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商品説明
1983年、ドキュメンタリー番組の制作に携る著者は、日韓の文化交流を描く番組を通じて、韓国陶芸の復興をめざす作家、趙誠主氏と出会う。物語の第一部は、ソウルオリンピックが開催された激動の80年代、ソウル郊外の窯場を訪ね、陶芸家夫妻や幼い息子たちと過ごした思い出の日々。第二部は20年後、文筆家となった著者と、夫妻そして成人した兄弟との再会—。ハングル混じりの会話とモノローグで綴られる家庭のほのぼのとした日常に、韓国の社会問題や朝鮮陶芸史の空白と日韓関係など、スパイシーな話題が絡まる。テレビドラマのような描写と展開で、日本人がとうに忘れ、韓国でも薄れつつある「家族の絆」をみごとに描いた新感覚のノンフィクション。【「BOOK」データベースの商品解説】
激動の韓国を舞台に、孤高の陶芸家の家族と日本からやってきた「アジョン(おじさん)」が繰りひろげる心の交流−。テレビドラマのような描写と展開で、日本人がとうに忘れた「家族の絆」を描いた新感覚ノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
多胡 吉郎
- 略歴
- 〈多胡吉郎〉1956年東京生まれ。NHKでディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。2002年に退職し、英国で文筆活動に入る。著書に「吾輩はロンドンである」など。
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