学ぶ
[III] 戦略ポジションを巡る争い
[IV] クラスターと政府の役割
[V] 日本の競争戦略を考える
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ポーターの「競争戦略」を、国内事例を紹介しながら解説する。わかりやすかった。
著者の見解も多く含まれてるので噛み砕かれていて理解しやすい反面、ポーターの言葉ではないところもあるので、これを入門書としていずれはポーター本人の著作に挑戦したいところ。
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自社の強み=競争力を高めるためには「業界の中で良いポジションを見つけること」が重要。
オペレーションの改善ばかりに気を取られてはいけない。
そのためにはまず「5つの競争要因」という枠組みを用いて、業界の魅力度を理解する。
その上で「戦略ポジション」という考え方を用いて企業戦略を検討する。
5つの競争要因(ファイブ・フォース):「競合他社」「買い手の交渉力」「売り手の交渉力」「新規参入の脅威」「代替品からの圧力」
「低コストポジション」「差別化ポジション」が基本的な企業戦略の方向性であり、トレードオフの関係にある。
トレードオフに対してぎりぎりの選択をした戦略ポジショニングこそが模倣されにくい戦略。
ただし戦略ポジションは劣化する。
既存の主流顧客には受け入れられなくても、将来を見越した時には破壊的なイノベーションが必要になる。(=イノベーションのジレンマ)
http://bukupe.com/summary/6706
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memo:
p12
業界の中で良いポジションを見つけることが重要
p14
ポーターの考え方も発展してる
競争を避けることがベスト→独自の選択をすることがベスト
p16
産業組織論⇔ポーター『競争の戦略』
不完全競争はダメ⇔良い
・五つの競争要因
p19
完全競争になる条件①②③
p20
『競争の戦略』以前の事業ポートフォリオはグロース・シェア・マトリックス(金のなる木〜)
p25
『競争の戦略』で業界の理解はできるが施策の検討には不十分。
→『競争優位の戦略』1985で付加価値連鎖分析(バリューチェーン)でオペレーションの改善について
p26
→これでも不十分→『競争戦略論』1996で戦略ポジションこそが持続的な競争優位の源泉だ
p27
戦略ポジションは大きくくくると①ターゲット顧客②提供価値③活動システム
p29
戦略ポジションはトレードオフを含んでいる難しさがある。
どちらでもあり得る解の中で決断する。経営者は分析やデータに隠れられない。
p31
HOYA社長 鈴木氏の言葉
p32「リソース・ベースト・ビュー」はオペレーションの問題であり、いずれ模倣される。
トレードオフに対してぎりぎりの選択をした戦略ポジショニングほど模倣されにくい。
p36
イノベーションを促進するためにはクラスターの形成が重要。クラスターとは地理的に近接した地域に特定の分野の企業が密集して発展してる状態のこと。
クラスターが形成されると競争が活発になりイノベーションが起こりやすくなる。
ミクロで見ると競争はマイナスだが、マクロで見るとプラスに働く。
p45
五つの競争要因
競��他社、買い手の交渉力、売り手の交渉力、新規参入、代替品
5つの要因を3つの視点から検討する。
①価格交渉力の強さ ②稼働維持への圧力 ③差別化の度合い
p80
競争要因への対処法
①業界構造に適した戦略ポジションを確立 ②競争要因のバランスを変えるような手を打つ ③競争要因の変化をうまく活用する
p85
『コーペティション経営』はポーターを発展させた著作。
補完的生産者の存在。自社の製品の価値を上げてくれる他社のこと。
競合を補完的生産者に変えてしまう。
p91
低コストポジションと差別化ポジションが戦略の基本的な二つの方向性
p94
企業の戦略ポジションを決める際には、様々なトレードオフが存在する
p96
トレードオフには誰もが認める最適なバランスはない。独自の選択をすることが戦略ポジションの出発点。
またその戦略ポジションが明確であれば特色のある活動が生まれる。その活動の全体を活動システムと呼んだ。
p105
模倣されない戦略とは、トレードオフを伴う選択をしており、独自の活動システムを構築していること。
p133
ただし戦略ポジションは劣化する。
既存の主流顧客には受け入れられなくても、将来を見越した時には破壊的なイノベーションが必要。このイノベーションのジレンマ
p150
国の競争優位の4つの決定要因=ダイヤモンドフレームワーク
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ポーターと言えば、ファイブフォース分析。ファイブフォース分析とは、競争要因を①業界間の敵対関係(競争業者)だけでなく、②買い手(卸、小売、顧客)、③供給業者、④新規参入業者、⑤代替品としている。商品開発に携わる人は、ついつい競争業者の動向に振り回されがちであるが、実際には、ファイブフォースが働いているわけだ。
同僚の若い女性に、スポーツサイクルを薦めたら「自転車を買うお金があったら、旅行する」と言っていたが、商品やサービスは、競合品との闘いだけではなく、他の娯楽との競争もあるのだ。
いずれにしても、同書には、マーケティングや商品企画、商品開発に携わる人に、必須の概念が詰まっている。是非、ご一読ください。
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エッセンスを短時間で読めるのがよい。全体を把握してから、現物を読むと、理解が深まりやすい。ポーター賞を知るきっかけをもらえただけでも、ありがたい。