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紙の本
封印のエスメラルダ (コバルト文庫)
著者 山本 瑤 (著)
ギーレン公国の公女ながら、ある事情によりリンデンの森で暮らす少女クラウディア。森の奥の古城で出会った金髪の貴公子に恋をしたことで彼女の運命は大きく変わっていく。その貴公子...
封印のエスメラルダ (コバルト文庫)
封印のエスメラルダ
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商品説明
ギーレン公国の公女ながら、ある事情によりリンデンの森で暮らす少女クラウディア。森の奥の古城で出会った金髪の貴公子に恋をしたことで彼女の運命は大きく変わっていく。その貴公子レオンハルトの正体は、ベルゲングリューン帝国次期皇帝だった。レオンハルトは、緑の瞳を持つクラウディアを「伝説のエスメラルダ」かもしれないというが…?伝説をめぐる壮大なロマンファンタジー。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
期待が持てる新シリーズ
2008/01/20 23:32
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お芋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
うん、これは面白い。期待が持てる新シリーズ1作目です。
次期皇帝の青年と、森で育った少女の可愛らしいラブロマンスかと思ったのも最初のうちだけ。
幸福な日々が、ある日ぷっつりと断ち切られる・・・自分だったらと想像することさえ怖くなるような、ショッキングであり、胸にずんっとくる結構骨太さが見える作品だった。
そして、ストーリーもさることながら、登場人物たちが素晴らしい。
それぞれの事情や立場、腹黒い部分、まだ隠された謎の部分も多いが、一人一人が際立ち、生きている感じがするところに魅力を感じた。
冒頭のページに”わたしが愛するもの”として、主人公の愛するものが幾つか列挙されてある。主人公の少女は、その愛するもの全てを一度に失ってしまう。
絶望の谷底に突き落とされ、悩み苦しみ、そこから再び気持ちを這い上がらせ、最後には”強欲に生きてやる”と決心する主人公。
臆病な彼女が少しずつ心の強さを身につけ、悲しみから立ち直っていく姿はとても気持ちがよかった。
次巻から、どこまでの強欲さを見せてくれるのかわくわくする気持ち半分、怖さ半分。
嫌なタイプの女の子になりすぎないことを願いつつ、綺麗ごとばかりではないヒロインが見られそうで楽しみでもある。
また、次期皇帝青年とその側近の青年の主人公をめぐる争奪戦(?)も、女の子向け小説らしく乙女心をくすぐってくれそうな予感。
話がどういう風に転がっていくのか、続きがおおいに楽しみだ。