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アメリカで有名なマーケティングコンサルタントの本。経営者や経営者になろうという人は、読んでおいて損はないと思いますよ。
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1996年に書かれた本にも関わらず、古臭くない。現在でも著者の主張するフォースカスの重要性は衰えていないと思わせる内容です。ただフォーカスの重要性を証明する事例の検証に対して、フォーカスの十分でない企業の成功事例に対する検証が不十分だった気がします
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自分の会社のフォーカスをどのレベル(事業、製品等)でどこに向けるべきかということについて考えさせられた。が、どちらかというと彼の著作ではPositioningの方がおもしろかったような。2007/10/21読了
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自分が属している業界での自分の立ち位置は?何に特化するのか?、誰にでもわかる簡単な一言で説明しなさい。これは宿題です。以下気になった文言。/
爆発的な急成長を遂げている企業は、ひとつの言葉、あるいはひとつのコンセプトにフォーカスしている。/
威力のある発想とは、ボルボの「安全性」、フェデックスの「翌日配達」のように、たいてい、いたってシンプルだ。/
自社ブランドの存在理由は何か?/
専門家こそ力の源泉。/
ビジネスの力は、まさにエキスパートになることで生み出される。/
消費者は、スペシャリストの方がジェネラリストよりも良い製品を作ると考える。/
企業連合はフォーカスを失う。/
「企業イメージ」と、その市場での「存在理由」を確立する事に集中すべきだ。/
実際には「品質」ではなく「好み」で選んでいるのだ。/
イメージこそが企業の成否を大きく左右する。/
業界トップという地位が高品質のイメージを浸透させる。/
グローバル化に伴って、企業も国もフォーカスを絞らざるを得なくなる。/
スピンオフすればいい。「分割して征服せよ」である。/
「あらゆるものを提供してくれる会社があるといいのに」という言葉の裏には、「どれも同じだから」という本音が潜んでいる。/
商品やサービスを増やせば利益が減る。逆に商品やサービスを減らせば利益は増える。/
ある市場のトップ企業は、どこも「その市場を最初につくった」企業だ。その製品ではない、その市場だ。/
あらゆるビジネスはニッチビジネスである。問題はどんなニッチを狙うかだ。/
新旧の両分野に参入するには、別々の名前が必要なのだ。/
何時間もかけて企業理念を発表するより、短くてシンプルな記憶に残る言葉を見つけることのほうがずっと効果的だ。/
言葉やコンセプトは、繰り返されるほどパワフルになっていく。/
何があろうと、既存の主力製品と同じブランド名で新分野に進出するべからず。/
ある製品にちなんだイメージが強く定着している場合、そのイメージは別の製品に拡大できない。/
「そのフォーカスは、シンプルか?」と自問するのが最良の方法だ。/
これ以上アイデアを増やす必要など無い。むしろ減らすべきだ。シンプルなフォーカスがあればいい。/
経営者がなすべきは、市場のどの部分にフォーカスするかを決断すること。/
どんなに強力なフォーカスでも、いつかは時代遅れになる。/
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10年以上前に執筆された、アルライズの本。
日本が失われた10年の最中、
「多角化は悪、利益を出すには事業を集中するしかない」
とひたすらに例を挙げて、その主張を繰り返す。
「集中」という意味がかなり多義的で、まあそこは学者じゃないから
正確な定義なんていらねーよって感じなのだろうが。
集中という意識を持つことが大事だってことだろう。
時折、
「商品の品質なんてあてにならない、あるのはイメージのみ」
「顧客に専門知識はなく、イメージで人は商品を買う」
などのアルライズ節が10年以上前から出てくることから
この人、ブレないなーという感心も。
学者には書けない本だと思います。
マーケの理論ではない部分で書きなぐった本。
読みやすいし、おススメ。
ただ、この人の書き方は人を選ぶと思う。
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フォーカスにからんだいろんな成功例、失敗例が書かれていて、これでもか、というぐらいフォーカスすることの大切さがよくわかった。
これを読んでから、仕事での考え方がだいぶ変わった気がする。
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数年前に読んだ。
選択と集中の重要さを教えてくれるいい本だったように思う。集中とは可能性を切り捨てることであるのだ。
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マーケティング22の法則などで有名な「アル・ライズ」の本。
ちなみに、この本は、(他の本と違い)ジャック・トラウトとの共作ではなく、娘との共作。
400ページ弱、ひたすら「フォーカスすること」について述べた本です。
これでもか、というぐらいの具体的失敗事例、成功事例がでてきます。
フォーカス/集中は重要とはよく言われませすが、それのみに絞った本は珍しい。
やや気になるのは、(他書もそうですが)「フォーカスすること」をほぼ9割型ブランディングの観点のみから説明している点。
他にも、メリット・デメリットがいろいろありそうですが、理論的考察がほとんどないのが残念。
また、事例が多い物よいが、特定の事例を短く取り上げているだけで、どこまで汎用性があるかを学術的意味で、あまり掘り下げていないのが残念(というか不安)。
ただ、多かれ少なかれ、「フォーカスること」は重要だと思うので、「フォーカスすることを頭に刻む」という意味ではよかったかもしれません。
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80対20まとめ中だが、シンプルだが含蓄がある。あと何度もいうけど、アルライズの『フォーカス』が絶品。
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・ビジネスは「商品そのもの」ではなく人々の承認に対する「イメージ」
・グローバル市場で効率的に競争をしたいのならば製品ラインを絞り込み,「企業イメージ」とその市場での「存在理由」を確立させることに集中すること.
・合併の良し悪しはそれが企業のフォーカスを高めるものになるかで決まる.
・単なる顧客でなく「お得意様」にフォーカスを絞る.
・教育機関はもとお意識的にフォーカスして国際的名声を高めるべき.
・ロレックスは手頃な値段の腕時計にチュードルという別の名前を付けた.新旧の両分野に参入するには別々の名前が必要.
・コングロマリットが支配しているのは日本,韓国,マレーシア,インドネシアなど効率性や国益の名の下に政府が企業社会に干渉している国.
・LBOが成功しやすい理由は,①経営陣がその事業を知っている,②経営陣に成功するインセンティブが高い,③経営陣がフォーカスを持っている.
・たった一つで定義できるイメージを持つ会社は国内外の市場を支配できるほどの強力な組織を構築できる.
・若者向けのブランドを持っているか.
・IBMがフォーカスすべきは「OPEN」.だからUNIXを推奨すべき.対Microsoftで「良いOS」を競うのではなく,「OPEN」vs「CLOSED」で軸を作る.「OPEN」にはポジティブなイメージがある.
・まず製品ありき,それに続いて市場が動く.
・フォーカスは記憶されなければならない.消費者の心に浸透するものでなければならない.
・共同体,市,州,国もフォーカスを見出すと大きな利益がもたらされる.
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とにかく色んな事例を使って、
フォーカスが大事だと言い続けている本。
言いたい事はそれだけ。
ただ個人的にはフォーカスとアメーバ経営って真逆なので、
どちを取るかはその会社の性質や業界にもよるかな、と感じた。
アメーバ的経営しつつも各部門ではフォーカスみたいなのがいいのかな。
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アル・ライズの著書というとブランドの話と思いがちだが、経営戦略について適切かつ分かりやすく述べている。選択と集中と言葉ではいいながらも、実際に集中を実行に移せているケースは少なく、かえって多角化が多いくらい。それにより、戦略がぶれ、リソースが拡散し、ブランドイメージが薄まる。そうするのではなく、フォーカスすべきという提言で、各種事例を用いているのが良い。
市場シェアを重視していて、市場シェア1位というのは消費者に一番効く。中味・味よりも評判が重要で、悪い評判はじわじわと広がっていく。ブランド構築には時間がかかる。メッセージは繰り返すほどパワフルになる。名前は重要で、同業で類似した名前は避けるべきとか、音の響きも留意すべき。こうした領域は、アル・ライズの本領発揮だ。
「企業を成功に導いてくれるのは、消費者だ。フォーカスは、消費者の心に働きかける」という一文は肝に銘じておきたい。
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フォーカスの重要性を強く意識づけさせてくれた。フォーカスする粒度を自分で自分考えなおす良いきっかけをもらった。
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市場原理を勝ち抜くためには、市場を分割せよ、フォーカスせよ!とひたすら事例を元に言い続けてくれる本。
二兎を追えば、いずれフォーカスした競合が現れ負ける
ブランドとは磨き続けるダイヤモンド、フォーカスし続けること
グローバル経済の発展はライン拡大のチャンスではない、規模が大きくなるほどフォーカスし、専門化せねばならない
トイザらスの成功は5ステップ、すなわちフォーカスし、品揃えを豊富にし、安く仕入れ、安く売り、市場を独占したこと
市場を作ること
革新的な製品やサービスの登場は一時的な繁栄を築くことがあっても、それがイメージやブランドをブラすものである場合は全体にマイナス効果が現れる場合もある
ともかく万人ウケを狙わないこと、市場、ターゲットを絞って戦うことが重要
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フォーカス
言われなくてもわかっている。フォーカスしたほうが、パワフルに顧客にメッセージを伝えられるし、社内の結束力も高まる。
ただしフォーカスするリスクを考え、それを優先する場合には永遠にフォーカスの思想は浸透しない。
どこかの社長は「経営はリスクをおかしてでも使命感にかられてチャレンジすること」だと言っていた。
その思想にとても共感する。
・経営者とは?「財務諸表を読みこなせるマーケター」である。
・ブランドとは、大きな獲物をしとめるための狩猟許可証ではない。カットして磨いていくダイヤモンドだ。
・ひとつの会社やブランドをずっと磨き続けるとは、すなわちフォーカスしつづけることである。
・ライン拡大も新ブランドの立ち上げもコスト面では変わらない。
・「たくさんの事を少しづつ」を終わらせよう
・合併の良し悪しは、多角化方向ではなく、それが企業のフォーカスを高めるかどうか。
・企業は品質よりもイメージを改善することを目標とすべき。
・成功した企業の多くは自社製造をしていない。
・犠牲のない戦略はない。犠牲を払うことは、すべてをあきらめることではなく、自分のポジションを「定義」することだ。
自分のポジションを定義するとは、自分と関わりのないものは何かを見極めることでもある。
・成功の鍵は、独立しつつある分野を感知し、その分野で最初のビジネスを興すことにかかっている。そして、消費者の心に浸透するブランド名をつける。
・社名ではなく、ブランド名を表に出したほうがよい