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商品説明
香りがよくて、おいしくて、そのうえヘルシーな「エクストラ・バージン・オリーブオイル」を毎日使わない手はありません。和食と相性がバツグンにいいオリーブオイルを使った、約50のレシピを紹介します。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
青木 敦子
- 略歴
- 〈青木敦子〉実践女子短期大学家政科卒業。イタリア料理研究家。オリーブオイルソムリエ。料理スタジオ「Ambrosio」主宰。著書に「調味料を使うのがおもしろくなる本」など。
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紙の本
メタボ治療(予防)にもいいかもしれないね!
2008/11/04 18:35
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:赤毛の餡 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「菜種やひまわり、ゴマ、大豆、とうもろこし…、私たちが日頃使っているオイルのほとんどは、植物の種子からつくられる「シードオイル」です。小さな種からオイルを絞り取るためには、熱を加えたり、化学処理をしたりと多くの製造過程を経ることになりますが、オリーブオイルだけは違います」-ふん、ふん、なるほど。製造法が違うんだ。乱暴な言い方をすると、オリーブオイル絞ったままの生ジュースなんだね。
だったら、エクストラバージンオイルは香りがいい上に、栄養価が高いということも理解がしやすいでしょ。生ジュースと濃縮還元ジュースを並べられたら、どっちを手に取るかしら。エクストラバージンオイルは血液中の善玉コレステロールの増加させるオレイン酸の含有量が、植物油の中でトップ。また、リノール酸の含有率はもっとも母乳に近いので、イタリアの母親は、スキムミルクにエクストラバージンオイルを混ぜて飲ませることもあるんだって。イタリアンだけじゃあなくって、和食には合わないかなあというコンセプトで書かれたのがこの本。
真っ先に載っているレシピは、「和」と「オリーブオイル」のコラボを、触発させられるきっかけとなった〈イタリアンな冷ややっこ〉。つくり方は「豆腐を皿に盛りつけ、好みの量の塩をのせ、オリーブオイルをまわしかける」、ただそれだけ。美味しく食べたいのだったら、豆腐、塩、オリーブオイルを吟味すればするほどレベルは上がると思うけど、試作では、そんな面倒? なことやってられません。でも、十分、美味しかったよ。
その「冷ややっこ」の後に【第1章 オリーブオイル使い回し術】《毎日便利! 基本のオイル&ソース 9種類をマスター》がある。オリーブオイルを軸にした、バジルソース、アンチョビソース、ショウガ・ニンニク・長ネギオイル、ローズマリーオイル、マーマレードソース、ガーリックオイル、もずくとコチュジャンのソース、ユズコショウと青のりのソース、青ジソソースの9種類のどれかを使って作る。保存期間はもっとも短い「もずくとコチュジャンのソース」で冷蔵庫:1週間。長いものは「ローズマリーオイル」で常温:2カ月。当然、作り方は載っています。「基本」以外の「オイル&ソース」のレシピはそのつど。
【第2章 意外な出会いでおいしさアップ】の〈根菜たっぷり和風ミネストローネ〉が美味しかった。具材はレンコン、ゆでタケノコ、ニンジン、戻した干しシイタケ、サトイモ、タマネギ、それをすべて8mm角に切る。スープもシイタケの戻し汁や和風だしを使い、後は普通のミネストローネとほぼ同様。レシピが2人前なのはありがたい。
へそ曲がりな私としては、中には茶々を入れたくなるような料理もある。例えば〈意外な出会いのびっくりチヂミ〉。いつから「チヂミ」は「和食」になったんでしょう。ま、美味しければよしとしましょうか♪