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紙の本
センネン画報 その1
著者 今日 マチ子 (著)
【文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品(2007年)】時間を超えて、気持ちが通じ合うことの喜び−。叙情マンガ家・今日マチ子がブログ『センネン画報』に描き続けた1ページマ...
センネン画報 その1
センネン画報
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- 税込価格:2,640円(24pt)
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商品説明
【文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品(2007年)】時間を超えて、気持ちが通じ合うことの喜び−。叙情マンガ家・今日マチ子がブログ『センネン画報』に描き続けた1ページマンガの中から選んだ傑作選。描き下ろし長編マンガ「海から36km」も収録。〔「センネン画報+10 years」(2018年刊)に改題増補改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
今日 マチ子
- 略歴
- 〈今日マチ子〉1980年生まれ。東京都出身。東京藝術大学美術学部卒。セツ・モードセミナー卒。漫画家、イラストレーター。「ほぼ日マンガ大賞」入賞。文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」受賞。
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紙の本
この感覚は味わうもの
2008/07/01 16:20
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arayotto - この投稿者のレビュー一覧を見る
コトバにできない思い、ってのがある。
例えば、ニベアのふたを開け、香りをかいだら、なぜだか冬のにおいがした。
なんていう感覚なんてコトバにしても伝わらない。
でも絵だったら伝わるかも。
そう、たしかに伝わってきた。
理解(わか)る、というのではない。伝わる、という感覚。
上のニベアの話は、マンガ家・今日マチ子「センネン画報」のなかからの1頁。
これは、同名のブログが一冊の本になったもの。
日々更新されるブログのマンガに触れるのが最近の楽しみのひとつになっている。それが一冊になったからには読まねば。
描かれている殆どが、自分とはほど遠い世界である女子高生の話ばかりだから、我ながらどうかとも思うが、オヤジだって心魅かれる物語ばかりだから、たまらない。
すべてが理解(わか)る、なんてことはないが、遠い昔の教室世界がよみがえってくるから不思議だ。
「センネン画報」に描かれているいくつかに、あのころなぜだかしたことがあるものもある。
電動の鉛筆削りに新品の鉛筆を差し込み、なくなるまで指先で鉛筆のお尻を押し続けたこと。
彼女の跳ね上がった一本の髪の毛にアンテナを感じたこと。
そして、教室の片隅にかかったままのハンガーの肩に両手を添え背伸びして顔を寄せたくなる気持ちも、したことはないけど、なんとなくわかる。
かつての男子がこんなんならば、かつての女子や現役の女子にはたまらない1頁だらけだろう。
青色が中心の淡いイラストタッチの絵には、瞬間を感じる。
長編の「海から36Km」以外、台詞はほとんどないが、書かれていない会話が聞こえてくる。
今日マチ子さんのマンガを「いいなぁ〜」と眺める感覚をこれからも大切にしていこうと思う。
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絵の詩
2016/01/21 14:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もく - この投稿者のレビュー一覧を見る
文字じゃなく絵で語る、絵の詩みたいな本。
今日マチ子さんの描く青がきれいで、どこか悲しくなる感じが好きです。
紙の本
好きな人は好きだろうね
2017/08/16 06:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
雰囲気、作風があって、好きな人は好きだろうね。
字がないページも多く、絵で語るみたいな感じ。タイトル合ってるな。