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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.6
  • 出版社: 朝日新聞出版
  • サイズ:20cm/310p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-02-250444-9

紙の本

菅直人市民運動から政治闘争へ (90年代の証言)

著者 菅 直人 (著),五百旗頭 真 (編),伊藤 元重 (編),薬師寺 克行 (編)

「権力の中枢は空洞だ!」と喝破する「攻撃型アナリスト」は、日本政治をどう変えようとしているのか。菅直人が、政権をめざす闘いの軌跡を語る。『論座』連載「キーパーソンが語る証...

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菅直人市民運動から政治闘争へ (90年代の証言)

税込 1,870 17pt

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商品説明

「権力の中枢は空洞だ!」と喝破する「攻撃型アナリスト」は、日本政治をどう変えようとしているのか。菅直人が、政権をめざす闘いの軌跡を語る。『論座』連載「キーパーソンが語る証言90年代」の単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

菅 直人

略歴
〈菅直人〉1946年山口県生まれ。東京工業大理学部応用物理学科卒業。96年鳩山由紀夫氏らと民主党を結党、鳩山氏と共同代表に就任。2006年民主党代表代行に就任。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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紙の本

次期総選挙で民主党が圧勝するという観測報道が相次いでいる。だからというわけで、本書を手に取ったわけだが、いや、新たな発見満載だったことは、誠にうれしい誤算だった。

2009/08/24 18:22

20人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ご存知の通り、現在民主党の党代表代行を務める菅直人氏は「市民運動」をその原点としている。市民運動といえば「プロ市民」という名称が示す通り「市民」と言いながら、その実態は一般市民とはかけ離れた「全共闘の極左暴力集団崩れ」等いわゆる極左が多い。だから私は「市民と聞いたら眉につばをつけろ」と常々諸君に呼びかけているくらいだ。ところがこの菅直人は違った。彼は学生の時分から、いわゆるサヨクとはかなり距離を置いた立ち位置にいたのだ。彼が東京工業大学の学生だった頃、もちろん「学生運動」に身を投じたのだが、彼は全共闘でも民青でも体制派でもないノンセクトに属し、師と仰いだのが私も敬愛する永井陽之助、高坂正尭といった、いわゆる現実主義者の政治学者たちであったというのだから驚きだ。菅が学生だった当事、学生のヒーローといえば時流に阿る坂本義和や関寛治ら非武装平和主義論者ばかりで、現実主義者というのは侮蔑用語で左翼色の強かった学生の間では極右扱いのはずだった。その永井や高坂を敢えて選択したというのだから菅を左翼扱いするのは根本的な誤りであることが分かる。

彼は「市民運動」を始めて最初に着手した問題が、日本のサラリーマンの頭痛の種である「住宅地の価格はなぜ高すぎるのか」という問題だったというのも凄い。私は長谷川徳之輔という建設省出身の偉大な「師」にバブル時代にマスコミを通じて巡り合い、その教えを信じたお陰で今日まで住宅ローンを背負うことなく無借金生活を続けているわけだが、その長谷川氏と同趣旨の議論を、彼を遡ること10年前に展開した偉大な農業経済学者華山謙という教授がいて、その教えを受けて日本の住宅地価格をなんとか下げられないかと東奔西走したのが菅直人だったというのだから驚きである。彼の著書『地価と土地政策』によれば、日本の住宅地が常に高すぎるのは都市の通勤圏内に大量の農地が農地として温存され、住宅地の供給がなかなか増えないからだという。なぜ住宅地の供給が増えないかといえば、華山氏いわく、その最大の原因は「農地の税負担が安すぎることで、今の制度だと農地として持っているほうが経済原則にマッチするから」だという。都市近郊に農地を保有する農家は巨大資産家であり、すでに欲しい物は全て持っている。しかも農地一反に対する評価は、住宅地だと3億円以上となるが農地のままだと90万円にしかならない。だから娘が結婚するとかよほどのことが無い限り農地を売るなんてことはしない。例外的にしか放出されない農地に圧倒的多数のサラリーマンが殺到するから、通勤限界地の土地の値段(所沢、高尾、南大沢、中央林間、土気あたりか)がサラリーマンの負担の上限で決まる」ことになるという。グローバルな競争を残業に次ぐ残業で勝ち抜き、企業の業績が上向いて給料が増えたって自分の影を追いかけるように土地の価格は上昇していくから、まるで都会の大企業に勤めるサラリーマンは「鵜飼の鵜」よろしく稼いだ給料の大半を「地主という名のヒャクショウ」どもに貢ぐ構造になっている。これを打破するのが「農地の宅地並み課税」だと菅氏は喝破したというのだから偉い。そこらへんの偽装「市民」運動家は二言目には「地産地消」「都市近郊農地は都会のオアシス」「都市近郊農地のお陰で都会の平均気温が数度下がっている」などという嘘八百をNHKとつるんで連呼しては、ヒャクショウによるサラリーマンの収奪を永続化しようとするのが普通だが、ここでも菅直人は重すぎる住宅ローンからサラリーマンを解放するにはどうすべきかという「市民の目線」で政策を研究していたのだ。すごい。すごすぎる。まあ、もっともこういう右肩上がり不動産神話も総人口の縮小と総世帯数の縮小という時代に入って完全に成り立たなくなっている。自民党は、あいも変わらず「地価をあげるにはどうすべきか」などという研究会をこっそり開いているようだが、そういうことは、もはや不可能であることを知るべきだ。ザマーミヤガレ。

もちろん本書の白眉は政治家・菅直人の証言だ。全体を読み通して、彼はかなり率直に証言しているなという印象が強い。宮澤喜一みたいに腹に一物も二物ももって発言しているのとは違って、言葉のインパクトが強いのだ。これはある種の正直さ無しには出来ない芸当である。印象深かったのは「市民運動あがり」にもかかわらず菅直人は政治についてはリアリストであり、田中角栄ではないが「政治とは数であり、数は力である」と言い切っていることだ。何か政策をやろうとしても議会制民主主義では過半数を抑えねば何も出来ない。かつての日本社会党のようにそもそも過半数を取る気も政権を担う気も無かった「腐れ政党」ならいざ知らず、政権をとろうと思っているなら、「小異を捨てて大同に付く覚悟は当然である」と菅は言い切る。己の主張にこだわり純粋さにこだわれば政界における数は限りなく縮小し、それと比例して議会における発言力も低下するが、それじゃあ政治をやっている意味は無い。しかも面白いことに「政党は小さいほうが運営しにくい」のだという。土井たか子が率いていた「社民党はイデオロギー的にはあまり差が無い人が集まっていたにもかかわらず意見が分かれることが多かった。人数が少ない分、対立がシリアスになる」という証言には思わず笑った。政党というのは大きくなればなるほど意見の集約をやりやすく、小さくなればなるほど分裂するという指摘は、実際に経験した人で無いと出来ない指摘だろう。

労働組合が自らの組織引き締めのために選挙を活用しているという指摘も興味深い。これは選挙という「祭」がなければ、労働組合がもはや組織を維持しかねているということなのかもしれない。

政党、政治家評も秀逸だ。「絶対的服従を求める教祖を中核とする宗教と議会制民主主義に立脚する政党とは根本的に相容れない」と公明党に強い違和感を表明する一方、あれほど対立した小泉純一郎を「自分と似たタイプ」と評価し、密かに友情さえ示しているのは発見だった。竹下登の人心掌握術と気配りを素直に評価しているのも良い。バカだなあと思ったのは、おそらく司会の薬師寺だろうがイラク問題での小泉発言「自衛隊の行った所が非戦闘地域だ」を「緻密な議論が必要なのに、こんないい加減な議論をしてしまう小泉流の欠点」であるかのように話を振っている点だ。日本の安全保障の根幹たる日米同盟が揺らいでいるときに、現実的にはありえない無意味に精密な議論を繰り返していた日本政府の殻を易々と破り、事実上の解釈改憲を行って日本の安全保障環境を劇的に改善したところに小泉流の天才があって、それを多くの国民が目ざとく見抜いて喝采を送った事実をどうして正面から見据えないのか。ここら辺が朝日新聞の限界なんだろう。

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2011/09/17 10:02

投稿元:ブクログ

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