紙の本
立ち読みも無駄な俗物のススメ
2007/09/09 09:02
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:cuba-l - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜエグゼクティブはゴルフをするのか。それはゴルフが年寄りでも一緒にできる遊びで、ヨイショの時間がたくさんあるからである。そのためにゴルフをやらされる私が言うのだから間違いがない。
この本ではエグゼクティブがゴルフをする理由について、ゴルフのなかには経営という仕事に共通する戦略があるから、と言うようなことを言っているが、そんなことをいうなら、ゴルフでなくても、将棋でもマラソンでも登山でも経営と似ている点などいくらでも並べることができる。
タイトルで売らんかな、というコンタンが見え透いた事を感じる人は多いだろうが、さらに残念なのは内容にタイトルに出ている以上のめぼしい情報の中身がないことである。
ありきたりの処世訓がつまらないたとえを用いて並んでいるだけで、別に特に悪いことを言っているわけでもないものの、要は大勢におもねりへつらいうまく立ち回って俗物になろうというような本。
目新しさもなく、立ち読みする時間があったら、ほかの本をチェックする事をオススメする。
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短編のストーリーから構成されており、非常に読みやいです。あっという間に読める本ですが、この中には深い学びのエッセンスが込められています。ビジネスパーソンに必要なものからリーダーとはなんぞやにいたるまで、多く学べる良書です。
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私はあんまり好きなタイプの本じゃなかったな。この手の本は、日ごろ本を読みなれない人が読んでこそ感動があるものであり、自称プチ読書家の私には、なんだか「読んだ気」のしない物足りない本でした。
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話題の新書を読んでみることに。
内容としては、全てが簡潔なストーリー仕立てになっていて、読む分には読みやすい。
特に参考になったのは、
アリの話と、社長のコピーの話、熱気球の話。
特に熱気球での、統制と協調は参考になる。
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タイトルに惹かれて購入。
13の話から構成されており、それぞれ分かりやすい例え話でビジネスの教訓が述べられている。第7話の「なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?」第8話の「自ら動く新入社員と指示待ちのベテラン社員」第12話の「ボロボロのガレー船と3人の船長の航海術」が個人的には為になった。難しいビジネス書が苦手な人でも飽きずにさらっと読める本。(07年7月14日)
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タイトルだけだと、しょうもない中身のように思えますが。
これが、結構良い本でした。
ページ数は160ページほどで、結構ゆったり記してある。
読むのに負荷がかからないのに、教訓となる話が満載。
冒頭にハイネケン社長がコメントを寄せてますが、
「役に立つ智恵を1ダース得るために、700ページの
書物を読む必要はない。」とありますが、まさにその通り。
目次から抜いてみると、
「本当に使えないのは車か、ドライバーか」
「社長のクローンは働き者ばかり!?」
「ボロボロのガレー船と3人の船長の航海術」
「エグゼクティブは熱気球に載って仕事をしなさい」
この4つの話だけでも十分。
当然、これ以外の9つのお話もスーッと入ってくるように
わかりやすく、ポイントを抑えて書いてある。
で、一番最後に、
「部下は上手に管理される『権利』がある。」
読みきろうと思ったら1時間ほど。
だけど、考えながら読んでいると結構時間食う。
とりあえず、2往復してみましたが、もう少し考えながら
読んでみたい本。
この本、うちの会社で配ってもいいんじゃないかと思うくらい。
熱気球で成層圏まで上がっている方々には特に。
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経営者は自らの頭を切り換えなくてはならない・・・という経営指南書〜1:進化をこばんだ古代魚と陸に上がったカメ→生き残るには進化するしかない。2:こだわりの異なる3人の社長の選択→チャンスは誰にでも平等にある。3:1本足になったアリ株式会社の末路→「慢性コストカット病」が招いた結末。4:本当に「使えない」のは車かドライバーか→何かを変えたいなら,まずは自分から。5:有能な社員に新人,ベテランも関係ない→能力に有効期限切れはあるか。6:社長のクローンは働き者ばかり!?→会社はいろいろな人がいるからうまくいく。7:なぜエグゼクティブはゴルフをするのか→仕事もゴルフもいかに目的地にうまく運ぶかが肝心。8:「自ら動く新入社員」と「指示待ちベテラン社員」→勤めた期間の長短は評価の尺度にならない。9:1006人のうち,会社の妨げとなるのは6人→責任を取るのもエグゼクティブの仕事。10:すぐに専門家任せのエグゼクティブ→自分を変えるエンジンは自分自身にしかない。11:「全盛期のセールスマン」と「21世紀のセールスマン」→時代は付加価値のあるビジネスパーソンを求めている。12:ボロボロのガレー船と3人の船長の航海術→成功するためには,適切な戦略が不可欠。13:エグゼクティブは熱気球に乗って仕事をしなさい→部下には上手に管理される権利がある〜こんな当たり前の事を言われないと気づかない経営者がスペインには多いのだろうか。「責任を取るのも・・・」という部分で愕然とする。分かっていない・気づいていない経営者が多いからだろうけど,情けない話だ。こういう本を読んで「なるほど・・・」と納得する社長がいる会社に勤めている従業員は気の毒
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比較的当たり前のことというか、いろいろな本によく書いてあることが書かれている本です。でも、その当たり前のこと、よく言われていることが、自分自身、できていないんだよなぁ、と再確認しました。。。2007/07/26読了
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第1話から第13話まで短い物語が書かれている本。人生、ビジネスなどその局面局面での成功への考え方を導いてくれる本である。個人的には、物足りない感じがあったものの、書かれていることは間違いなく実践すれば効果的に人生を成功に導いてくれることばかりだと思う。
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当たり前のことを極めてシンプルな(寓話のような)たとえ話しで解説している。このようにシンプルな発想が重要なのかもしれない。
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言いたい事は色んな本に書かれているものを一冊にまとめた感じでした.短編なのでさらっと読むにはちょうど良い.
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ゴルフ好きなので、タイトルに惹かれて購入した。読んでみて、「なるほど、同感同感」と思ったところや、エグゼクティブ層について「そういう感触で考えることがあるか」と感心した点など、面白く読んだ。組織論や意思決定論ともとれるようなたとえ話がすごく簡単に整理されて書かれているため、さらっと読み通すことができた。
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手軽さが嬉しい。買ってしまったけど立ち読みで読みきれる薄さ(150Pくらい)
内容はゴルフじゃなくてマネージメントの行動指針を
ショートストーリー集の形にちりばめてある。
「三匹の子豚」みたいな話も出てくる。
結構おとぎ話に学ぶことも多そう。
なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
であれば、ゴルフは打つ前にクラブ選び・方向やヤード数の確認、素振りなど
多くの準備をするが、実際打った球が思い通りのところに行くとは限らない。
1ホールだけで勝負する訳ではないので運でも乗り切れないが、最後に良い
結果が出れば良いという話。
本を読むことはイイ。
知識を溜め込むことより、自分がなんとなーくしてきたことと結びつけて、
他で似た場面で来た時に、応用できるような仕組みや法則に出来ると強いと思った!
第8話「自ら動く新入社員と指示待ちベテラン社員」
→提案型の営業スタンスと、効率性が大事。入った年次は関係ない。
がオレは好き。
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『さおだけ屋はなぜ潰れないか』という本に引き続き、タイトルで読んでしまった。
でも、なかなか面白い本。
経営者向けの本だが、たとえ話が面白いため、自分の立場(部、課、プロジェクト)に置き換えて読むことができる。
○進化を拒んだ古代魚と陸に上がったカメ
ずっとそこには湖があるわけではない。だから陸に上がって生活できるように進化し続けなければならない。
『ずっと変わらずにいるものは何もない。
進化し続けるこの世界では、進化するか、しないかという選択の余地はない。
生き残るには進化するしかないのだ。』
○『一番先に出てきたアイディアが、一番良いアイディアであることはめったにない。』 だから人の意見を素直に聞き入れ、改善していく必要がある。
○「自ら働く新人社員」と「指示待ちのベテラン社員」
『勤めた期間の長短は評価の尺度にはならない。能力、業績、仕事の効率性で評価する。』
○『適切な戦略を立て、賢く仕事をすることが、成功するための方法なのだ。これはどんな時期でも変わらない。』
○『私たちリーダは、結局のところ、
「私たちがやろうとしているのはこれだ!」
といつも声をかけていないと、決定してことを実行できなくなる。』
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200712/進化を拒んだ古代魚と陸に上がったカメ/3人の社長:労を惜しまず質にこだわる/1本足になったアリ株式会社/本当に使えないのは車かドライバーか/早期退職社員のうち有能な人でエキスパート組合設立/社長のクローンばかりの会社は優秀か/エグゼクティブのゴルフ→難しくて失敗するのはかまわないが、かたくななせいで失敗してはいけない/缶詰製造会社でのベテランと新人/1006人のリストラ/専門家任せのエグゼクティブ→社員のコミュニケーション能力を嘆く前に、自らのリーダーシップ不足を治療すべき/ぼろぼろガレー船の修繕→任務(積荷を届けること)遂行のために「戦略上必要なこと」と「それ以外のこと」の2つに分類し、前者にリソースを集中、後者は使い残し資源で対応/熱気球に乗って仕事→エグゼクティブの責務は「決定を下すこと」と「統制をはかること」/