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藤木凛の新作ですvv
胡散臭い(失礼/でも褒め言葉です)話を書くなら、きな子的には絶対この人!!
処女受胎とか、壁に浮き上がるマリア像とか、○○○とか・・・オカルトな匂いがすごく好きvv
主人公が美形で、学校の生徒も美形で、どことなくBL臭がするのもこの人ならではかなぁ、と(笑)
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久々にこのサイズを一気…じゃないけど二晩くらいで読みました。いやーさすがに面白かったです、藤木稟。この方のは陰陽師系しか読んだことなかったんですけど、舞台がバチカンでも遜色なく、エンタメが上手いんだな、と。あと買ってから気付いたんだけど、イラストがTOHRES柴本さんで、あー…ベタな、という感じを受けたのですが面白かったので気になりませんでした。イラストといっても扉絵だけだったし。
内容は、バチカンの神父二人がとある教会で起きた奇跡が本物かどうか調査に赴いたところ、次々と事件が起こり次第にその教会の闇に触れていく…といった感じです。神父は平賀とロベルトという二人でキャラも立ってたし、何よりも奇跡調査が面白い!「涙を流すマリア像」とか「処女受胎」の奇跡を究明していくと実は…!という。
でもまあ何よりも残り1/3あたりからの教会の真相解明が凄かったです。フィクションだけど、これってありえるのかも〜!?と思わずにいられない、そんな内容でした。「聖痕」とかいう単語が好きな人や、『ダヴィンチコード』みたいな作品がすきな人は面白いんじゃないかな〜。
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イラストで気になったので読んでみたのだけれど、当たりでした。続きが気になって一気に読みきってしまう本。もっと書き込んでほしい部分もあるけれど、主人公二人のキャラが魅力的なので良いです。
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壮大なテーマの中に封じ込められているのは、一番美しい思いを天に届けようとする、切ないばかりに激しい人の思いだろう。「ここではない何処か」を夢見る気持ちは、今も昔も同じなのだと感じられる。
(P.87)
人は神ではない。だから誰しも欠陥を持っている。人を憎む心、物欲、愛欲、名誉欲、それは聖職者といえども同じなのだ。聖職者というだけで、特別な人間であるとはいえない。ただ救いがあるとすれば、人は様々な悪しき心と闘って、至高なるものを目指そうとする心を持っている。
(P.321)
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この著者、よく知らないんですが、男性でしょうか? 探偵役はバチカンの美形修道士2人(2人ってとこがミソ)、潜入先は男子ばかりの全寮制カソリック・スクール。これで何も起きないなんて。いや、事件そのものはおどろおどろしく進行するんだけどね。美形男子を束で登場させてるのにそっちはナシかよ、みたいな。どうなの? 後は勝手にキャラ読みでってことなんでしょうか。
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★あらすじ
バチカン奇跡調査官の平賀・ヨゼフ・庚と、ロベルト・ニコラス両神父は、奇跡申請の調査にアメリカの修道院に出向くことになった。
その奇跡とは尼僧の「処女懐胎」というカトリックでは絶対に認めることのできない内容のものであり、普通ならば姦淫を犯してしまった罪悪感からくる妄想であると一蹴すべき種類のものである。しかし、敢えてそれを調査に出向くように命じられたのは、その奇跡の裏に、バチカン=カトリックの暗黒面……派閥争いや金絡みの裏社会との繋がりなどが潜んでいると上層部が読んだからである。
ふたりは早速アメリカ南部のセントロザリオ学園へと飛んだが、到着早々、神父の殺人事件が起こり……
★感想
神父さんて萌えですよね。何でだろ。
実際BLのキャラにしてらっしゃる方大勢いらっしゃいますもんねえ。
基本は『薔薇の名前』ですかね? ええ大好きです(笑)
やはり腐の範疇ですか、この萌えは?
神父さんてだけで萌え要素は満載ですが、この作品の設定は更にすごい。
探偵役の平賀神父は、天才科学者で女顔の美青年、しかし生活能力は皆無。
ワトソン役のロベルト神父は長身の黒髪ラテン、古文書研究家(てかオタク)そして平賀が大好き。
扉絵のTHORES柴本さんのイラストがまた萌えを煽りますよ。床ローリングものですよ。
そんでもって舞台になる修道院には、付属学校まであるんですよう。もちろん全寮制男子高(;´Д`)'`ァ'`ァ
藤木稟さん、萌えキャラを作られるのが本当に上手いと思います。
藤木さんと言えばやはり「朱雀シリーズ」でしょうが、このシリーズの盲目の美青年探偵朱雀十五も萌えですよね! 性格が悪いあたりが特に。大戦前夜という時代設定も好きだ〜。
と、萌え語りばっかりしてきましたが、ミステリとしても面白いです。もちろん。
殺人事件は、殉教者の死に様をなぞった神父連続殺人事件へと発展していきます。
ふたりの調査が進むにつれ、修道院の怪しさと謎もどんどん深まり、怪しいキャラも増えていき、ホラー的なドキドキも高まり、オチは藤木さんらしい、あっと驚く大仕掛け!
あり得ない〜! と思いつつも、ドキワクしましたー。
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私的には好きでなのですが、やはり次々に事件が起こり流れに追い付くのが大変でした。
賛否両論分かれる作品かと思われます。
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「美しき天才調査官コンビ」ってな売り文句とイラストを見て「……BLっぽい?」と一瞬手を伸ばすのためらいました(笑)。が、そんなアヤシイ要素はほとんどなかったです。純粋にミステリ。しかも派手な見立て殺人。万歳。
処女懐胎の謎の真相はなんとなく分かりましたが。この事態がもつ「意味合い」には驚愕。宗教的にはそういう意味もあるのね~。カトリックなどのキリスト教についてはさほど詳しくないのですが、興味深く読めました。
そしてまさに「奇跡」や「悪魔の所業」としか思えないような派手派手しい事件の数々も、すべて論理的に解決されてすっきりです! これはぜひとも続編に期待したいですね~。
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涙を流すマリア像、壁に現れる絵画、中に浮かぶ少年…
などなどキリスト教徒たちに起こる奇跡の数々を
科学的な謎解きされていく様子は淡々として説明的だったが、
その分野に明るく無い私にも分かり易く、
かつ納得のいくレベルで読みやすかった。
連続殺人は悪魔崇拝やグロテスクな見立てがショッキングで、
加えて密室や非科学的な謎も多かったので
それを打ち破る本格然とした解決を期待したのですが
残念ながら消化不良気味・・・。
前半の細かな奇跡解明は探偵役・平賀の科学者としての
特性を生かした解釈を先述した通り楽しめたのですが
後半は事件の「動機」とそのバックにあるこの頁数で語るには
大きすぎる陰謀をざっくりとした推理で読ませてしまうので
説得力に欠け唐突な印象を受けました。
また、ネタを盛り込んだ割に未回収だったり
結局無意味だったものが多い気がする。
マリオはどうして襲われたの?
特別授業には結局深く触れないの?
特に見立て殺人は、単に事件に特異性を与えるだけじゃなく、
装飾に潜ませたメッセージや
隠蔽されたトリックの痕跡を暴くことに
ミステリとしての醍醐味があると思うのですが
本作で登場する陰惨な見立てが本当に装飾としての
役割しか担っていない気がするので残念…。
しかし、宗教・舞台・見立ての設定には惹かれます。
後半がもっとスリリングな展開あれば
ミステリ評価抜きにエンタメとして楽しめたと思います。
ロベルトが助手としてもほとんど活躍できていなかったので、
続編に色々期待してみましょう(笑)
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うーん。評価が難しい。
ネタもキャラの傾向も好きな部類。ただ色々と違和感が否めない。
敬虔なカソリックの神父が、心を許した相棒で、(本人曰く)最愛の同僚とはいえ男の唇を、蠱惑的、なんて表現をするだろうか。そう思うことで自分を責めたり後ろめたく感じたり、または彼が破壊僧ならともかく。いっそBL設定なら笑って読めたし。
個人的には謎解き部分が不完全燃焼。平賀が謎解きをしてもその時点では全てが推測で、それが正しいという裏付けも証拠もないから。クライマックスで正しいんだろうというのはわかったけど、後になっても証拠も自白も出てこなかったからすっきりしなかった。
次巻も読むけど、なんかもやもや感が残った一冊でした。
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好きな話ですが、専門用語も飛び交っていて、作者はよくしらべてらしゃるなと感心してる反面、も一つ私がこの本の世界に入り込めない気がしました。でも買わないまでも図書館においてあり時間をつぶしてでも読んだからそれなりにすきなんですけど。2巻めもよみはじめます。
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バチカンに寄せられる奇跡の報告を、真実、奇跡かどうかを
調べる「奇跡調査官」である修道士を主人公にしたミステリ。
とある修道院から修道女の処女懐胎の知らせが届き、
それを調べるために派遣された主人公たち。
でもそこにはバチカン内の勢力争いや、
秘密結社の影が見え隠れして…。
偽の奇跡を検証していくところが面白かった。
そういうトリックで、奇跡がつくれるのね、という。
処女懐胎のトリックはそういうことなんじゃないかなーと
思っていた通りだったけど、誰が何のためにか
最初分からなかったので、それが明かされた時はびっくり。
そういうことでしたかー!!
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バチカンに所属し、『奇跡』を調査し裁定する調査機関から、二人の神父が向かった先で次々おこる奇跡とそして殺人!?
タイトルにひかれて。
悪くはないが、宗教的な記載もおおく、読むのが大変であった…。
テーマは悪くないんだけど、もう少しミステリ要素が強いと面白いかな。
3つの視点が変わるのがどう収束するのかと思ったが、もっと効果的だとなおよし。
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設定のわりに全体のダイナミクスが感じられなかった。宗教もの好き、という勢いで頑張って読んだよ。登場する二人の神父のキャラが好きになれれば、もっと面白いかもしれない…。
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こういう作風が大好きな私は、ムチャクチャ楽しんで読んでました。
洋風百鬼夜行シリーズという感じもする。こっちでは妖怪、向こうは悪魔。
最初の方で犯人などは分かってしまうけど、最後までの見せ方が好き。
次回も楽しみ。
そしてイラストはトリニティブラッドのお人で綺麗。