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- 発行年月:2007.6
- 出版社: 集英社
- ISBN:978-4-08-877285-1
紙の本
妖怪人間ベム 1 (ヤングジャンプ・コミックス)
著者 高橋 秀武
妖怪人間ベム 1 (ヤングジャンプ・コミックス)
妖怪人間ベム 1
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紙の本
道徳は感情とともにしか育たない
2008/03/03 03:27
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔とちょっとイメージが違うのが残念だが、それにしても妖怪人間ベムってホントにかわいそうな話だと思う。これを初めて見たのは大学生の時だが、テレビ版ベムのラストはあまりに可哀想でとても印象に残っている。
妖怪人間・・。突然変異かなんかで生まれてしまった妖怪3人が日々人間の為に戦う。それは人間の為に、人間の心を持って正しく生きていればいつか必ず人間になれると信じているからだ。だが、リーダーのベムだけは何となくそんなことはありえないと薄々感じていたような印象がとても切ない。
普段はちょっと奇怪な不気味な人間(強いていえば、サイエンスミステリーでやっていた悲劇の少女、アシュリーくらいなものだろうか)なのだが、それ故に人間に軽蔑されている。それでも3人は人間に対する裏切りを一度もしなかった。その結末があのラストではあまりに可哀想というものだ。
それにしても、この妖怪人間ベムの道徳的効果は絶大である。人種差別や中身を見ないでの差別がいかに醜いものか、子供は自身に芽生える其々の正義感といいう強烈な感情とともに強く記憶するに違いない。人は、感情と共にでなければ記憶できないメカニズムを持っているのである。それが強烈であればある程定着する。小学校の道徳で妖怪人間を毎週見せてやるのがベストであると前々から思っていた。内容的にも面白いので、毎週の楽しみ+正義感情というダブル効果が狙えるだろう。所詮子供など、ジジイばばあに席譲れの教訓を垂れても聞きはしない。私など屁とも思っていなかった。いや、それどころか逆に反発していた記憶がある。そうした正義感を私に養わせたのは、私の場合は歴史だったが。
本書で残念なのは、キャラクターの雰囲気が変わっていることである。何で原作をいじるのか理解できない。ドラえもんにしてもそうだが、リメイクではろくなものがない。しかし、そうした先入観のない人にとってはきっと面白いだろう。
電子書籍
よかった
2019/08/08 01:22
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投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃アニメを見てました。アニメの感じとは少し違うのですが、人間になりたいという切ない想いがとても伝わってきました。夢中で読んでしまいました。