紙の本
古い考え方だが参考にはなる
2019/04/08 21:02
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投稿者:ran - この投稿者のレビュー一覧を見る
既知のウォーターフォールモデルからアジャイル開発など他の考え方にシフトしているため、全体を通して若干現代モデルとズレを感じた。
しかしながら、上流工程への初級者しては良本、基本的な思考は時代に関係なく必要であり本書は十二分に捉えられている。
(※まったく上流工程を経験したことがない人にとっては難易度が高いと思われる)
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上流工程を目指す側として購入した。この本での上流工程は要求定義および提案、基本設計のこと。「はじめての設計をやり抜くための本」よりはその前段階のプロセスになる。
IT系の自動販売機システムに投入された新人システムエンジニアの目線を通して、一連のプロセスとその背景(e.g. 顧客組織、業務知識、ヒアリングなど)を筆者の経験に基づいて記載している。
経験に裏打ちされているため、とおりいっぺんの手段論ではなく、手法が
他のシステムに適用するには適宜技術要素やシステム化対象業務or製品などに入れ替えて読む必要がある。組み込みだと何に置き換えればいいかな、とちょっと思案。
まだ理解できていない部分もあるので、「はじめての設計をやり抜くための本」と合わせてもう少し読んでみたい。
# お客様が主人公に対してえらく寛大なところに突っ込み入れたくてしょうがない(苦笑)
# よほどの信頼があったとしても、取引先の新人にこの甘さはない、よねえと思ってしまう。
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感想はこちら↓
http://mdef.blog29.fc2.com/blog-entry-28.html
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主にシステム企画について記載されている。全編通してシステム企画(システム化の相談~試算見積~ユーザ企業内予算化~RFP作成)に関する心構えと多少の技法に関する記載がほとんどで、要件定義以降の記載はわずか。SIerで提案業務などに携わったことがあればためになる内容だが、ロールによっては全く関わらない業務かもしれない。
小ネタとして、機能関連図での線のひき方(分岐・合流させない)など、ためになるものもあった。
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PG(プログラマー)からSEへとキャリアパスを進めてきた人は、得てして、下流工程の延長として上流工程を捉えてしまいがちです。
私自身がそうであるように、ユーザ視点より開発者視点、ビジネス視点よりシステム視点にどうしても思考が偏りがちになるものです。
本書は、そういった思考の悪しき慣習を是正するため、上流工程の本来の目的/意義を教えてくれる本です。
上流工程をうまくやりたいとお考えの方々は、ぜひ本書で思考の転換を図ってい欲しいと思います。
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上流工程=エンジニアリング(読んだ印象としてはかなりコンサル寄りだが)の教科書としてかなり良くまとまっている本だと思う。
基本設計までと実装工程から後を明確に分離しているあたり、ウォーターフォールが前提になっている点だけちょっと気になる。
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備忘録
●上流工程はシステム化の企画から、要件定義、基本設計(外部設計)までを言う
●ユーザの事業に対する提供価値を考慮し、技術動向を踏まえてシステム開発する
●システムへの投資の目的は、競合他社対応、新サービス提供などの狙いを明確化することが重要
★投資の意味・目的、仕組み化と対象範囲、外部設計/事務処理設計の順で検討する
★上流工程とは経営戦略に基づいてビジネスモデルの全体像を描くフェーズであり、市場、サービス内容、対価の回収方法等を明確にすること
★漏れ・ダブりを防止するため、1枚絵で業務機能の関連図を描く
●見積り技法には、トップダウン型でKKD(経験、勘、度胸)で行う類推法や、ボトムアップ型でWBSに基づいて検討する手法がある
●決裁者が意識する3つのポイントは、投資対効果、エンドユーザの業務、組織の責任と権限.
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超上流工程(システム化企画)から外部設計あたりまで。
筆者の経験を通した実践的な意見や、図などをおりまぜて説明してあり、わかりやすく、参考になる部分も多い。
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システムを開発する上での上流工程(システム化企画・要件定義・基本設計)について書かれた本です。
最近企画や要件定義をすることが増えてきたので読んでみました。
「予算は聞くのではなく、システム導入の費用対効果を算出してこちらから提案しましょう」
「決裁権を持った人だけではなくキーマンも必ず押さえましょう」
「クライアントの業界知識はこうやって仕入れましょう」
というようなソフト面について徹底的に書かれていました。
著者の長年の試行錯誤が惜しみなく込められているので、読んで損はないと思います。
担当者が稟議を上げやすくするにはどうしたら良いかなど、色々と参考になります。
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上流工程seの仕事=顧客要望の見える化、ということなんでしょうか。
そんなにうまいことできないでしょーとか思いつつ読みました。かなりレベル高い(筆者の言うところのプロなんでしょうか)。
外注元のシステム担当の人とかが読んだ方が相手が何をしようとしているかわかっていいんじゃないかなあとか思ったり、、
前職での外注先はウォーターフォールな開発だったことを知った。感じていた問題点に対する"あるべき"アプローチみたいなのはわかったんだけと、しっくりこなかった。
というわけで、次はアジャイルサムライを読むことにした。
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上流工程とはこういうものだ、というのがなんとなく分かる本。
ただ決められたものを作るのではなく、顧客のビジネスを作っていくという考えがないといけないと思う。
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うーん。
やり抜くためには1工程1工程の説明が薄いかも。概要レベルだ。
レールは引いたから各自調べて頑張るように!という本なのかも。
上流工程に的を絞ってくれたら読みやすいのになぁと。
薄い割には前提的な知識がないと理解しずらい事が多く、初めて上流工程をやる人には、あまりオススメしない。
ただ、工程の見落としが無いか網羅的に使う分には便利かもしれない。
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■第1章 上流工程とは
システムとは、「業務の仕組み」であり、情報システムはITを駆使して実現する業務の仕組みだと理解した。
業務を最適化する上で、IT/非ITは関係なく、まず理想のビジネスモデルを描く事が重要であると感じた。
その上で、手段の1つとしてITを駆使するのがSEの仕事だと思う。
そのためには、お客様の社内調整など泥臭い事も立派な仕事である。
■第2章 新業務を描け
企画を行う上で、
Why(なぜシステム化するのか) → What(何をシステム化するのか) → How(どうシステム化するのか)
は、超重要だと思う。特にWhy。ヒアリングする際にも意識が必要。
その上で、お客様にヒアリングする前から、常に仮説思考を行っていると話が進みやすいと感じた。
インタビューを白紙でしない、とか、関係者全員にしないというのは納得。
聞く内容を事前に決めて仮説思考をしておかないとインタビューの効果は小さい。
また、関係者全員にインタビューを行うと内容が多岐にわたり、全てを取り込めずインタビューをした人が不満を持ってしまう。
■第3章 ITを位置づけろ
自分の業務がサーバ基盤なので、少し関係性が薄いので未読。
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非常に面白かった。
ユーザ企業の情報部門にいる人間としては、上流工程が本来やるべき仕事を俯瞰でき、ベンダとの接し方を考える上で参考になった。
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設計と実装のうち、「設計」の全体像や進め方が細かな部分まで網羅されている。文字が多いが諦めずにじっくり読み込むとかなり理解できる。
また、タイトルに上流という言葉がついているものの、あとがきで、「上流と下流」を「設計と実装」に言い換えたいと述べている。これには激しく同意。